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1-5

龍はしばらく上空を旋回し、ある一点に向かい突進し、その衝撃は凄まじく地震が起きた。あの龍には見覚えがある

「あの乗り上げた龍だ!」

ジャンヌは剣を抜き、龍の降りた方向へ走った

「キッカ!ヤチョウ!またね!」

アルテナは2人に手を振りジャンヌの後を追った、キッカ達も出向こうとしたがエルフに止められた

「この森に無断で入ってタダで済まないですよ、いにしえから禁域とされた場所の理由が分かります」

そう言ってニコリとした、意味が分からず混乱したがエルフにお茶を勧められオドオドしたが椅子に座った


アルテナ達が衝撃のあった場所に着くと、龍が当たりを駆け回っていた、その目先には悟空達が逃げ惑っている

「悟空!」

「アルテナ!くるな!逃げろ!!」

龍は悟空をしつこく追い掛けている様で、猪八戒が躓いてコケても無視していた

「悟空いま助けるね!」

アルテナがクローを装着し龍の足を狙いに走った、龍は興奮している様で冷静に見ていたのかアルテナをしっぽで薙ぎ払った。上空から高く飛び上がったジャンヌが龍の後頭部に剣を突き立てた、が、鱗が硬いせいか刺さったが抜けずにいた

「俺っちが何とかするからお前らは逃げろ!」

悟空は龍が気を取られているところを顔面に数打キックを入れた、それに気付いた龍は炎を吐いた

「あちぃー」

そこにアルテナが腹を狙い重いパンチを何度も打ち込んだ、龍は地面からちょっと浮き自身の重さで地面に伏した、それをいい事にジャンヌの剣の元に登りジャンヌの刺さった剣を上から殴りねじ込んだ

「師匠!抜いて下さい!もう一度いきます!」

アルテナがジャンヌを見るとジャンヌは呆れた顔をしていた

「抜けない物を更に抜けなくしたね」

その言葉を聞きアルテナはぽかんとした、龍はヘッドバンクを決め、ジャンヌは剣に捕まったがアルテナは吹き飛ばされてしまった。地面に着地したアルテナは構えをし、龍のしっぽがしつこくアルテナを叩くがアルテナは回転しながら避けた

「師匠!無事ですか!」

「アルテナも無事かい!」

「俺っちに任せろ!」

悟空が龍の足に如意棒を突き立て、如意棒の先端に捕まりジャンヌを拾って逃げた

「ああ!私の剣が!」

「アイツ倒したら抜いてやるよ!」

悟空はジャンヌを小脇に抱えながら走った、小柄なクセに腕力はいっちょ前にあるみたいだ。アルテナは駆け足で龍の足元まで走り、龍の足を力いっぱい蹴飛ばした、バランスを崩した龍は倒れた

「今です!」

龍の頭まで走りアッパーカウンターを食らわせようと構えたが、龍の放火の威力に乗り遠く飛ばされてしまった、ガードをしていたアルテナは自身の毛が燃えているのに気づき火消しをしてどこまで飛ばされているか見ていなかった。睡蓮の葉の様な大きな葉っぱに着地したかと思ったら、葉は大きく沈み勢いよく飛ばされてしまった、空高く飛ばされたアルテナは慌てふためいた。

上空に戦艦よりも大きな船が飛んでいて、上部のガラスになっている所に辺りガラスを破って中に落ちた

「いたた、ここは?」

船の中には白く綺麗な衣装を身にまとった白く背の高い人達がこちらを様子見している

「貴女は何処からいらしたんですか?」

白い人が1人声を掛けてきた、アルテナはこれまでの経緯を話し、白い人が怪我の手当をしてくれた、白い人に連れられ船の上部の部屋に通されると、中にはテラスの様になった部屋がありそこに2人の男が腰掛けていた

「その子はどうしたんだい?」

白い衣装を着た男がアルテナを指さした、白い人が代弁をしてくれた

「なるほど迷い人か、この数千年で初めての客だよ」

男に促され2人の前に用意された椅子に座った、もう一人の男は全身黒ずくめで仮面を被っていて表情が分からない

「ようこそタルタロスへ」

白い男はアルテナに紅茶を入れてくれた

「あのお茶している場合では無いのです、すぐに帰らないと」

「お前は獣人か」

黒い男が初めて発言した、その言葉は語気が強かった

「あ!獣人提携証明書持ってます!危害を加える気はありません!」

「そんな物は必要ない」

「良かったです」

アルテナがホッとすると黒い男が前かがみになってこちらを凝視した、と言っても仮面を被っているから分からないが、ただでさえ背の高い男が前に出ただけでも圧巻する

「汚い人間の血が混ざっているな」

その言葉にアルテナはギョッとした

「母は汚くありません!村で1番美しい人でした!」

「誰を前にして言っている」

「知りません!知らない人に母を侮辱されたくありません!」

白い男が手で制してきた、どこか朗らかな顔をしている

「まあまあトウリ、あんまり失礼な事は言わないよ」

「トウリ?どこかで…」

そこで黒い男は背を正した

「破壊神アレースと呼ばれているよ」

その言葉にアルテナは全身から汗が吹き出した、かつて魔物を繁栄させ、大陸を切り裂き幾つもの島を作った張本人だ

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