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獣人の少女アルテナの冒険譚 ~神様との出会いが私の運命を変えた~  作者: 天津滝三五


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11-6

アルテナ達がシャボン玉の中で安堵していると、そばでタルタロスが落ちて行くのが見えた、傾斜の状態で下降しているタルタロスに、トウリとジャンヌはまだ戦っていた

「私も参戦せねば」

アーサーが羽を広げるが、ソフィアが止めた

「このシャボン玉の中から出ようと思ったら、シャボン玉が割れてしまうからそのままいて欲しい」

アーサーは胸の辺りで拳を握った、アルテナもトウリ達の動きをよく見ていた

「ソフィアさん!早く地面に着くこと出来ないですか?」

「重力魔法を掛けたら早くなるけど、シャボン玉がどうなるか分からないよ」

そこに悟空も口を挟む

「お前バカか!飛行船もアイツの魔法で早く飛ばしてタルタロスに激突したろ!俺らも地面に激突するぞ!」

「ここは一旦大人しくしましょう」

三蔵法師もアルテナとアーサーを説得した、アルテナはいても立ってもいられず村での祈りをした

「踊り出すのかと思った」

悟空は拍子抜けしたのか、その光景を呆然と見ていた、するとアルテナは内側から光だし、力を蓄えているように見えた。その間シャボン玉の外ではヘラクロスがジェット機を背負いながらシャボン玉に攻撃しているが、ソフィアが結界を張っていた

「二重魔法、ソフィアさん凄い」

キッカとヤチョウは口をあんぐりと開けた、しばらくアルテナは祈りをしていると、地面に着きシャボン玉は自然と割れた、その瞬間ヘラクロスが襲って来るが、アルテナが地面を強く踏みしめ地面は捲り上がり、ヘラクロスは巻き込まれ地面の下に埋まった。アルテナは力強く走ると、墜落しているタルタロスへ向かった、そこにトウリ達の姿は見えず辺りを見渡し、そこへ上からジャンヌが斬りかかる、間にトウリが入り聖剣で止めた、つかの間の事だった

「トウリ様!お師匠は私が!」

「いや君には危ない」

その時タルタロスから爆発音とルクトの声が聞こえた

(ちょっと手伝って欲しいなぁ)

トウリはジャンヌを突き飛ばすと地面をツルのようにし、ジャンヌを拘束した

「アルテナ、ちょっと行ってくるけど彼女に近付いちゃダメだよ」

トウリはそう言うと素早くタルタロスへ向かった、ジャンヌの拘束はロボットの手によりあっさりと解放されてしまった、アルテナは急いでジャンヌの元へ行く

「お師匠!」

アルテナは拳をジャンヌにぶつけるが、ジャンヌは魔剣でガードした、拳と魔剣がぶつかった瞬間魔剣は少し白くなる。アルテナは龍鉄鋼の核の事を思い出し、手応えがあるので無いかと思いパンチを連発した、ジャンヌは簡単にかわし幾度もアルテナを斬りつける

「邪魔なんだよ!」

ジャンヌが魔剣を強く突き刺すのをアルテナはバク転しかわす、そして魂の癒しの踊りをし花が舞う、ジャンヌはそれを見て一瞬戸惑う

「何これ?」

花が幾つもジャンヌに当たり体に吸収され、気味悪がったジャンヌはそれを振り払い、ジャンヌは怒りアルテナに斬りかかった、アルテナも構え、ジャンヌの体を狙って拳を打った。アルテナの拳がジャンヌの胸に当たった瞬間、ジャンヌの体は元の色を取り戻した。がジャンヌの魔剣はアルテナの肩を貫いていた

「あ、え?アルテナ?」

ジャンヌの元の声に戻ったのを聞いて、アルテナはジャンヌの正気が戻った事を確かめた

「お師匠」

その時ジャンヌの胸をトウリは背中から聖剣で突き刺しそれは貫通した

「アルテナ!無事かい!」

焦ってアルテナを確認するトウリは、アルテナの肩に刺さった魔剣を見て眉をひそませた

「お師匠」

アルテナがジャンヌの頬を触ると、一瞬意識を失っていたジャンヌはアルテナの目を見た

「アルテナ、今度はちゃんと技を教えるからね」

「はい、今度はちゃんと聞きます」

その時トウリは聖剣を抜き、ジャンヌの胸から大量の血が吹き出した、その血は大量に魔剣に降り注ぐ、アルテナはジャンヌの胸を押さえ泣きじゃくった。トウリは魔剣を取るとよく観察した

「魔剣に血が着いてしまった、まずい事になったね」

魔剣は赤く光を帯びた


挿絵(By みてみん)

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