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エッセイ

結局、読んでくれた人の何%が評価してくれているのか分析してみた

作者: 御厨カイト


自分の作品がどれだけの人に読まれているのかを示す「PV数」

これをこれからの作品に活かす目安や目標、心の支えなどにしている方は結構いると思います。



そして、その「PV数」と対を成すのが「評価ポイント」

これもこれからの活動の指針や目標、生きがいにさえしている人はいると思います。

何ならこっちの方を重視している人の方が多いかも?



そんな小説執筆&投稿活動している人たちからしたら切っても切り離せない2つの要素ですが、この2つの相関関係、皆さん気になりませんか?

……つまりは「結局、読んでくれた人の何%が評価してくれているのか」気になりませんか?という事です。

私は気になります。



なので、今回100作品以上の短編を投稿してきた私が自分の作品を使って分析してみました!

(折角沢山作品を投稿して来たのでジャンル別に分析しました)




今回分析したジャンルは恋愛[現実世界]、ヒューマンドラマ、コメディー、ホラーの4ジャンル。

何故、この4ジャンルを選んだかというと私がこの4ジャンルに10本以上作品を投稿しているからです。

(……流石に、判断材料が多いジャンルの方が良いと思ったためこういう感じにさせて頂きました)



そして、問題の「読んでくれた人の何%が評価してくれているのか」の何%の部分の求め方ですが、これは簡単です。

単純に評価人数を読んでくれた人(ユニーク人数)で割れば良いのです。

これで求めていた値が得れます。



これで分析ジャンルも求め方も決まったので早速分析していきましょう!

……と言いながらもう結果は出ているので、その結果を見せていきたいと思います。

(Excel君は凄く優秀ですね)





まずは恋愛[現実世界]から。

一番作品数が多かったので、凄く大変でしたが結果はこちら!




ハイ、ドンッ!




挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)




画像にも書いているように右からタイトル、評価数、PV数、ユニーク人数、評価人数、評価する確率という感じに数値が並んでいます。

そして、一番下に各値の平均があるという感じです。

(中央値についてはただ単に私が気になっただけなので、無視していただいて構いません)


評価する確率については%に変える前の値なので凄く小さい値が出ていますが、一応「0.01」という値は「1%」を表しています。

(基本的に割り切れないものが多かったので四捨五入で計算しています)



ふむ、こう見て見ると結構値は作品ごとにバラバラなのが分かります。

中々面白いですね。




各作品の評価数やPV数なども今回出しているので、折角なのでそこら辺もついでに分析してみようと思いますがやはり、なろうの中で屈指の人気ジャンルなだけに全体的にPV数が高いですね。

それに加え、実は「恋愛」のジャンルで投稿すると「ラブノベ」という小説家になろうを運営している「ヒナプロジェクト」が作成した恋愛小説専門サイトにも投稿されるようになっているため、見られる場所が多くなっており全体的にPV数が増えている要因となっております。



……まぁ、一部のデータが高いので平均値も凄い事になっていますがこういう時は中央値の方が参考になる気がしますね。

流石に毎回100pt超えるような作品を投稿するのは難しいですし……



恋愛の「異世界」の方はまだまだ悪役令嬢系が強いですが、「現実世界」の方は結構色々な話が伸びる気がします。

何だかんだ「青春」×「恋愛」が強い傾向ですがね。



……っというちょっとした自己分析は置いておいて、ここで気になるのはこのジャンルでの読んでくれた人の評価してくる確率ですが、平均を見て見ましょう。







「1.6%!」







……うーん、これだけ見ると低いように感じますね。

まだ、他のジャンルの結果を見ていないので何とも言えませんが。





さぁさぁ、テンポよくいきましょう!

次は2番目に作品数が多いヒューマンドラマです!

結果はこちら!





ハイ、ドンッ!





挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)




こちらも先ほどと同じ感じに数値が並んでいます。



ヒューマンドラマは「文芸」という要素の中では結構読まれるジャンルだと思っているのですが、如何せんこう見ると伸びている作品が少ないですね……

正直に言うと、このジャンルってどんな話を書いたら皆さんに読まれるんでしょうか……?

やはりヒューマンドラマだから「人間関係」とかを書いたら良いでしょうけど、ただそれだけを書いても伸びないですし(数値を見ながら)

意外と「癒し」に特化させた作品が読まれている感じがありますが、



うーん、難しいー!




何だか悲しい自己分析となってしまいましたが早速、確率の方を見ていきましょう。





「2%!」






おぉー、綺麗な値が出ましたね!

四捨五入をしていると言えど、結構バラついていたのでさっきの恋愛みたいに小数点が付くと思っていましたが……びっくりです。






そんな驚きの数値が出たところで、次に行きましょう。


お次はコメディーです。

早速結果はこちら!






ハイ、ドンッ!




挿絵(By みてみん)





こちらも相変わらず、値にはバラつきがありますね。


コメディーって個人的に一番謎なジャンルだと思っています。

おすすめキーワードの中に「ラブコメ」というワードがあるぐらいなので、全体的に見たらラブコメは多いのでしょう。

ですが、やはり「笑い」に特化させた作品や、最近だと悪役令嬢系やファンタジーの世界観の作品が投稿されランキングに載っているのでヒューマンドラマと同じような感じで結局どんな話を書けば伸びるのかよく分かっていないジャンルとなっています。



でも、やっぱり「ラブコメ」が強いですね~



「ラブコメ」と「恋愛」との違いを書き分けるのが結構難しいという悩みは置いておいて、確率の方はどうなるでしょうか見ていきましょう。






「1.8%!」






……ここで計算していた私は1つの仮説が浮かびました。

これ、結局は2%に近い値に収束するんじゃないかと。



私が考えたこの仮説は当たるのか。

最後のデータを見ていきましょう。




最後はホラーですね。

結果はこちら!





ハイ、ドンッ!





挿絵(By みてみん)





やはり、当たり前ですが値にはバラつきがあります。

個人的には結構健闘しているジャンルだなと色々値をまとめながら、ニヤニヤしていましたw


なんせ、「文芸」という要素の中では結構読み手の数が少ないジャンルである「ホラー」(個人的に)

そんな中でなろうの中で屈指の読者数を誇る「恋愛」と同じぐらいの成績を残せていることに凄く達成感を感じています。


……正直に言うと読み手が少ないからこそランキングに入ることが出来るポイントの範囲が圧倒的に低いため(ブクマ1個でも可能)、逆に言えばポイントさえ入ればランキングに入ることが出来るジャンルでもあります。

(ですが、意外とこのジャンルの読み手さん達はシビアなので面白くないと伸びないので結構大変)





そんな健闘しているジャンルでの確率はどうでしょうか。






「1.6%!」





ほう、恋愛と同じ値になりましたね。

こういうので値が同じになる事にも中々驚いていますね。




さぁ、ここで最終的な確率はどうなるのか。

この4ジャンルで出た確率の平均を求めてみると……







「1.75%!」






計103作品を使って分析した結果、読んでくれた人が評価してくる確率というのは「1.75%」という事になりました!

四捨五入したら1.8%、大目に見たら約2%ですかね。





最終結果はこうなった訳ですが、いかがだったでしょうか!

個人的には仮説とは当たらずも遠からずという感じで、中々面白い結果が出たなと思っています。




こういう計算をするのは個人的に凄く楽しかったのですが、如何せん評価数やPV数などを全部調べて手打ちで入力するというのが凄く大変でした。

作品数も多いので、半日ぐらいかかりましたからね…………でも悔いは無いです!



多分、もっと使う作品数を多くすればもっと正確な値が出ると思うので私の作品数が500作を超えたら、またこのような分析をやってみたいと思います。




皆様、もし時間があったらこういう分析をやってみたら如何でしょうか?

何か面白い発見があるかもしれないですよ~!






ここまで読んで頂き、どうもありがとうございました!

もし面白いと思ったら、評価や感想を頂けると嬉しいです!




それでは、御厨カイトでした!









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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白い! [一言] やはり100分の1ぐらいしか評価いただけないのですね。 そーだろーなーとは思ってましたが、具体的数字で見せていただき興味深かったです。
[良い点] これ!まさに気になっていました。 [一言] 自分は通常、自分内需要があるものを書いているので、 他人の需要……もとい、ポイントはあまり気にしていないのですが、 エッセイをアップしたと…
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