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情報商材

作者: Nostalgia

騙す人「こんにちは~」

騙される人「あぁ!!!みきちゃんですか?!!こんにちは」

騙す人「一文字ちがい!みゆきですよ(笑)今日はよろしくお願いします~」

騙される人「あ、そうだった、老眼進んでて(笑)こちらこそよろしくお願いします!」

騙す人「どっちかと言うと記憶力、、、でもほんとゆきと君優しい人そうで良かった。バッグダサ、カネアルノカナ、、、」

騙される人「いや、みゆきちゃんも実物めっちゃかわいくて緊張しちゃってます(笑)」

騙す人「とんでもないですよ~で、いきなりなんだけど、このビジネスを紹介したくて~」

騙される人「え?!ビジネス!!」

騙す人「そうそう!ゆきと君ってさ今の状況に満足できてる?仕事でこきつかわれたり、上司に媚びたり、将来の老後2000万問題とか心配じゃない?自由な生き方したくない?」

騙される人「あっ、実は僕無職なんですよね?」

騙す人「え?」

騙される人「え?」

騙す人「え、でも仕事欄に会社員って書いてましたよね?」

騙される人「あ、あぁ実はそのプロフィール数年前から書き換え忘れてて、カード使い込みすぎて親に勘当された上に、会社のかね横領しちゃって余裕で無職なんですよね~」

騙す人「あ、そうなんだ、、、」

騙される人「いや、ほんと世知辛い世の中ですよねぇ」

騙す人「いや、当たり前だと思うけど、、、」

騙される人「ん?なんかいいました?」

騙す人「あ、いやなにも!」

騙される人「で、ビジネスなんだけど!やってみたいです!」

騙す人「え、、、、、ちなみになんだけど消費者金融とかで今お金引けたりします?」

騙される人「あぁ、全消費者金融のブラックリストに載っててむりなんですよね」

騙す人「あのさ!!!」

騙される人「え?!なんすか急に」

騙す人「このビジネスって最初にお金いるんだよね!お金ない人じゃできないの!」

騙される人「世知辛い世の中ですよねぇ~~!!」

騙す人「さっきからなんやねんそれ。」

騙される人「じゃあ最初いくらあればできるんですか?!」

騙す人「なんで、食いぎみなん?!用意できるの?」

騙される人「勘当されてない親戚に頼み込めば、、、」

騙す人「あ、ごめんなさい、取り乱して。そうなんですか、、、じゃあですね!今だけ特別、こんなチャンス今後はないんですけど、特別で30万で不労所得稼がせるコースがあってそれはいかがですか?」

騙される人「不労所得ってなんですか?」

騙す人「働かなくてもお金が入る魔法のようなものですね!」

騙される人「そんなのがあるんですか!!!!じゃあ、、、もしかして、迷惑かけた寝たきりのお母さん助けられるな、、、」

騙す人「え?」

騙される人「いや、実は、僕の借金のせいでお母さん寝たきりになっちゃって、莫大な手術費用がかかって、でも遠縁の親戚から最後に子供の顔とはいわないけど彼女の顔みたいって、だからマッチングアプリはじめたんです」

騙す人「え、、、」

騙される人「でもやっとのこさマッチングアプリで会えても僕の素性しってすぐ逃げていく人ばっかりで、みゆきちゃんが始めてなんです、ここまで会話続いたの」

騙す人「そうだったんだ」

騙される人「でも、やっぱり僕みたいな屑はみゆきちゃんに似合わないし、付き合えないけど。でも儲け話してくれて本当に嬉しくて莫大なお金稼いで手術もして、借金も返してもっかい人生やり直せそうだなって。みゆきちゃんうそつかなそうだし」

騙す人「ゆきと君、、、ごめん私」 

騙される人「だから、教えてほしい!そのビジネスを」

騙す人「ごめん私嘘ついてたの、、、」

騙される人「え、、、」

騙す人「儲け話は嘘、下心に漬け込んで嘘のビジネス吹き込もうとしてたの、ホス狂いで首回らなくなってこうなってしまって、、、本当にごめんなさい」

騙される人「うん。知ってたよ、みきちゃん」

騙す人「私はみゆきだって、、」

騙される人「小学校の時、いじめで転校していったゆきひとって覚えてる」

騙す人「え?!ゆきひと君、、なの?」

騙される人「昔、みゆきちゃんって何回も言い間違えて弄ってくれたり、たくさん遊んでくれて。でも僕がいじめられてしまって、その時たくさんみきちゃんがかばってくれて、でもそのせいでみきちゃんが標的になってしまって、その時助けれなくて。そのまま僕は転校しちゃって、恩を仇でかえしてしまった。」

騙す人「あの時は辛くて、それから進学しても不登校気付くとホストに行ってしまって、水商売でもうまくいかなくてこうなって、、、」

騙される人「あの頃からみきちゃんのことを忘れることなんて出来なくて、直ぐにさがせばこうならなかったのに、嫌われてそうで怖くて、でも大人になってやっぱもう一度会いたくてたくさんの時間をかけてやっと君にたどり着けた、再会は最悪だったけどさ。名前みゆきちゃんにしてくれれててこんなこというのも変だけど嬉しかったよ。君を助けにきたんだ。」

騙す人「楽しかったときの思い出だったからみゆきって名前。汚すようなことしたけど、その名前を見るときだけが心の支えだった。。え、助けるっ、、、て?」

騙される人「今借金いくらあるの?」

騙す人「670万円、、、」

騙される人「1000万あれば足りるよね。」

こぎたいバッグから大金があふれる。

騙す人「え、、、」

騙される人「助けにきたよみきちゃん」

騙す人「でも受け取れないよ、、」

騙される人「ほらいいから。」

騙される人「でも最初の辺り僕の言ってることはほとんど嘘だったんだけど、1つだけほんとなんだ。お母さんが治らない病で彼女の顔をみたいっていったの。これから君がしてきたこと全部一緒に償うから。」

騙す人「え、それって」

騙される人「付き合ってくれませんか?」

騙す人「、、、喜んで」


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