第4話 帰り
「あ、僕終わったんで帰りますね。」
僕はそお言って試験会場を雷魔法まで併用して逃げ出した。
「ふう、一様逃げれたな。」
今僕は王都郊外にいる。雷魔法を併用したおかげで外に出る関所まで一瞬だった。
[マスター、また、気になる反応があります。]
[エアが気になるなんてめずらしいな。]
[行きますか?]
[ああ、案内頼む。]
[自動モードにしないんですか?]
[たまには自分でな。]
[自動モードは一回しかしてませんけど。]
[キニシナイ、キニシナイ。]
[はぁ、とりあえず案内しますね。まず、そこの角を右に曲がってください。]
[ああ。]
エアの言うとおりにしてみる。
[後は、また右に曲がって、右横に見える店に向かってください。]
[これって、奴隷商だよね。]
[はい。ここの奴隷の一人に、気にな反応があります。]
[買うか。お金ある?]
[はい。これまでマスターのお父上からもらったお金があれば、奴隷ぐらい百体でもかえますよ。]
[わーお。まぁ、行こう。]
[はい。]
「すいませーん。ちょっと奴隷を買いたいんですが。」
「はい、こちらに。」
「自分でえらんでいい?」
「ええ、どうぞ。」
[エア、案内。]
[わかりました。]
そして、ある女の子の前に案内された。
[この子?]
[はい、たしかにこの女性です。]
「ステータス見ていいですか?」
「いやよっ。」
「まぁ、問答無用だけど。」
[うわっ、この子公爵家の令嬢じゃないか。]
名前 エレン・フォン・エルヒィンド
年齢 八歳
種族 人族
性別 女性
Lv. 4
生命値 4780
HP 1240/1240
MP 13000/13000
素早さ 100
耐性 なし
魔法 水・風
スキル 魅了Lv.1
称号
エルヒィンド公爵三女
[これをみこして案内したの?]
[はい。]
[ありがとう、エア。この子を開放してあげよう。]
[お気になさらず。ひとまず買いますか?]
[ああ。]
「この子、買いたいんですが。」
「この女は上玉なんで40金貨です。」
「わかった。はいこれ。」
「まいどありー。またお越しください。」
「検討しとくよ。」
そう言って僕はこの子を買い取っった。時々、この子が喚いていたが無視した。そして買い取った後、少し離れて路地裏にいった。
「何するつもりなのよっ。」
「君を開放してあげようと思って。」
「開放?ふざけんじゃないわよ。この奴隷魔法はいかなる魔法攻撃や物理攻撃が効かないのよっ。耐え賢者の魔法とかでもね.........もうおしまいなのよ......」
「まあまあ、そうわめかない。ちょっと奴隷紋見せて。」
すると、この子もといエレンが左手の甲の魔法陣的なものを見せてきた。
「何する気?」
「チョット待ってね。権能:<虚実反転>発動。’’この奴隷紋をなかったことにする’’」
権能を発動させると手の甲あった魔法陣が消えた。
「へっ?えっ?どうやったの?どうやって消したの?たとえ賢者の魔法でも消えかったのよ。え?え?」
「ふふふ。気にしない。それより家に帰ったら?お母さんとお父さん心配してるんじゃない?」
「あっ、そうだったわ。でもなんで私を利用しないの?ステータス見たんでしょ?」
「僕はそんなことしないから。さ、いいったら?」
「うん。ありがとうございます。あなたのお名前はなんですか?」
突然かしこまりだしたな...
「僕はカインだよ。じゃ、またね。」
「あっ、待ってください。あ〜。」
なんか言ってたけどまあいいや。それより帰るか。
帰りは権能:<時空間操作>で転移して一瞬だった。あとに聞いたんだけどあの奴隷商は公爵令嬢を奴隷にしかけたとして終身刑になったらしい。処刑でもいい気がするがエレンが終身刑にしてほしいと言ったらしく、被害者がそう言うならということで刑が軽くなったらしい。良かったね。良くないけど...