第11話 ”話”
コンコン「只今到着しました。カイン・フォン・シルフォードです。」
「うむ、入れ。」
国王陛下の許可が出る。
「し、失礼します。」
「ここに座れ。」
国王陛下が僕に言う。
「承知しました。」
「よい、よい。敬語なんてものは儂には似合わん。」
「は、はぁ。わかりました。」
「まだ、”かたい”が、いいか...」
「はい。」
「さて、なにから話そうか迷うが、先の4000メートルの話からしようか。」
「はい。事実ですよ。」
「そうか... では、問を変えよう。どうやったら射程が4000メートルも出せるんじゃ?」
うわー。そこに食いつくか... 狙撃銃を明かしてもいいかなエア?
[別に支障は特にないと思いますよ。]
[なぜ?]
[一国王とはいえ、自分の娘を救った殿方を疑いたくないでしょうし。]
[精神論?]
[ぶっちゃけそうです。]
[そか... ]
「SW-82狙撃銃っていう武器です。連射はできないし、上位の魔物相手に通用するかはわかりませんが、対人戦闘には使えますよ。」
ありのまま話したけど、まずったかな?
「そのスナイパーライフルとやらを使えば、ほんとうに4000メートル級の攻撃ができるんだな?」
国王陛下が顔をズイっとこちらに向けて軽く睨んでくる。地味に怖い。
「はい。」
もっとできそうな気もするけど嘘は言ってないし。
「はっはっは。そう警戒するな‼別に試したわけではない。が、少し君に頼み事、いや任務といったほうが良いかな?そういうものがあるんだ。」
「任務..ですか?」
なんだ?任務って。僕この国の暗殺部隊(?)みたいなものになんて入ってないぞ?
「ああ。報酬はちゃんと用意する。じゃが、内容を聞いたら、是が非でも受けてもらう。」
[エア、どう思う?]
[スキル:<思考看破>を使用しますか?Yes/No]
[Yes!]
[任務の内容は”王女の護衛”ですね。どうやら第三王女は反王族派に命をねらわれているようです。報酬方は白金貨10枚ですね。]
[白金貨10枚?!日本円で10億円か?!]
[そうですね。]
[任務はできんなくはないし、受けるか。]
「承知しました。その任務受けさせていただきます。」
「うむ、では話すぞ。報酬は白金貨10枚。任務の内容は学園内での第三王女の護衛だ。」
「そうですか。わかりました。」
「快く受けてくれるのはいいが、なぜ護衛を必要とするのか聞かないのか?」
お、それを聞くか‼ここはあれを使うとこだな‼
[あれとはなんですか?]
[中二病なら使って見たい言葉トップ100には入りそうな言葉‼”世の中聞かないほうがいいこともあるのさ(フッ)”だ‼]
[ダサいですね。]
[使わないけ。]
[ぜひとも使わないでください。]
[なんで?]
[そんな言葉を使ったら、相手が不審がるじゃありませんか。]
[確かに。じゃ、別の言葉を使うか。]
[別の言葉とは?]
[それは...]
「別に気になりませんし。」
コレに限る。
「そうか... まぁ、気にしてもしょうがないしな、ではよろしく頼む。」
「はい。お任せください。宰相様もよろしいのですか?」
いちよう聞いておく。意見の食い違いは避けたいしな。
「もちろんです。私は国王陛下の意見に賛同します。」
「では決まりだな。屋敷の件は私からメイドと執事をよこそう。」
おお!ありがたいな。気が利くぅ〜
「ありがとうございます。」
「うむ。ではこれにて此の話は終了じゃ。」
「はい、では。」
こうして国王陛下との話は首が飛ばずになんとか住んだのだった。ふぅ〜よかった。
次回はちょっとマニアックです。




