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EX用語集

ストーリー中に出てきた用語の解説です。

王族

文字通りの王とその家系。

各大陸に王が存在し、大陸の盟主として君臨する。

政治的な仕事は大陸全体に影響する大規模な政策の発令と戦争及びそれに準ずる大規模戦闘(大量発生モンスター討伐等)の出撃命令の最終決定権を持つ他、4年に1度開かれる世界情勢の調整と意見交換等を行う世界大会議への出席も王の役目である。また、魔王討伐の大任を担う勇者について手厚く支援する古からの取り決めもある。



貴族

大昔の王族の分家から派生した特別階級の者達。

大きく分けて3種類あり、

王族を補佐しつつ軍部や教育部などの仕事を分担する中央貴族(例えるならば省庁)

地方の細かい管理・運営を行う統治貴族(県知事)

上記2種類の貴族を補佐すると同時に正しく機能しているか監視・評価する公正貴族

に分かれる。



勇者

魔王を倒す宿命を背負いし者の称号。

歴史としては約1000年周期で復活する魔王と共に現れ、魔王から幾度と無く世界・文明の破壊を阻止し、平和をもたらしてきた存在。勇者の宿命がある者は体の何処かに聖痕と呼ばれる独特な紋章を持って生まれる。

勇者に選ばれた者はその本人の指名や王族の推薦者で魔王討伐のパーティーを結成する事となる(長期を想定して若い者が選ばれやすい)。また庶民出身だとしても貴族並かそれ以上の権限を与えられたり勇者支援金として最大20枚の金貨(日本の価値で約100万円くらい)を毎月貰えるなどかなりの優遇を受ける。



冒険者

ギルド(日本で言うところの人材派遣会社)に登録される、モンスターとの戦闘が可能な技能者の総称。正式名称は『ギルド登録型代行隊員』だが今や形骸化し、冒険者という俗称の方が一般的となった。

軍や商会、村や町または個人などでは対応し切れないモンスターの駆除や素材の収集、護衛等の仕事をギルドが紹介する依頼として達成するのが彼らの役目である。

実力は村の腕自慢や元兵士、冒険者訓練所の卒業生などピンキリだが、ギルドが設定するランク(A~Gまでの7階級制)によって管理しているため、実力相応の仕事を割り振られるようになっている。

それでも常に命の保証はない危険な職業だが、それと引き換えに多額の報酬金が1度に与えられるため一攫千金を夢見る猛者は絶えず、また、やり甲斐を感じる者も多い。



魔導鑑定士

ギルドに所属する専門職。とある魔法によって魂を鑑定し、その人物の魔法適性の有無や加護属性を判定して、冒険者プレートを作成する役目を担う。なおこの専門職は国家資格が必要なため、無資格で行えば最低10年以上の懲役刑、利益を得たりなど悪質であれば最悪死刑もあり得る。



冒険者プレート

ギルドによって発行される証明書。カードの形状で特殊な魔法金属で出来ている。身分証であると同時に、魂の写しとも言われ、そのカードの持ち主の行動(モンスターを討伐した、護衛を果たしたなど)を自動で記録する。冒険者はそのカードをギルドに提出して活動を報告し、報酬を得たり活躍によってランク昇格を受けたりする。



魔法適性

魔法を扱う事ができる先天的な才能。これを持って産まれる確率は種族によって違うが、人間では5割程度とされる。これを持って産まれれば魔導師などの魔法が使えるからこその道が開かれる事になる。

使える魔法は後述する加護属性に依存し、魔晶石板(マジックプレート)に刻む術式魔法言語(マジスペルワード)(魔法の効果を決めるプログラムのようなもの)の組み合わせ方で攻撃のみでなく防御・補助など色々な発展を見せる。基本的には強大な力だが魔法を吸収するモンスターや威力を軽減・無効化する素材でできた防具も開発されており、万能ではない。



加護属性

神の恩恵や精霊の祝福とも言われているが、何故付与されるかの原理は未だに不明な不思議な力。

この世に生まれた者(人間に限らず亜人種族やモンスターも含む)に大抵備わっているもので、火・水・風・土・光・闇・雷の7種類があり、普通は魔導鑑定士によって己の加護属性を知る事となる。

火・水・風・土・光はポピュラー(ただし種族によって付与されやすい加護属性の傾向はある)で雷は割とレア(だいたい左利きの人くらいの感覚)、闇は魔族やモンスター、一部の亜人種族かその血筋を持つ者にしか発現しない。また、稀に2種類以上の加護属性を持つ場合もあり、2種類で魔法適性があるならば魔法の秀才、3種類以上ならば天才として羨望を集める事となる(当然数は少ない)。なお、魔法適性が無くとも、加護属性と同じ属性攻撃への耐性を得たりするので決して無駄にはならない。



亜人種(アナザーノイド)

魔族以外の人間と同レベルの知能と社会性を持つ知的生命体を指す。確認されているものは獣人種(ビーストノイド)・エルフ・ドワーフ・魚人種(アクアノイド)鬼人種(オーガノイド)・精霊・空人。



ゼロス戦争

本編より約80年前、人間は亜人種(アナザーノイド)への圧政で苦しめていたが、獣人種(ビーストノイド)が自身の種族の自由と誇りを取り戻して独立するために人間に反旗を翻した事を契機として起こった戦争。

当初は散発的な内乱であったが、エルフ・ドワーフなどの他の亜人種(アナザーノイド)も触発され自身の種族の独立を目指して続々と参戦し、いつの間にか全種族の全面戦争に発展してしまった。10年続いたが、各種族陣営が疲弊し切って継戦不能となり、各種族間で終戦協定が締結、後に和平条約として亜人種共同宣言が発表されて平和が訪れた。



亜人種共同宣言

ゼロス戦争終戦後に結ばれた和平条約として人間の王族より発表された声明。声明発表前に横行していた亜人種(アナザーノイド)の冷遇・差別を撤廃し、亜人種(アナザーノイド)の文化の尊重や自由・権利・生活の保障、法律改正などを行い、人間と対等な共生相手として世界を築く誓約を主旨としている。

声明が発表されて70年が経過し、偏見や差別は未だ完全に払拭していないが、多種族の軋轢の解消と多種族共存社会の形成に大きく貢献した。



エルフ

人間と似た容姿を持つ亜人種で、尖った耳が特徴。普通の人間と比べると魔力の素養が高く、ほぼ確実に魔法適性を持って産まれてくる。知能も高く、エルフ独自に開発した薬品や魔法も多い。また長寿でもあり、平均でも200~300年、長い者で500年以上生きたという記録も残されている。

人間と姿が似ているため他の亜人種と比べて迫害される事は少ないが「耳とがり」と蔑む輩もいる。



ダークエルフ

褐色の肌が特徴のエルフ。エルフと比べて寿命は変わりないが、性格は奔放・積極的な者が多く、得意な分野も攻撃魔法や狩猟等のサバイバル知識など違いも多い。

なお他の作品ではエルフとダークエルフは敵対している例もあるが、本編中のエルフ・ダークエルフはそういった事はなく日本で言うところの関東人・関西人程度の感覚である。



獣人種(ビーストノイド)

獣の耳と尻尾を持つ亜人種。狼・虎・熊・兎・牛など色々な種類がいる。

魔力適性を持たない場合が多いが、腕力・敏捷性などの身体能力と嗅覚・聴覚などの感覚に優れている者が多い(ただし得意な能力は動物の種類によって異なる)。

ゼロス大戦以前から終戦後数年までは普通の獣と同列として家畜や奴隷同然の扱いだったが、亜人種共同宣言発表後は差別意識はある程度薄れた。



ドワーフ

見た目は人間と比べて大きな変化はないが小柄で筋肉質な亜人種。

魔力適性は人間と比べてやや高く、加護属性は火や土が多い。

性格は頑固者で気難しいが、手先が器用で鍛冶や細工、建築など物作りが得意で、著名な職人はドワーフやその血筋を引いている場合が多い。

亜人種共同宣言前はその高い技術力に目を付けた人間に強制労働させられていた。



精霊族

蝶のような翅が生えた亜人種。この世に魔法や加護属性をもたらした種族とも言われているが未だに謎が多い。

その体は霊的な構造のため物理攻撃が効かず、魔法や魔力を帯びた物体でなければ攻撃・拘束することが出来ない。

人里離れた森や山などの自然を住み処とし、精霊女王を信奉している。人間や他種族とは友好も敵対もない中立の関係だが、近年では積極的に他種族と交流しようとする気運も高まっている。

なお、精霊の本名は精霊固有の言語のため他種族には聞き取りも発音も出来ないため、友好ある者に人語での名前を付けてもらう事がある。



空人

背中に純白の翼を持つ、最も神に近いとされる種族。排他的で、自身の領域に入った者を許さず、悪意ある者ならば抹殺する。

魔法で翼を隠して人間を装い、世界中に隠れ住んでいる。



通貨

コイン型(サイズは500円玉くらい)の貨と小さい正方形型(サイズは貨に内接するくらい)の符がある。価値の感覚(日本円換算)とデザインは以下の通り。

金貨…約50000円。王冠の絵(王族の権威の象徴)が彫られている。

銀貨…約5000円。馬に乗った騎士の絵(王と民を守り支える貴族の象徴)が彫られている。

銀符…約1000円。デザインは銀貨と同じ。

銅貨…約200円。3輪の花の絵(全ての民が、花が咲き誇るように豊かに繁栄しますようにという願掛け)が彫られている。

銅符…約50円。デザインは銅貨と同じ。




なお、EXはストーリーが進む度にちょいちょい追記・修正していきます。

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