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第26話 薔薇が伝える想い

翌日になって、ガウベリオン家は朝からドタバタと忙しかった。シュトナーズと結婚する予定のグラッド商会の令嬢とその両親が挙式の準備や最終調整のためにやって来るのだ。


「それではザンビーム卿。昨日話した手筈通りにお願いします」


「心得ました。しかし、その娘はシュトナーズを受け入れてくれるのでしょうか?」


「…貴族が相手ということで敬遠して応じずの可能性もなきにしもあらずですが、望まぬ結婚をするくらいなら望んだ相手にフラれて玉砕した方がマシでしょう」


「…ですな。もしこれでガウベリオン家が傾いたとしても、子を軽んじて目先の欲に目が眩んだ罰として甘んじて受けましょう」


レヴィードとザンビームは昨日、シュトナーズの結婚について話した。

ザンビームは早く息子に妻を娶らさせなければという焦燥と商会によってもたらされる利益を優先してシュトナーズの意思を無視して勝手に結婚まで話を進めてしまった。

しかしシュトナーズの真意を知り、親として息子の本当の幸福を掴む手伝いをする事が至高の行いと悟ったザンビームは貴族の世間体(プライド)と欲を捨て、シュトナーズと庶民のマリアーゼが結ばれるようにレヴィードの策に乗ったのである。


「ぺルルとターシャもよろしく」


「はっ!」


「はい」


レヴィードにサポート役を任されたぺルルとターシャは久々にメイドの服に袖を通していた。

こうして夢物語(フィクション)を現実にするレヴィードの計画が始まった。






準備が済んで昼頃。


「旦那様!バーボル・グリッド様がお着きになりました」


メイドの一人がグリッド家の到着の報を持ってきた。


「ここまで通してくれ」


ザンビームはメイドに手短にそう伝えて、大広間の席でどっしり構える。しばらくしてグリッド家の面々が入室する。


「ザンビーム卿。この日を待っておりましたぞ」


恰幅のいい男がグリッド商会の会長のバーボルである。


「キュールちゃんの晴れ姿、今から楽しみね」


「ええ。お母様」


バーボルに続くのが妻のライムと娘のキュールである。どちらもド派手なドレスと装飾過多なリングやネックレスで着飾り、貴族に招かれたというのに全く慎みがない。


(ふぅ…何故私はこの者達を迎えようとしたのだろう…。どれだけ私の目は曇っていたのか)


ザンビームは改めてグリッド家を見て、自分が何故あんな血迷った事をしようとしたのかという後悔と気恥ずかしさと同時に、それを回避する機会を得た安堵を覚えていた。


「ん?そちらの子供は?」


「初めまして。私はシュードゥルの統治貴族ルートシア家の嫡男、レヴィード・ルートシアと申します」


「なんと!?あのルートシア家の…」


「ええ。旅の途中なので式には立ち会えませんが面白い催し物があるそうなのでそれを拝見しに来ました」


「催し物?全く聞いておりませんな」


「バーボル殿。実はそれについてお話が」


「なんでしょうかね?」


「実は改めてご息女のキュール殿の人柄を見たいと思いまして、ちょっとした催し物に付き合って頂きたいと思いまして」


「ほぅ…。余興として面白そうですな。それで何をすれば?」


「ええ…。キュール殿とこの町に住む娘である2つの事をして競わせるのです。キュール殿がこのガウベリオン家に嫁いでからどれ程貢献出来るか、それを見たいと考えた次第です」


「まぁキュールは何でも出来ますからなー。よろしい。キュールがご子息の妻としてどれだけ優秀かをご覧に入れましょう。どんな事でも町娘ごときに遅れは取りますまい」


バーボルは余裕綽々といった様子でザンビームの申し出を受けた。


それと同時にメイドの一人がキュールと競う町娘を連れ出した。


(ここが…貴族様のお屋敷…)


その町娘とは当然マリアーゼである。本来、庶民が貴族の屋敷に呼ばれるなんてほぼない。


「こ、この度は低き身分に関わらずお招きして下さり、ありがとうございます」


「マリアーゼ殿。この度は貴族の気まぐれに付き合わせてすまないな」


「い、いえ」(ん!?)


マリアーゼは不慣れながらも精一杯の感謝の念をザンビームに述べると、そのザンビームの傍らの人物に気付く。


(ん!?どうしてシュトランゼさんとレヴィード君が?)


昨日見知った二人が何故か貴族の席にいる事にマリアーゼは動揺したが、まさか何故そこにいるかと訊ねる事もできず、黙るしかなかった。


「ふん。庶民風情がこの場にいることを幸運に思うのね。せいぜい私を目立たせる事に励みなさい」


「え、は…はい…」


その上、キュールからも因縁を吹っ掛けられるのでマリアーゼは狼狽えるばかりである。


「さて。揃ったところでキュール殿とマリアーゼ殿、お二人に早速やってもらいましょうか」


キュールとマリアーゼは何か2つの事で競うとは聞かされていたが、その内容はまだ聞かされていないため何をやらされるのか固唾を呑む。


「まず、お二人には紅茶を淹れて貰いたい」


ザンビームの最初のお題にキュールとマリアーゼを始め、両親のバーボルとライムもポカンとする。


「シュトナーズは紅茶が好きなので、いつでも美味しい紅茶を淹れらるのが好ましい。メイドにキッチンまで案内させますのでついて行って下さい」


ザンビームがそう言うとぺルルとターシャがキュールとマリアーゼを連れ、大広間を退室した。


「それにしても紅茶ですか。まぁ、紅茶は誰にでも淹れられますからな。良い茶葉があれば問題なく勝てますな」


バーボルは(キュール)の勝利を確信して、余裕を見せて笑っていた。






一方、ぺルルとターシャに連れ出されたキュールとマリアーゼはキッチンに辿り着く。広いキッチンは大きな衝立(ついたて)で左右に仕切られており、入り口には花と小鳥の絵のプレートが貼られていた。


「お二人にはお互いに紅茶の淹れ方を確認できないようにしました。審査は旦那様、若様、レヴィード様、グリッド夫妻の5人で行うので紅茶は5人分淹れて下さい。なお、左右で用意した茶葉は同じ種類ですので左右どちらが有利という訳ではありませんのでお好きな方に進んでください」


「そう。じゃあ私は花の方に入るわ」


ぺルルの説明を受けた後、キュールはそそくさと左側のキッチンに入り、マリアーゼは残された右側の方に入った。


(これってキュール様のご結婚を決めるための試験…みたいなものよね?もし、私がキュール様より美味しいお茶を淹れてしまったら…)


マリアーゼは貴族と商会の令嬢の結婚に水を差して良いものかと悩み、わざと不味い紅茶を入れるべきなのではと頭に(よぎ)った。


(でも…あの人に不味い紅茶を飲ませたくは…)


しかし、マリアーゼは昨日、自分が淹れた紅茶を美味しいと言ってくれたシュトナーズの顔を思い出すと、やかんに水を入れて沸かし始めた。

しばらくして両名が淹れた紅茶はぺルルとターシャの手で大広間で待つ5人の元に運ばれた。公平を期して5人はどっちがどう淹れた紅茶なのかは分からない状態である。


「それではそっちの方から頂こうか」


「はい」


ザンビームはターシャが持ってきた方の紅茶を要求する。お盆には皿に小鳥が彫られた優美なティーカップに紅茶が注がれていた。


「うむ。香りが良いな」


「ええ、そうね」


グリッド夫妻は紅茶を一口グビッと飲む。


「んん!美味い!家の使用人が淹れたものよりもふくよかな味わい!こんな紅茶飲んだことがない」


「はぁ…。キュールちゃん、いつの間にこんな美味しい紅茶を…」


グリッド夫妻は感激し、これはキュールのものだと、勝利を確信する。

それに続いてザンビームとシュトナーズも紅茶を啜る。


「…父上。少々交換してもよろしいでしょうか」


「ああ。構わないが…」


シュトナーズは何故かザンビームが口を付けたティーカップを欲しがり、ザンビームは首を傾げながらもティーカップを交換し、再び紅茶を飲む。


「…!!これは…」


「やっぱりそうだ…」


ザンビームとシュトナーズはお互いの紅茶を一口ずつ飲む事で確信した。


(紅茶の淹れ方そのものは申し分ない。むしろ家で紅茶淹れが最も上手いハリーに勝るとも劣らぬ腕前…)


(でもボクに渡されたこの一杯は別格だ。他が100点満点の味とすればこれは150点くらいはある。まさか最初の方の濃いものを淹れて、その上で黄金雫(ゴールデンドロップ)を加えたのか…)


黄金雫(ゴールデンドロップ)とは、紅茶を淹れる際にポッドから出る最後の一滴のことで、紅茶の旨味と香りが凝縮され、紅茶で最も美味とされるものである。

紅茶淹れの腕前と一番に美味しい物を今日の主役であるシュトナーズに注ぐ心意気にザンビームもシュトナーズも驚愕と感銘を受ける他はない。


「では、続いてはそちらのものを」


「はっ」


ザンビームはぺルルが持ってきた紅茶を配らせた。ティーカップの皿には花があしらわれている。


「…ん?どれどれ…ぶえっ!?なんだこれは!?こんなに紅茶をクソまずく出来るのか!?」


「さっきとは雲泥の差、こんなものを淹れる使用人は即刻クビね」


先程の絶賛とうってかわってグリッド夫妻の評価は単に不味い以上の最悪の評価で、バーボルは口に含んだものをカップに吐き戻す始末である。紅茶の素人であるグリッド夫妻ですらこれなのだから、舌の肥えたザンビームもシュトナーズも顔をしかめたのは言うまでもない。


「まぁ次の課題に入ろう。二人共、よろしく頼む」


ザンビームはぺルルとターシャにそう伝えるとキッチンで待つキュールとマリアーゼの元に向かった。






ぺルルとターシャはキュールとマリアーゼを連れて、普段はダンスホールとして使用される部屋に案内した。


「続きましてはこちらの部屋になります」


ターシャが扉を開けたその部屋は机がいくつも並べてられており、その上には種類もサイズも色も多種多様な草花が何十もの花瓶に差されて置かれていた。


「これらの花はガウベリオン家で育てられた花達です。お二人にはこれで若様に渡す想定で花束を作っていただきます。15分後に伺いますのでそれまでに完成させて下さい」


ターシャが説明を終えると、部屋のドアを閉めた。


「私が先にこっちの方から花を選ぶから貴方はそっちからね」


キュールが威張って主張する取り分だが、キュール側は大輪で見栄えが派手な花ばかりでマリアーゼ側は小振りで地味な花しかない。明らかに不平等であるが、格差からマリアーゼは強く言い返せない。しかし、それでもマリアーゼはシュトナーズに伝えたい想いを込めることができる花を求めた。


「…えっと。この3輪だけ先によろしいですか?」


「まぁ…そのくらいなら良いでしょう。ま、私の勝ちに決まっているけど」


キュールはたかが3本の花で勝利は揺るがないと高を括り、マリアーゼの申し出をあっさり受け入れ、上機嫌で花を選んでいった。

15分後、それぞれの花束が完成し、それらはぺルルとターシャによって大広間の5人の元に運ばれてお披露目となった。


「おお。なんと華やかな」(キュールの勝利で間違いない)


一方は大きく垂れた紫の花を筆頭に濃い色の大輪の花がいくつも差された、持つのがやっとな巨大な花束である。


「それに比べてなんて貧相でしょう」


片や、赤と濃紅と青の3輪の薔薇を白い小さな花で囲った細長い花束である。薔薇がアクセントになっているものの、前者と比べるとどうしても見映えで劣る。


「それでは、彼方の花束がシュトナーズに相応しいと思う方は挙手を」


ザンビームは派手な巨大花束を指して票を求めたが、手を挙げたのはグリッド夫妻だけであった。


「な…何故ですザンビーム卿!華やかな花束こそご子息に相応しいではありませんか!?」


「…理由は2人を呼び戻してからにしましょう」


狼狽えるバーボルにザンビームは嘆息を吐くしかなかった。






キュールとマリアーゼを大広間に呼び戻してザンビームは今回の催し物の真意を語りだした。


「お二人ともお疲れ様でした。此度は我が息子、シュトナーズの嫁に相応しいかの適性を推し量るために行わせてもらった訳ですが、実は私の発案ではなく、こちらにいらっしゃるレヴィード殿のお考えを実行したものということを伝えましょう」


「え、ルートシア家が…!?」


「バーボルさん。勘違いしないでいただきたい。これはルートシア家に関係なく僕個人が発案したこと、謂わばシュトナーズさんへのお節介です」


「お節介…でございますか?」


「ええ。単刀直入に言えば僕はシュトナーズさんの想いを大事にして、そこにいるマリアーゼさんと結ばれれば良いと思いました」


「えっ…」


レヴィードの言葉にそうなのかと、マリアーゼは赤面してしまう。


「とは言っても貴族が一方的に商会の令嬢との結婚を蹴る訳にはいきません。そこで適性を量る名目でシュトナーズさんの嫁はどちらが相応しいかを客観的に理解させる為にこの催しを企画しました」


「客観的に?」


「分かりやすく言えば、グリッド夫妻自身に自分の娘がシュトナーズさんの妻に相応しくないかを知らしめる為とも言えましょう」


レヴィードの説明にさすがのグリッド夫妻は納得がいかず、食って掛かる。


「馬鹿な!私共の娘が相応しくないと!?」


「どこがいけないと言うのですか!?」


「おや?貴方達自身、既に不合格の判定をキュールさんに出したと思いますが?」


「それはどういう事ですか?娘を貶す親など…」


「キュールさん。貴方はメイドの説明を受けた後、花と小鳥のマークの入り口があった筈ですが、どちらに入りましたか?」


「私は花よ!そこで最高の紅茶を淹れたわ!!まぁ初めてだけど我ながら完璧に出来た筈よ」


キュールの証言にグリッド夫妻の顔がみるみる青ざめていく。


「じゃあ、花の皿に乗った紅茶が…」


「ええ。あなた方がクソまずい、クビにするレベルと酷評した紅茶こそキュールさんの紅茶です」


「そんな!お父様、お母様!?嘘よね!?」


そんな両親の評価を聞いてキュールは慌てて確認を取るがグリッド夫妻は目を背ける。


「花束に関して、僕は大きすぎるのは嫌いという理由で3輪の薔薇の花束の方に票を入れましたが…花に詳しいザンビーム卿はもっと深い理由があってそれを選んだんですよね?」


「ええ」


「どうして?どうしてこんな貧相な花束に負けるのよ!?」


紅茶に立て続けて花束の評価も芳しくないことにキュールは苛立ちを隠せず、声を荒くしてしまう。


「まず、キュール殿の花束はあまりにも見た目の派手さばかりを求めるあまり、色もサイズもチグハグで全体の調和が一切取れていないことが問題点ですが、それ以上に重大な欠点が1つあります」


「重大な欠点…?」


「その紫の垂れた花、ランベディルドという花ですが…花言葉はご存知ですか?」


「え、花言葉…?」


「傲慢と強欲です。そんな花をこれから結婚する相手に贈るとは無神経と言わざるを得ません」


「でも、そんなの知る訳無いし…!」


「ガウベリオン家、そしてこの町は花を愛し、育んでいる町です。この家に嫁ぐ以上その程度のことは勉強して欲しかったのですが…」


一見ザンビームは大人げないようだが、それほどキュールが行った無礼は許しがたいものなのだ。


「それに引き替え、マリアーゼ殿の花束はシュトナーズへの想いを生き生きと表しています。まるで恋文のような美しい、実に見事な花束と言う他ないでしょう」


濃紅の薔薇はシュトランゼと出会って初めて感じた異性への恥ずかしさを、


青の薔薇はその出会いは奇跡、神の祝福であったと、


そして赤の薔薇は恋に落ちてシュトナーズを愛してしまったと


3本の薔薇はマリアーゼの想いを告白していたのだ。

しかし、無粋なバーボルはしつこく食い下がる。


「お待ち下さい!ならば、まさか庶民を貴族の妻に迎えると!?それこそガウベリオン家の汚点になるのでは!?」


「…確かに私も、最初は幾年の歴史によってできた慣例に沿ってキュール殿との結婚は正しいと思いました。ですが、息子の真の幸せをそんな昔のつまらない(しがらみ)で縛るのは如何なものかとレヴィード殿と話して悟ったのです」


「つまらない(しがらみ)!?レヴィード殿!ガウベリオン家を没落させる気か!?」


「何故庶民と結婚することが没落に繋がるのでしょうか?戦時中や不況ならまだしも平穏な今、結婚を政治や商売の道具のように扱うのは如何なものかと思いますが?」


「上手くいくわけがない!」


「前例がないのにどうして上手くいかないと仰るのでしょう。生まれが違うだけで同じ人間です。ならば古い慣習を破って貴族の新しい姿を世に広めるのも一興ではありませんか」


「もしガウベリオン家が潰えた時、その責は貴方の父上が負うことになるのですぞ!?」


「いいえ!仮に潰えたとしてもそれはレヴィード殿の進言を呑んだガウベリオン家当主である私の責任です。ルートシア家に責任を(なす)るなど筋違いも甚だしい」


「ぐっ…ならばもうよろしい!ただし、グリッド商会との縁談を蹴った事、後悔させましょうぞ!」


バーボルは必死の抗議をするも悉くレヴィードとザンビームに論破され、仕舞いには逆上して妻ライムと娘キュールを連れてドスドス帰って行った。

そんな一連の流れを緊張して眺めていたマリアーゼはようやく肩を下ろした。


「…すまない。マリアーゼさん」


「シュトランゼさん、いいえ。シュトナーズ様、ですね」


マリアーゼは昨日会って好意を持った初めての異性が貴族だとは思っていなかったので未だに夢心地である。


「ボクに勇気がないせいで、ここまで拗れてしまって君に戸惑いと不安を与えてしまったね…」


「いえ…。でも本当によろしいのでしょうか?私なんかが妻で…だって私には何もありませんし…」


「そんなことはないですよ。君は昨日、庭の薔薇を見せてくれた。そこの薔薇達は君の愛情を受けてあんなに美しく咲いていたんだ。君には愛情がある。…その愛情をボクにも分けてくれませんか?その為にボクと結婚して欲しい」


シュトナーズは跪き、6本の赤い薔薇の花束をマリアーゼに捧げたのだった。








遅筆申し訳ありません。花言葉を絡めてロマンチックに描こうと思ったらこんなに時間が掛かりました。やや強引な展開でしたが、ちゃんと身分違いの恋になってますかね?


ちなみにラストの6本の薔薇の花束の意味は『互いに敬い、愛し、分かち合いましょう』らしいです。



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