EX舞台
登場した地方や町についての紹介です。
★スタビュロ大陸
大陸中央に、常に渦巻く巨大な湖、スタビュロ湖が広がっており、そこから×印状に4本の河が伸びて大陸を東西南北で4つに分断しているのが特徴。
橋町
スタビュロ大陸ならではの地形によって形成された町。
元々はスタビュロ湖から伸びる4本の河で分断された地方間を結ぶただの関所の橋だったが、通行人用の宿や食事処が周辺に併設されて活気付いた事に始まり、次第に商人や職人など店舗を構える者が増え、いつの間にか町に発展したという経緯を持つ。
なお、橋町は交通の要所でもあるため改修工事や災害等で通行不能にならないように、同じ河川に2~3個ある。
●オーベスト地方
スタビュロ大陸西部に存在する地方で面積では東西南北で最大を誇り、縦に長く伸びている。王族が住む大聖都ロマニエを始めとした重要施設を擁するため政治・経済の中心地であり、商人や冒険者の中継地点となる宿場町も多い。
大聖都ロマニエ
王族ロマニエ家が治めるスタビュロ大陸最大の都市。中央に王族が住む城があり、周辺を政治や国防を担う中央貴族の邸宅が配置され、大陸の中枢を形成している。またギルドや商会などの本部の多くがここに構えられているため、経済の中心地として活気が溢れている。また、緊急事態の時は城塞としても機能する。
イメージは中世ヨーロッパの城塞都市。
アーゼンリット学園
大聖都ロマニエの南に位置する大陸最大の冒険者養成機関。魔法適性の有無や本人の希望によって物理科と魔法科に分かれて授業を行い、3年通うことになる。
他の町にも小規模な冒険者の訓練所はあるが、ここではより実戦的な戦闘技術や術式魔法言語を学ぶことができ、優秀な成績を修めた者はギルドのランクの飛び級が認められる。入学者は冒険者を夢見る腕自慢の平民以外にも習い事の一環として貴族や商会の子息令嬢も多い。
冒険者以外にも聖騎士団や王族貴族直属の研究魔導師など明るい未来が待っている。
ケーコンの森
ロマニエの西にある森。色んな種類の薬草が自生し、生息するモンスターもスライムやゴブリンなどの弱いモンスターが多いという事から駆け出しの冒険者の良い修行場になっている。森の中にはエルフが住む小さな集落がある。
ヨリモ
ロマニエから徒歩数時間で着く宿場町。観光資源はないが大都市に近い立地ということもあり、冒険者の休憩所として飲食店や武器屋が並ぶ。
マルトン
ロマニエから北に徒歩数日の距離にある宿場町。町の名前の由来はこの町の出身で大昔の勇者パーティーの一員であるマルトンという大魔導師で、町の中央広場にマルトンの像が建っている。10年に1度、そのマルトンの魂の帰還を祝う祭が開かれる。
ナドゥカ
街道から少し外れた森の中にある小さな村。たまに冒険者が立ち寄る程度の静かな村で、父娘で切り盛りする食堂が人気を集めていた。
サンディア
オーベスト地方の北側にある宿場町で、公正貴族ガウベリオン家が町長として町を治めている。
町の周囲や街中の家と道には花が溢れており、オーベストで最も美しい宿場町として、また、交通の要所として栄えている。
ガンゴツ山岳地帯
サンディア北東に広がる山岳地帯。北のセプトとの往来の為に通るルートの1つで、馬車1台が通れる程度の峠道しかなく高低差が激しいが、距離的には短いので急ぎの行商などに重宝されている。
アヨガマ
サンディア側から行った場合に着くガンゴツ山岳地帯の手前の町。
グラッサー森林
サンディア北西に広がるオーベスト地方最大の森林地帯。まだまだ開拓しきれておらず、新種の動植物や未知の洞窟が発見されることもある。北のセプトへ行く為のルートの1つだが、東のガンゴツ山岳地帯の峠道と比べて道が曲がりくねっており、迷わぬように道に沿って進むと倍の時間が掛かる。
ゴヤリ
サンディア側から行った場合に着くグラッサー森林地帯手前にある町。
サーム
ガンゴツ山岳地帯とグラッサー森林の分岐点となるオーベスト地方最北端の町。セプトの情報も流れてくる。
●セプト地方
ラプティーナ家が管理・運営するスタビュロ大陸北部の地方で、エルフ・獣人種・ドワーフ・精霊が暮らしており『多種族の庭』と呼ばれている。
森林や山が多いせいで移動に不便な土地柄で、最近ではガンディーア山脈の一部を掘ってトンネルを作る事業が進んでいるらしい。
ガンディーア山脈
セプトの中央に聳え立ち、北から南に縦断するように伸びる大山脈。標高は最高5000mで山頂には神殿がある。地元民は年に一度の祭事でしか登らず、冒険者もちゃんとした装備をしなければ命に関わるほど危険。
ピッカータ
セプト南西に位置する、セプトの統治貴族・ラプティーナ家が住む首都。レンガ作りの壁に囲まれ、中央広場ではたまに露店の市場が開かれる。
ワーウッドの森
セプトの北西に広がる森林地帯。その中に獣人種の集落が3つあり、役目によって住み分けされている。
タルマ
ワーウッドにある集落の1つでティップの出身地。森の警備や狩猟を担当する獣人種の戦士が集まっている。
ラフィーノ
公正貴族バルシー家が住む町。近隣に住む獣人種とエルフに資金援助を行っている。
エメルード
エルフが住む町。白い外壁の街並みに緑の木々が映える美しい景観の町。エルフの中でも少数の有権者が町を治めている。
●シュードゥル地方
ルートシア家が管理・運営するスタビュロ大陸南部の扇形の地方で、豊かな土壌と多くの分流による水資源を活かした農耕や畜産が盛んに行われている。大陸の食料の5割弱はここで生産されており、貴族や王族御用達の銘柄品があることから品質にも優れている。ただ土地の牧歌的な雰囲気のせいか、この地方の出身は田舎者と揶揄されることが多い。
スーライの村
シュードゥル地方西部にあるトロワとフィーナの出身地の村。主に米作を行っている。
●ドーン地方
スーロン家が管理・運営するスタビュロ大陸東部の地方で、北のサラーサ大陸と東のヤトマ大陸との交易がある謂わばスタビュロ大陸の玄関口である。他大陸からの文化も混じり、武器や工芸品などの物品のデザインも他の地方とは異なり、ドーン造りとも呼ばれている。
パンジャ
ヤトマ大陸との連絡船がある港町。過去の戦争時には海からの敵襲に備える前線基地だったため砦があるが、今は闘技場として活用されている。
プトジェ
サラーサ大陸と連絡船で結ばれている港町。水路が張り巡らされ、街中の移動は小舟が便利とされている。
★サラーサ大陸
スタビュロ大陸から見て北にある、砂漠と岩山ばかりで人が住む場所が王都とイーカとイシュタンとホルティア以外にないという不毛な大陸。T字を逆さまにしたような形をしており、砂漠のあちこちでは古代の遺跡も多数発見されている。乾燥と激しすぎる寒暖差の気候のせいで他の大陸のような植物は育たず、主な収入は鉱物資源や工芸品の輸出に頼っている。王族であるネビュヘート家以外に政治などを担う貴族がいないためサラーサ大陸の軍事・政治・経済全ての決定権はネビュヘート家が握っているが、代々の王の人徳と治世によって長く平和を保っている。
王都ネビュヘート
王族ネビュヘート家が住まうサラーサ大陸最大の都市。ホルティアから流れる河の水を都内に張り巡らされた水路に牽いているため砂漠の国なのに水に溢れた豊かな都になっている。
雰囲気はアラビアンナイト風
イーカ
サラーサの西端にある港町。スタビュロ大陸のプトジェとの間で連絡船が周航しており、謂わばサラーサ大陸の玄関口とも言える場所である。街中には砂列車と呼ばれる乗り物の発着場がある。
イシュタン
サラーサの東端にある港町で、ヤトマ大陸の西端の港町コサーカとの間に連絡船が周航している。また、西のイーカとは砂列車で結ばれている。
ホルティア
サラーサ大陸最北端にある村。王都ネビュヘートに牽く河の水の源であるオアシスを管理している。
★ヤトマ大陸
スタビュロ大陸から見て東にある自然豊かな大陸。国交の歴史が浅いためか武士や忍者などの武術や珍しい食事、温泉など独自性が強い文化を持ち、伝統を重んじる気質の者が多い。政治体制はスタビュロ大陸に似て王族であるトヨタマ家を中心に守護貴族と呼ばれる5つの名門貴族が治めている。全体的なイメージは日本。
華京ドーエ
フージャの火山の近くにあるヤトマ大陸最大の首都。王族のトヨタマ家の居城の周辺に町が碁盤の目状に発展し、活気に溢れている。ロマニエ同様に政治や商業の中心地である。
コサーカ
ヤトマ大陸の西にある港町でサラーサ大陸との連絡船が周航している。
タマミ
ヤトマ大陸の西部にある小さな村。とある伝承から猫を神の御遣いと信奉しており猫を飼っている人が多い。
ゴッチエ
大陸の南西部にある大都市。優秀な鍛冶職人を多く抱えているため高品質な武具が揃い、交易品も多く取り扱う商業都市として栄えている。ただ検問が厳しく、商会発行の通行証がなければ素通りで入ることができない。
ミヤビ
ヤトマ大陸にある町。昔は剣術道場を中心に活気があったが、とある事件が原因で現在は住民がおらず廃墟と化している。
キガン
稲作や野菜栽培など農業が盛んな村で鬼人種が住んでいる。年に1度秋頃に豊穣を祝う祭がある。
モモハラ
世界一の歓楽街として他の大陸にも名が知れた町。娼婦とは異なる遊女や華嬢と呼ばれる美しい女性達の接客が売りで男達の憧れの地でもある。
ネッカイ
フージャの火山の麓にある町。火山の地熱によって温泉が湧いており、数あるヤトマの温泉街の中で一番大きく栄えている。
フージャの火山
ヤトマ大陸の北部に広がる活火山。溶岩が流れている他、凶暴なドラゴンが多く生息していることもあり危険な場所として冒険者達から恐れられている。山頂にはドラゴン達の長として君臨する炎竜王が住んでいる。
星霜桜
ヤトマ大陸の東に存在する巨大な桜の木。春夏秋冬いつでも桃色の花を咲かせているが、常に霧が立ち込めていて近寄ることが出来ない。いつから存在するのかも含めて謎が多い不思議な場所である。