海の底の美術館
何かに疲れたら、私はここへやって来る
海の底の美術館は今日も穏やかだ
透き通る氷を砕いたクリスタルブルーと
夜宙の深みに似たインディゴブルーが、夢の中で交錯する
羽のようなタッチで
水面から音もなく降りてくる光のプリズムは、淡いミモザの花になり、空間を照らしている
グラデーションがきれいな枝珊瑚の森では
小魚たちが遊び
不思議なかたちをした岩のオブジェの間を、巨大な魚影が通り抜けていく
ゆっくりと呼吸をしながら揺らぐ海草は
柔らかな人魚の髪をとかしたようだ
不完全な私の
すべてを受け入れ
すべてを許してくれる秘密の場所
世界の奥底は、こんなにも澄んだ優しさに溢れている
ありがとうございましたo(^-^)o




