故郷との別れ
小、中、高で新たな一年が始まると、先生が必ず生徒に教えることがある。
"この世界は二つの世界と繋がっていて、それらの世界の住人はそれぞれの世界を循環する"と。
科学が発展したこの世界で実績を出せないものは排除されていく。物理的にではなく、社会的に。
そんな排除されたものに限って科学的に物事を考えられなくなっていく。
死ねば、次の世界に行けると、死ねば、次の世界でやり直せると、死ねば記憶が残るのかどうかもわからないというのに...
ただ、そんな世界をいとも簡単に生きていく奴らもいる。それがスキル保持者だ。スキルとは科学にはとらわれない、言ってしまえばゲームのチートのようなもので、それがどんなものでも、あるだけで将来が約束されてしまう。
ちなみに、他の世界の存在や循環のことを、この世界が知っているのは、スキルのおかげだったりする。ある日、有名な研究者同士の親から生まれた子供が、自分は他の世界から転生してきたと言ったらしい。そこから、そいつと同じ世界からの転生者を名乗るものがそこそこの量出てきた。さらに、そいつらが言う世界を観測できるスキル保持者なんてのも出てきてしまったから、もう他の世界の存在を認めざるを得なかったというわけだ。
そいつらの証言から、この科学が発展した世界と魔法が発展した世界、武術が発展した世界の三つの世界がそれぞれ円に描かれた三つの点のように循環していて、科学の世界で死んだものは魔法の世界で、魔法の世界で死んだものは武術の世界で、武術の世界で死んだものは科学の世界で、また別の存在として生き返るということがわかった。
しかし、そんなことを言われたら、人間は、自分を自分のままでいさせるために、生きたいと願うだろう。そうすると、やはりこの世界は一部の例外を除いて実績至上主義なのである。
・・・この世界についての説明についてはこのくらいだろうか、といってもこの世界というかこの世界たちと言うべきなのかはわからないが。ここからは僕の話をしよう。僕の循環の物語を。
僕は今日も、とある研究施設に朝から出向いている。それは僕が転生者に関する研究をしているからである。今日は、転生者がこの研究施設に来て、研究に協力してくれるらしい。僕はコーヒーを片手にそれに向けての準備を始めた。数時間後、転生者がやってきた。そいつはグチャグチャになった金髪とツヤを感じない肌が特徴的で、一瞬、外国のホームレスがやってきたのかと思った。名前を花咲 拓海といった。
結論から言うと、花咲との会話はとても有意義だった。今回の会話でわかったことは、それぞれの世界は同じ時代、時間を歩んでいるということだ。ただ、これが本当かどうかわからない。これを証明するためにもより多くの転生者に話を聞かなくては。
僕はそんなことを思いながら、そそくさと記録を取っていたパソコンを片付け、帰路についた。そして、考え事をしながら横断歩道を渡っていると、
急に視界が真っ暗になった。
こんにちは、Yumemiです。
なろうに小説を投稿するのは初めてなので誤字をしないか、読みづらくなっていないか心配でビクビクしながら書いていました。
この作品ですが、週に2,3回投稿しようと思っています。
もし、この作品を読んで好印象を持っていただけたならぜひお気に入りの作品に登録してくれると嬉しいです。また、ここが見づらい、誤字があったなどを気づかれましたらぜひ教えていただけると嬉しいです、もちろん、ここをもっと改善してほしいなどという希望でも構いません。
これからYumemiとその初作品である"廻る僕と君"をよろしくお願いいたします。




