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DVから身を守れ!

スイーツ城に女性が駆け込んで来た。

体の所々にアザが出来ていて子供も連れているが大変痩せていた。


ノーナはそれをジロジロと見ていたのでシュカシュカが「見世物じゃありませんよ!」と叱った。


「シュカシュカ先輩彼女達は何ですか?」

「何ですかと言ってはいけません!誰ですかでしょう!?」


(ちっ、一言うるせぇな…)ノーナは思った。


「彼女達は可哀想な人達なんですぅ、旦那さんが暴力を振るって逃げて来たんですぅ」

とシュカシュカは静かに言った。


「可哀想ですか……しかししかしお姉様達は言ってました暴力振るわれるのは本人にも原因があると」

ノーナの言うお姉様とはカースマルツのことである。


ノーナは事あるごとにそう言われ自分に原因があると教育した。


「ノーナちゃんも同じ目に遭ってきたから気持ちはわかるはずですぅ、わからないとしたら気持ちが腐ってきてるからですぅ、だからだから今ここにいるのは意味があるのですぅ」


シュカシュカは叱らずに諭す。

ノーナは悲しげに俯いた。


「ノーナは気持ちが腐ってるから、暴力振るわれて当然と思っちゃうのかなぁ?」

シュカシュカはノーナの頭を撫でる。


「心配いりませんよ、シュカシュカがノーナちゃんを立派なメイドさんにしてあげますぅ♪」

と天使のような微笑みをたたえた。


「どうしたんだい?」

ノフィンが彼女達へ紅茶とお菓子を持ってきた。


「ノフィンおじちゃん!お菓子ちょうだい!」

「こらまた!」

シュカシュカはまたノーナを強く叱った。


「残念ながらこれはあの人達の分しかないんだ、だからだから今のお仕事が終わったら居間に置いてあるから食べて良いよ」

とそう言って部屋の中に入った。


「わかったら行くですぅ!お牛さんの乳搾りしなきゃですぅ!」

「はーい…」

シュカシュカに連れられてしょんぼりして牛の乳搾りに向かうノーナ。


そしてそしてノフィンは親子のテーブルの向かいにある椅子に座る。


「匿っていただいてありがとうございます…」

と母親は言い子供は無言でノフィンを見ている。

「いえいえか弱いレディを救うのは白馬の騎士…いえ執事長として当然の事です。事情をお話ししていただけますか?」

とノフィンはハンサムスマイルで言ってみた。


「は…はぁご存知の通り私達は旦那のDVから逃げてきました。児相(児童相談所)は相手にしてくれず藁にもすがる気持ちでスイーツ城に…」

と。


児童相談所が別にあって児童を救う所であるはずだが救うどころか家族に帰す、暴力の主の言葉を鵜呑みにして相手にしない事例が増えている。


警察も事件にならないと動かないと言って相手にしなかった。


だからだから最終的に駆け込んだのがこのスイーツ城と言うわけだ。


「わかりました、その旦那さんをなんとかしましょう、ご心配いりません必ず私が貴女をお守りします!」


「ありがとうございますありがとうございますうぅ…」

女性は泣き崩れた。


はてさて受け付け室では厳戒態勢が敷かれていた。


のぞのぞが言う。

「ここにマドゥトと言う男が現れるかもしれない。皆さんよく注意してください!」

「「はいっ!!」」

メンバーは威勢よく返事する。


マドゥトとは、スイーツ城に匿われている親子の旦那で、DVの加害者だ。


彼をここに入れてはいけないと今、のぞのぞが隊員達にも注意している所だ。


「はぁ〜緊張するなぁ…」

「うっかり喋らないでよアンタ口軽いし思った事もよく顔に出るから」


緊張するナリ坊にポーネが横からヤジを入れる。


「冗談はよしこさん、私は口固い方だよぉ!」

「どうだか?」


そんな時に真面目そうな男性がやって来た。

「あのすみません…人を探しているのですが?」

「先ずはお名前をどうぞ?」


答えたのはのぞのぞ。

彼女はしっかり者でメイド隊の中でも古参なので頼りになる。


(のぞのぞなら安心だね)

とメイド隊員達は思う。


「マドゥトです」

男、マドゥトが答えるとのぞのぞはピクリとする。


「あの、ここに女性と子供が匿われていませんか?」

とマドゥトが聞くとのぞのぞは血相を変えてこう放った。


「知りません!知ってても教えません!!」

「ははぁんなるほど♪」

マドゥトはのぞのぞの変わりように何かを察した。


マドゥトはのぞのぞをぶっ飛ばす。

ドドーン!!壁にぶち当たったのぞのぞはそのまま気絶した。


「はっはっは!貧弱貧弱うぅ!!」

マドゥトはせせら笑った。


「そんな!副メイド長が!あの剣術大会で活躍した副メイド長が!!」

「気を付けてコイツすごく強いよ!琴奈さんは非常ベルを!!」

「はいっ!」


上からくるみん、ニコニコ、琴奈ん。


ジリリリリリリリリッ!!

琴奈んは赤いボタンを押し非常ベルを鳴らした。

けたたましい警音がスイーツ城に響き渡る。


そしてそしてくるみんが放送室に急ぎスピーカーを使い増援と避難を呼びかけた。


『襲撃襲撃!戦闘出来る者は戦い戦闘出来ない者は避難してください!!』

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