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ノーナの初任務

来週は適正検査受けに一日休む。


ほんの少し休める。

しかししかしどのみち12月末で契約切れるからな汗


休出させずに休ませてくりゃ良いのに汗


とそこで、ノファンとその身内で発達とわかっているのはシエリだけなんだけど。


ひょっとしたらウチの親父(ミツオ)、ケンノエもそれなんじゃ無いかと思いはじめた。


ミツオは酒飲むと暴れ出したりヒステリックな所もあり、ケンノエはそれらしいと思う事は子供の時は感じなかったけど大人の世界に馴染めず精神を病んだ。


どっちみち今病んでるから障害者に違いない汗

ノファンも境界知能と自閉症のグレーゾーン。


ケンノエ、ミツオはあまり発達とか理解のない時代だったしノファンもあまり理解が無かった。


ミツオはまあなんとかやれてるけど(オカンには人生の落伍者と呼ばれてるが)ノファンとケンノエは詰みまくってる汗


シエリは幸せになれるだろうか?

子供のうちから理解、支援がある方が有利。

それだけでも安心。


ノーナはシュカシュカの苦労を知らないで紙芝居の内容を楽しんでいる。

それはノーナが子供達に読み聞かせてあげないといけない内容だ。


(こうなったらアレしか無いですぅ!)

シュカシュカは閃いた。


『ノーナよ儂は神じゃ!其方には大事な使命があろう何遊んでいる…ですぅ』

シュカシュカは隠れて神になったつもりで声真似した。


「か、神様ですか!?ごめんなさいごめんなさい!」

ノーナは慌てて謝りだす。

『謝っただけでも大きな進歩じゃ!ですぅ、さあさあ紙芝居の紙を箱に収めて出発せよですぅ!』

「わかりましたお婆さんの神様!」


ズコーッ!

シュカシュカ自身爺さんのつもりで声真似をしたのだがノーナには老婆の声に聞こえたようだった。


それを仄めかされたシュカシュカはずっこけた。

「まあ良いですぅノーナちゃんを動かす事には成功しましたぁ…」


ずっこけたシュカシュカは体勢を取り戻しノーナについて行く。


「はぁはぁ坂きついなぁ…」

ノーナは汗びっしょりになりながら猫車を引く。


(頑張るですよノーナちゃん、人生はこの坂のように山あり谷ありですぅ!それを小さい頃から覚える事も大事なんですぅ!)


シュカシュカはそう考えノーナを監視し続けた。


そんな時一人の怪しい男が現れた。

「くっそーなんでいつも真面目にやってる俺は報われないんだ。ロリっ子でも襲うなり悪い事したくなってきたぜ!」

ムシャクシャした様子の怪しい男。


海獅子葵うみじしあおい、彼はチイチイを手に入れようとして振られ、刑務所に行かされ、シエリにゲームで敗れたりと惨めな思いをし続けた。


それからも色々あって失敗続きだった彼は爆発寸前になっていた。


だからだから、小さい子を襲って自分の欲望を満たしたくなっていた。


そんな時にノーナと鉢合わせになる。

「ぐっふっふいるじゃねえか小さな子が……」

葵は怪しい笑みを浮かべた。


そしてそして葵はノーナに近づく。

「ねえねえお嬢ちゃん一人ぃ?」

「おじさんは誰?」


見るからに怪しい葵にノーナは少し引く。

「あらら重そうなものを運んでるねぇおじさんも手伝ってあげようかぁ?」

と葵は猫撫で声でノーナに迫ってくる。


シュカシュカは危機感を覚える。

「ああぁ何とかしてあの男を追い払わないといけないですぅしかししかしシュカシュカに姿を見せてはいけませんしぃ………変身で誤魔化すですぅ!」

シュカシュカは人目のつかない所でメイド服を何やらかんやらで工夫してノーナに正体を知られないように変装した。


その途中向こうでは「きゃあぁ助けてぇチイチイママ!!」「助けを呼んでも誰も来ないよ!」と声が聞こえてきた。


「ノーナちゃんが危ない急がなければですぅ………こうしてこうしてこうして……こ、これで向こうに正体はバレませぇん!さてさてノーナちゃん今助けに行きますよぉ!」

そしてシュカシュカは急いでノーナを助けに行く。


葵はノーナの口を手で塞ぎ茂みに連れ去ろうとしていた。


「待つですぅ!」

「なんだてめぇは!?」

呼び止められ物凄い喧騒で迫る葵。


バンッバンッバンと3回別角度でかっこよくアップされ変装したシュカシュカが姿を現す。


「シュカシュカはメイド仮面ですぅ!そこの悪者!ノーナちゃんを離すですぅ!」

メイド仮面、シュカシュカは葵に指を差し宣戦布告した。


ところが葵はノーナを抱き抱えたまま放った。


「嫌だね!俺は今ムシャクシャしているんだアンタ近寄るとこの子の可愛い顔を傷つける事になるぜ!」と。


なんと葵は果物ナイフを用意しノーナに突きつけた。


「くう人質ですかぁ、シュカシュカはか弱い子を人質にする輩が一番好かんですぅ!」

「へん何とでも言え!俺は何もかも失敗してだな、失うものは何も無いんだ!」


(思い出すですぅシュカシュカチイチイ父の言ってた事を!)


道場ーーー

『シュカシュカよ、強い思いは飛び道具になるんや。それも、矢のように鋭く鉄の如く重い一撃になるんや!やってみいシュカシュカ!』


チイチイ父は3メートル前に的を置き、シュカシュカに技を披露した。


シュカシュカは何度も試し、失敗し、その繰り返しである必殺技を編み出した。


「葵さん貴方は甘いですねぇ」

「なんだとぅ!?」

挑発され逆上する葵。


「シュカシュカの技を見せてやるですぅ!ロザリオアタック!!」

シュカシュカは十字のロザリオに強い思いを込めて技を放った。


「痛っ!」

技が命中し葵はノーナを放してしまう。


「大丈夫ですかぁノーナちゃんは離れてるですぅ!」

「お姉さんは…?」

「正義の味方メイド仮面ですぅ!」


シュカシュカはノーナを下がらせた。

「おのれ〜」葵は恐ろしい形相でシュカシュカを睨む。


葵と対峙するもシュカシュカは心の中でビビりまくっていた。


(怖いですぅ怖いですぅシュカシュカ実は戦ったのは今が初めてですぅしかししかしノーナちゃんを守ってあげなくては先輩としての面子も立たんですぅ!)


シュカシュカはノーナを前にしては逃げる事も出来ず固まったまま構えていた。


「ふざけやがってーーーっ!!」

葵はシュカシュカに襲いかかる。


「ふえぇんごめんなさいですうぅ!!」

シュカシュカはビビり葵が襲ってきた途端頭を手で覆ってうずくまる。


葵は怒りのあまりガードレールを飛び越えていた。


「あ……あら、あららっ」

気が付けば空の上にいた葵はガードレールの内側に戻ろうと必死に泳ぐが空の上では効果は無くそのまま谷底へと落下してしまう。


「うわあああぁんお姉ちゃん助けてええぇ!!」

葵の断末魔が谷底から轟いた。


(戦いは辛いものですねぇ明日香先輩もまりりん先輩もこんな思いして来たんでしょうかぁ?葵さん安らかに眠ってくださいですぅ)


(悪人が一人消えてこれでまたひとつ街は平和になった…)

上からシュカシュカ、ノーナ。


「お姉さんありがとう」

「いやいや、ですぅお嬢さんも怪我はないかね?ですぅ」

「はいおかげさまで」

ノーナはシュカシュカに礼を言う。

シュカシュカは正体を悟られまいと取り繕った。


「では失敬ですぅ!シュカシュカは行かねばならぬ所があるですぅ!」

そう言いながらシュカシュカはノーナの目線から姿を消す。


シュカシュカはノーナを監視出来る程度まで離れて壁際から覗き込んでいるがノーナはじっとシュカシュカの方を見ていて微動だにしない。


(早く!早く行くですぅ!時間間に合わないですぅ!)とシュカシュカは心の中で急かす。


「あっ早く行かなきゃ間に合わない!」

とノーナはやっと任務を思い出し自転車を漕ぐ。


「ふうやっと動いてくれたですぅしかししかし先輩は大変ですねぇ…」

とシュカシュカはそう思いながらノーナについて行った。


ついでにシュカシュカは元のメイド服の姿に途中途中で着替える。


「やっぱこの格好が一番楽ですぅ♪」

と元の姿に戻ったシュカシュカ。

先ほどは顔を隠していたため息が苦しかったのだ。


それであの葵と戦えたのはチイチイ父からの特訓の賜物。


そしてそしてそんなこんなで公園に着いたノーナ。

やはり多くの子供達が紙芝居屋が来るのを待っていた。


「遅かったじゃない何やってたの?てかハールさんじゃないよ?」

「女の子だ!ハールさんはどうしたの?」

子供達がノーナに詰め寄る。


「ふえ……」ノーナは涙目になり泣きそうになる。


そんな時、その奥から夕陽をバックに男が颯爽と現れた。


両手に松葉杖、足などは包帯で巻かれているが怪我を感じさせない力強い希望に満ちた目。


彼はシュカシュカを横切り、ノーナのいるところへと杖をついて行った。


「貴方はもしや!?」

「君はシュカシュカちゃん、そうか君達が僕の代わりに行ってくれてたんだね」


ハールだ。シュカシュカと鉢合わせたハールは彼女に微笑みかける。


「ハンサムですぅ♪」とシュカシュカは頬を紅色に染める。


骨折した状態なのに力強ささえ感じるハールの姿を見て子供達は驚く。


「ハールさんっ!」

「凄い怪我大丈夫なの!?」

と心配しまくる子供達。


「ハールさん…」そしてノーナもハールの存在に気付き泣き止む。


「ありがとうノーナちゃん。僕の代わりに仕事を引き受けてくれて。後は僕に任せて!」

そしてハールは子供達に紙芝居を披露する。


「やっぱりすげーハールさんの紙芝居は!」

「本物はやっぱり違うな!」

「怪我してもハールさんはハールさんだ!」

子供達は目を輝かせた。


ノーナもそう思った。

(凄いな流石は大人だ。ノーナもハールさんみたいになれるかな?)と。


ついでについでにお菓子を次々買って行く子供達。


「ほらお嬢ちゃん達はタダであげるよ」

「そんな、お金は払うですぅ」


ハールはお菓子をノーナ達に差し出したのでシュカシュカは遠慮する。


「遠慮はいらない、君達は僕の仕事を引き受けてくれたんだ。だから受け取って!」


そしてそしてノーナ達は水飴や煎餅などを特別にご馳走になった。


「美味しいね美味しいね♪」

「ハールさんやっぱり素敵ですぅ♪」


ノーシュカは幸せいっぱいにお菓子を食べ、特にシュカシュカはハールに見惚れる。


初めて大人の仕事をしたノーナと、初めて後輩のサポートに回ったシュカシュカ。


彼女達は途中でつまずき、挫折しかけて、悪戦苦闘もした。


だが彼女達の経験はこれから先も活かされていく事だろう。


しかしこの仕事、もしハールがいなかったらとても完遂かんすい出来なかっただろう。


その後、大変なレポートは書く羽目になったノーシュカ。


「どうですかチイチイママ?」

「うんまあとりあえずは良えやろ。ノーシュカお疲れさん。ノーナは晴れてメイド隊員、シュカシュカはノーナの先輩として認めるわ」


「うわーいやったあ!」

「良かったですねぇノーナちゃん!!」

二人は飛び上がって喜ぶ。


しかししかしここからが本当の戦いだ。

ノーナとシュカシュカ。


彼女達の悪戦苦闘はまだ始まったばかり…。



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