ノーナ、紙芝居屋にハマる
実は実は、最近親戚とは付き合いも無いし、姉が「そう言ってたよ〜」と言う程度です苦笑
とは言えケンノエがノファンを心配してくれるのは嬉しかった。
おそらく小さい頃のノファンが鮮明に映っているんでしょうな?
シュカシュカあまり出番が無い汗
あと日常ものは以外とページ使う事がわかった。
冒険、救出ものは50ページそこそこで終われるけど…。
「ハロ 昔のアニメにそんなのいたっけな
ハワユ 羨ましいな 皆に愛されて♪」
シュカシュカはノーナと手を繋いで歌いながら歩いていた。
「琴奈ん先輩たらおかしいんですぅ紙芝居屋に行くと言ったら紙芝居屋まだあったの?なんて言ってきたんですぅ」
「紙芝居屋はちゃんとあるのにね」
そうそう、スイーツ王国では地球の日本には廃れた文明が残っていた。
紙芝居屋もそのひとつである。
定期的に公園に紙芝居屋がやってきてお菓子も込みで紙芝居を見せてくれる。
「ノーナスイーツ王国に紙芝居屋あるだなんて知らなかったけど、見てからだいぶハマったもんね」
「ミーちゃんさんの見せてくれたアレ、面白かったよね!」
そうそれは囚われたミーちゃんをチイチイ父が助けると言うもの。
「浪速れっぷうけん!チイチイ父かっこよかったなぁ♪」
「上手いですぅノーナちゃん!」
チイチイ父の真似をするノーナにシュカシュカが拍手を送る。
「シュカシュカお姉様とこうして紙芝居屋に行くのはずっとぶりだね。今回は何やるんだろ?」
「楽しみですねぇ楽しみですねぇノーナちゃん♪」
やがて公園にやって来る二人。
公園には沢山の子供達が紙芝居屋が来るのを待っていた。
しかししかし、いくら待っても紙芝居屋はやって来なかった。
「どうしたんだろう?もうお昼だよ?」
「チイチイの冒険見たいのに何してるんだろう?」
子供達はぼやき合う。
「何かあったんですかねえ?」
「ノーナ待ちくたびれた…」
暫くしても来なかったので子供達はぞろぞろと帰っていく。
「シュカシュカ達も帰りましょう?」
「そうですね。どうしたんだろう?」
シュカシュカ達もスイーツ城に戻りについでにお昼も食べる。
「おうどん美味しい〜♪」
「気に入ってくれて良かったですぅ、シュカシュカの行きつけですぅ」
シャンティ王国では食べられなかったおうどんを美味しそうにノーナは頬張る。
シュカシュカはノーナの幸せそうな顔に思わず顔が綻ぶ。
(たまにはこんな時があっても良いですねえ)とシュカシュカは思った。
「みっつ数えて最高ピースで思い出 ほら沢山残そうねみっつ数えて最高ピースで
思い出 ほら沢山残そうね〜♪」
ノーシュカは歌いながら帰路に着く。
そしてそしてスイーツ城では、女性が困った表情で門の前にいる執事と話していた。
「あ、シュカシュカちゃんにノーナちゃん!」
執事はイーダ、イーダが声をかけた。
「イーダさんこの女の人は?」
「シオンと申します。紙芝居屋のハールの妻です」
シオンはノーシュカに深々とお辞儀をする。
「イーダ何やってんのてこの人は?」
後からカマンがイーダを呼びに来た。
「シオンさんです。スイーツ城にご依頼が…」
「あら何かしら?」
カマンはシオンに向き直る。
「実は実は、夫のハールが暴れ馬に轢かれてしまい大怪我をしてしまいまして……」
シオンはカマンに話した。
それを聞いたノーシュカは
(大怪我!?大丈夫なのハールさんっ??)
(紙芝居見れないのかなぁ?)
とそれぞれ思った。
「でもでも、夫は自分の紙芝居をどうしても見せてやりたいって聞かないんです!それで……」
ハールの紙芝居をどうしても見せてやりたいと聞いてノーシュカは更に……。
(紙芝居より自分の怪我の事を気にするですぅ!治さなきゃ元も子も無いですよぉ!)
(紙芝居は観れるのかな?良かったぁ……)
と緊張に走るシュカシュカとホッとするノーナ。
とそんな時「ノーナ!」とノーナが呼ばれる。
「は、はいっ!」まさかこのタイミングで自分が呼ばれるとは思わなかったノーナは飛び跳ねて空返事をする。
呼んだ主はカマン。そしてカマンはこう言った。
「ノーナもここに来て1週間、そろそろ見習い期間も卒業。それでそれで、ハールさんの代わりに紙芝居屋を一人前にこなしてみなさい!そうしてメイド隊の正式な隊員になれるかどうかを決めるわ」
「えぇっ!?まだ小さいノーナちゃんにそんな事やらせるですかぁ!??」とシュカシュカ。
「はぁ何甘い事言ってるの?メイド隊はこれまで熊の駆除や過激派組織の抗争を仲裁したり試験で沢山やって来たのよ。こんなの可愛い方じゃないの?」
カマンがそう言う。
(確かに……シュカシュカもその時はチーフ(トーマ)と一緒とは言え地雷の処理をやりましたからねぇ……ノーナちゃんのそれは命の危険に晒されないだけマシですぅ…)とシュカシュカは思った。
「楽しそう!ノーナ頑張る!!」
ノーナは目を輝かせて張り切っていた。
「大丈夫ですかこんな小さな子に……」
「メイド隊の最終試験です。なおこんなの可愛い方ですよ私なんてマフィアの抗争を鎮圧させられたくらいですからホッホッホ!」
シオンが問いかけるもカマンは自慢して笑っている。
(シュカシュカがこっそりついて行くですぅ、シュカシュカにはノーナちゃんを守ると言う使命があるですぅ!)
シュカシュカもシュカシュカで考えた。
「じゃあお願いね小さなメイド隊員さん」
「ノーナ頑張りますよろしくお願いします!」
そしてそしてシオンの後をノーナがついて行く。
先ずは色々準備するものがあり、紙芝居の箱の他に自転車、子供に与えるお菓子等も必要になってくるからだ。
「シュカシュカもついて行くですぅ」とシュカシュカがついて行こうとするとカマンが止めてきた。
「一人で行かせなさい!これは試験よ!ノーナが一人前になる為のね!」
「しかししかし……」
シュカシュカが手拱いているとイーダがカマンを諌めた。
「良いじゃ無いか、ノーナちゃんもそうだけど、シュカシュカちゃんも先輩としての素養が必要になってきてるし、いずれは教育係になるかもしれないからね」
「イーダ、小さな子だからって甘やかしてんじゃないでしょうね!?」
カマンがイーダに対し毒々しく放つ。
「ここは抑えて抑えて。じゃあじゃあ、シュカシュカちゃんには条件を与えよう」
「条件ですか?」
首を傾げキョトンとするシュカシュカ。
「ノーナちゃんに君がついて来ている事を気づかれてはいけない。あくまで君は影でノーナちゃんを助けるんだ」
「わかりましたぁ、やってみるですぅ!」
シュカシュカは忍び足でノーナについて行った。
「ちょっとイーダ!貴方が勝手にルール決めてどうすんのよ!」
「そんな事言われても……」
カマンはギャーギャーイーダに難癖をつける。
そんな時どこからともなくチイチイがやって来た。
「良えんよこれで!」
「チイチイママ!」
反応するカマン。
「イーダはんの言うとおりや。これはノーナの試験でありシュカシュカの試験でもあるんや。先輩に頼ってばかりじゃ後輩は成長出来へんし先輩も仕事は出来ても後輩を支えてやる事が出来ないつまでたっても素人のままなんや」
「ありがとうございますチイチイママ」
イーダはチイチイにお辞儀する。
「チイチイママが言うならしょうがないですね」
腑が落ちない様子ではあったがチイチイの前では信じるしかなくカマンもそれに従った。
シュカシュカは上手くやれてるのか…とノーナについて行く。
助けても良い条件としてノーナについて行ってる事を気づかれてはならない。
(見つからずに影で支えてやるですぅ!それでこそ先輩ってもんですぅ!)とシュカシュカは張り切る。
「じゃあお願いね小さなメイド隊員さん♪」
「ノーナに任せて!」
紙芝居の箱、お菓子の詰まった猫車、自転車を与えられてそれを引くノーナ。
「重い……」
「大丈夫?代わろうか?」
重そうにするノーナをシオンが気遣う。
「大丈夫……これはテストだから。ノーナが一人前のメイド隊員になれるかどうかの…」
「そうだったわね、頑張ってね」
そしてノーナはシオンに背を向けて自転車を引く。その姿はなんとも可愛らしくもあり、不安でもある。
「大丈夫かしらあの子……しかししかし私も夫の見舞いに行かないと行けないし…」
「それならシュカシュカにお任せください!」
シオンがどうしようかまごついているとシュカシュカが現れてこう言った。
「あらまた可愛いらしいお嬢さん、貴女があの子を見てくれるの?」
シオンはシュカシュカを見下ろして言う。
「体は小さくても心はビッグですぅ!シュカシュカだって試験を超えてメイド隊員になったですぅ!どーんと任せてくださぁい!」
シュカシュカは自身の胸に拳を当てて答えた。
「なら私も心置きなく夫の見舞いが出来るわ。お願いねお嬢さん♪」
「はいですぅ!っとノーナちゃんを見失ったですぅ!探さなきゃですぅ!」
シオンと話している間にノーナを見失い、シュカシュカは慌ててノーナを探した。
「ハァハァきついよぉ…華のレディが何でこんな力仕事っぽい事をしなきゃ行けないのぉ?」
ノーナは自転車を引きながら猫車を運んでいるがヘトヘトに疲れてきた。
しまいには道端で休憩する。
「はあぁ……」
青い空に癒されるノーナ。
「それはそうと紙芝居の内容気になるなぁこっそり見てみようおぉっ!これは……!」
ノーナの目線に眩い光が放たれた。
眩い光がノーナの体を反射される。
紙芝居の内容は「ガラクタ・ライフ」と言うSFものだった。
中年と言うなかなか珍しいタイプの主人公、イオニル・エミンティスがサドナというサイボーグを拾うところから始まる。
設定は荒廃した街。
バトルあり、愛あり涙ありの冒険物語だ。
「イオ兄頑張れ頑張れ!」
ノーナは自分の使命を忘れて作中のイオニルの使命の事で夢中になった。
なおシュカシュカはーーー
「ノーナちゃんを見失ったですぅ…うえぇんここはどこですかあ〜」
シュカシュカは半泣きになりながらノーナを探し回った。
走り疲れたシュカシュカだがどうやらノーナを見失ってしまったようだ。
街も何処が何処なのかわからない…。
シュカシュカは急に不安に駆られた。
「ひょっとしてシュカシュカ迷子になってしまったですかぁ?このままじゃノーナちゃんの先輩出来ないですぅノーナちゃんにも笑われるですぅ!うえぇん助けてチイチイママ!!」
シュカシュカは泣き出した。
「きゃははは面白い面白い♪」
「うえーんうえーん」
紙芝居を独り占めして楽しむノーナと迷子になり泣き出すシュカシュカ。
このままではノーナは失格どころかシュカシュカもメイド隊存続に影を落としかねない。
シュカシュカは迷子になって泣き出してしまう。
「うえーんうえーんシュカシュカ迷子になってしまったですぅ!うえーん!」
シュカシュカは泣きながら歩きまくる。
「お母さんあのお姉ちゃん泣いてるぅ」
「これ指差してはいけません!」
指を差し聞く子供、それを叱る親。
「なんだなんだ?」
「うるさいガキだなぁ…」
シュカシュカを見世物のように見たりウザがったり人の反応は様々。
だがそんなシュカシュカに救世主が現れる。
「お嬢ちゃん迷子?」
シュカシュカは泣き止んで見上げた。
オレンジ色の明るい髪に朗らかな感じの大人の女性がいた。
「ノーナちゃんを見失ったですぅお姉さんも一緒に探して欲しいですぅ!」
「どこで見失ったの?」
シュカシュカと女性は経緯を話し合う。
「わかったわ一緒に探してあげるそうそう私は村上茜、あきゃって呼んでね♪」
「シュカシュカですぅよろしくお願いしますぅあきゃお姉さん!」
そしてそしてシュカシュカとあきゃはノーナを見失った場所とその付近を探し回った。
「あそこですぅあそこでノーナちゃんを見失ったですぅ!」
シュカシュカが見覚えのある場所に来てあきゃにそう言った。
「良かったわ、じゃあ私はこれで」
「ありがとうございますぅ親切なあきゃお姉さん!」
シュカシュカとあきゃは手を振り合った。
「さてさて今度こそノーナちゃんを探さなきゃですねぇシュカシュカはもう同じヘマはしないですぅ!」
シュカシュカは今度こそノーナを探し回った。
そしてそして、シュカシュカは探した甲斐がありやっとノーナを見つけた。
ノーナは同じ場所に留まり、紙芝居に夢中になっていた。
「何度読んでも飽きないなあ♪」と喜ぶノーナ。
(何やってるですかぁノーナ人の苦労も知らないで…!)
シュカシュカは心が闇に覆われかけた。
(いけないですぅシュカシュカはあくまでノーナを助けなきゃですぅ…おぉ神よシュカシュカの怒りを鎮めたまえですぅ…)
シュカシュカは使命を思い出し心が闇に覆われまくるのを何とかロザリオに祈って鎮めた。
(あのボンクラノーナをやる気にさせるにはどうすれば良いですかぁ?直接姿を見せてはいけませんしぃ…)
怒りが収まったところでどうすれば良いかシュカシュカは考えた。




