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もう一人の脱国者(3)

しかしフィグには新たな目標が出来た。


(私もいつかは金を稼いで馬を買いたい!そしてそしてトーマさんを迎えにいくんだ!)


職業訓練を受けながらフィグは未来をビジョンする。


ーーー

高貴な馬を購入しフィグはパカラパカラと馬を走らせる。


そしてそしてスイーツ城の庭ではトーマが花占いをしている。


『好き、嫌い、好き、嫌い…』

そんな時盗賊が現れる。


『何やってんですかチーフ花占いなんて女の遊びみたいな事してないで忍術学んでくださいよ!』

『チーフ仕事してください!』

『なんで起こしに来てくれなかったのよ!』


トーマに詰め寄るまりりん、のぞのぞ、ミント。


『きゃー誰か助けてー!!』

トーマが悲鳴を上げる。


そこで馬に乗ったフィグが鉄砲をぶっ放す。

『可愛い紳士を傷つけたらこのフィグ様が許さないよ!』


フィグは馬に乗って中々高価なブランド物を身につけて見事な鉄砲まで持っている。


キラキラと星が散りばめられフィグは白い歯を見せる。


『きゃー見違えたフィグ様素敵ー♪』とトーマ。


『フィグの癖に生意気な!女郎どもやっちまえ!!』

まりりんが号令しのぞのぞ、ミントがフィグに飛びかかる。


『フィグランチャー!!』

フィグは連射モードにして小銃をぶっ放す。


『『参りました……』』三人は見違えたフィグに腰を抜かす。

『あぁフィグ様僕はどこまでも貴女についていきます!』

『さあ行こうトーマ王子!ハイヤ!』


そしてフィグは片手でトーマを抱き抱え馬を走らせるのだった。


「ふう出来た!」

「2分45秒!なかなか上達したじゃないかフィグちゃん!」

職業訓練とは言えフィグの成長を喜ぶトーマ。


「本当ですかトーマ様!?」

「ああ君はやれば出来る子なんだ!」


目を輝かせるフィグにトーマはハンサムスマイルでフィグを発破する。


「元気が出ましたトーマさんっ!私は職を身につけてトーマさんを必ず迎えに行きますっ!!」


フィグはガッツポーズで背景に火柱を噴出させながら宣言した。


(迎えに…?)「ま…待ってるよフィグちゃん…」

トーマはフィグの気迫に引き気味になりつつもそう言う。


そしてノーシュカはと言うと。

「困りましたね、フィグさんはチーフに惚れてしまってますよ」

「そうなんですか?」

フィグのテンションを見てシュカシュカは察していた。


「フィグさんがトーマさんに惚れてると都合が悪いんですか?」

「悪いですよ、ノーナちゃんはまだ幼いからわからないだろうけどチーフは既に明日香先輩と結婚前提で付き合っています」


シュカシュカの話を聞いてノーナも状況を察した。


「これは不味いです!フィグさんに早くそれを伝えないと!」

ノーナはフィグに駆け寄って行く。


「フィグさんっ!」

「ノーナちゃん喜んで!私はこれでまともに働けるよ!そうなったら今度私がノーナちゃん達を奢ってあげる!さてさて、何が良い?フランス料理?末廣鮨すえひろずしでも良いよ♪」

「連れて行ってくれるんですか!?うわあい!!」

ノーナは食べ物の話を聞くと伝えに来た目的を忘れ手放しで喜んでしまう。


「良かったなノーナちゃん!」

トーマも無邪気なノーナにすっかりペースに嵌められる。


「ガクッ、ノーナちゃんったら…」

シュカシュカはガクッとずっこけノーナを不甲斐ない思いで影で責めた。


そしてそしてーーー

「就職先が決まりました!これもトーマさんとノーシュカちゃんのおかげですっ!」

「良かったなフィグちゃんいてて!」


トーマが喜んでると明日香が現れてトーマの太ももを思いきりつねった。


「トーマ、何何処の馬の骨か知らない子に鼻の下垂らしてるのよ?」

「しょうがないだろ客のサポートはやらないとならないんだ」


「ありゃ怒ってますね…」

「チーフもお気の毒に…」

事務の仕事をしていた琴くるも影でトーマを労っていた。


ところがところがーーー


「出て行けー!!」

新しい就職先からも足蹴にされフィグは追い出される。


「いったい何がいけなかったの…?」

そんな所に車がフィグめがけて突進してきた。


「きゃあっ!」

唯一避けるのだけは上手いフィグは車から避けるがそこにも車が。


「気をつけろボケ!!」

「死にたいのかっ!!」

ブーブークラクションを鳴らされながら責められる。


(なんて冷たいのここの人達は…?)

心無い言葉を浴びせられフィグは泣いた。


「お母さんあの人泣いてるよ?」

「馬鹿指を差しちゃいけません!」

おまけに親子からも不審者扱いされる。


「あぁやっぱり私に馴染める場所なんか………」

フィグは落ち込み出し硬いパンを食べながら飢えを凌いだ。


冷たい風に吹かれながら。


辛さのあまり意識を手放すが手放した先にはトーマの姿が見えた。


『フィグちゃん大丈夫かい?』

なんとトーマがフィグを抱き抱え哀れみをフィグに向ける。


その場は薄暗い寒い光景から青空が広がり美しい花の咲き乱れた風景に変わる。


『トーマさん…こんな私でも助けてくれるの?』

『当然だ君は僕の大事なお姫様だもの!』

トーマはフィグを労るようにスキンシップをし冷えた体を温める。


「そうだ…!騎士様が無理ならお姫様になれば良いじゃない!」


今の幻覚でフィグには新たな希望が持てた。

騎士は無理だとわかったけどまだフィグにはお姫様になると言う道が残されていた。


女の子はどっちもなろうと思えばなれる特権がある。


「あぁトーマ様私は貴方無しでは生きて行けない!今助けられに行きますわー!」

さてさて、トーマ様から迎えられに行こう!

フィグは再びスイーツ城へと足を運んだ。


『先日未名、スイーツ城に若い女性が押し入り、不法侵入の疑いで逮捕されました』


テレビを着けるとニュースが報道されていた。


「怖いわねー泥棒かしら?」

「カマン姉様も何か物色されてないか確認した方が良いわよ」

とポーカマ。


そんな所にノーナが物心ついたように空をポーっと眺めていた。


「どうしたのノーナちゃん仕事はちゃんとしなさいっ!」

シュカシュカが注意する。


「すみません、私フィグさんって人の事考えてたんです。あの人もシャンティ王国から逃げて来たって言ってましたよね?」

「うーん確かにそう言ってましたね?」

シュカシュカも思い出した。


「私はここのお世話になれてるから良いですが私も思うんです。ひょっとしたら私もここに拾われてなかったら今頃もフィグさんみたいに大変な思いしてたんじゃないかって…」


「さっきみたいにポーッとしてたら大変な思い沢山しますよ!仕事しなさいっ!」

「シュカシュカ先輩の意地悪ーっ!」


一方その頃フィグはシャンティ王国に強制送還される事になった。

「あぁやっとシャンティ王国に帰れる…」

しかし彼女は涙をポロポロ流しながら喜んでいた。


辛くてシャンティ王国から逃げて来た彼女だがスイーツ王国の超資本主義の競争社会に馴染めず馬車にて警察に見張られながら帰らされていく彼女。


その後彼女がどうなったのかは誰も知らない…。

脱北者…と言う言葉はよく聞く言葉だと思います。


その脱北者は中国からモンゴルとかその他の何処かを経由して韓国に行くそうですがそこでも馴染めずに北朝鮮に戻ってしまう人もいるそうです。


韓国は日本より資本主義色が強くて超学歴社会の為独裁国家とは言え社会主義で主に従えば良かった北朝鮮に馴染んだ人には辛かったとよく聞きます。


なおフィグ・オランジュはフロマージュ王国の冒険2段で登場する女の子です。


フィグさんにはその犠牲…いやモデルになっていただきました♪


フィグ「酷い(´;Д;`)」


逆に日本は海外からは最も理想の社会主義国家と呼ばれています。


「生活保護」「障害者年金」があるからでしょうか?


しかしそれ取得も中々大変です。

自分がその障害者手帳、年金を欲しがってますが中々手に入れられませんからな汗


確かに日本は最も理想の国かも知れませんな?

底辺でもなんとか暮らしていけはしますからな。


フィグもそこなら馴染めるかも知れません?




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