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もう一人の脱国者

とあるお店で一人の女性がアルバイトをしていたがとても使える女性では無く仕舞いには「出て行け!」と足蹴にされて追い出された。


「はぁここもダメか…」

若い女性は途方に暮れてしゃがみ込んだ。


ーーー

「「もしもあなたに出会えてなかったらなんて

思うだけで怖いほど大好きなんだ〜♪」」

相変わらず歌いながら歩くノーシュカ。


「あらら」「どうしたのノーナちゃん?」

ノーナがとある存在に気づき立ち止まっている所シュカシュカが聞く。


「女の人が途方に暮れてます助けてあげないと」

「確かに私達はメイド隊員ですが人から依頼が無い限りは仕事に持ち込んではいけませんよ…あ、ノーナちゃん!」


ノーナの行いは立派だしメイド隊員として素晴らしいものなだけに強くは言えないがそれでもメイド隊の仕事は激務なので客としての依頼が無い限りは放っておく方針を取っている。


シュカシュカはノーナを引き留めようとするがその前にノーナは女性の元へ駆けつけてしまった。


「どうしましたどうしました?」

「もう何社と廻っているのですが合う仕事がなくて…」

女性も相当困っているらしくシュカシュカも放っておく事は出来そうになかった。


「そうですかそれは困りましたねそれならスイーツ城にいらしてください。職業訓練などもそこで行っていますので」

とノーナ。


「ありがとう親切なお嬢ちゃん」

女性はニッコリと微笑んだ。


ーーー女性のアパート。


女性が帰る頃には日が暮れていた。

「うぅ今日もカップラーメン…電気もつけられないし水道も無駄に出来ないどうしようどうしよう…」


寒さに身を震わせて厚着で誤魔化しながらカップラーメンをすする。


因みにその女性はフィグ。

なんと彼女もシャンティ王国から逃げてきた。


「はぁ初めはなんて素敵な所だろうと思って過ごしてきたのに競争が激しくて馴染めないよ…私に合う場所なんて無いのかな?」


フィグはふぃぐふぃぐ泣きながら簡単な私生活すらも苦行に感じた。


『それならスイーツ城にいらしてください。職業訓練などもそこで行っていますので』


そこでノーナが言ってた事を思い出したフィグ。

行ってみるかスイーツ城と言うところに。


フィグは藁をも掴む思いで翌日、めんどい支度をなんとか済ましてスイーツ城に足を運んだ。


ーーー

「うわあ大きい城……」

フィグはスイーツ城の大きさに圧倒される。


インターホンを鳴らし待っていると一人のメイドが姿を現した。


「「あ……」」フィグはビックリする。

目の前の相手に以前会ったことがあるからだ。


「きゃああぁごめんなさいいぃ!!」

「なんなのなんなの!?」

突然謝ってこられ相手がたもビックリする。

なおその相手はまりりん。


フロマージュの大会で剣を交えた事があるのだ。


ーーー

「………と言うわけでシャンティ王国から逃げてきたんです…」

「なるほどそれは大変だったわねでもでも弟子には出来ないわね」


(弟子にしてくれなんて言ってない)と心の中で思うフィグ。


「で用件は?」

ちょっと突き放したように聞くまりりん。

とそんな所にトーマがやって来る。


「ダメじゃ無いかまりりんそんな塩対応は。お客様だよ」

「私セーリだからちょっと機嫌悪いの」

「じゃあ後は僕が相手するから君は向こうで休んでて」


トーマはやんわりとそう言ってフィグの相手をする事にする。


(うわあ真面目そうな人好みかも……彼女いるのかな?)

フィグはトーマの容姿が好みなのもあり心の中のテンションが上がる。


「フィグちゃんだっけ?ごめんねまりりんが突っぱねるような態度を取って」

「いえいえいえいえ!!」


フィグは緊張のあまりトーマの前では大袈裟なリアクションを取ってしまう。


「職業訓練ねじゃあついてきて、トレーニングルームがあるから」

「は、はい!」

トーマはフィグを導く。


そんな所そんな所二人執事が現れトーマに聞いてくる。


「誰っスか彼女っスか?」

「相変わらず隅に置けませんな」


雪兎とケタルだ。

「違う違うそれより仕事は済ませたのか?」

トーマが少し罵り加減に聞く。


「さっき終わりましたよそれでそれで明日香先輩とゲームで対戦する事になってるんです」

「今度こそ勝ってみせるぜ」

明日香と戦おうと言うところではりきっている。


「お前らは勝てないよシエリすら苦戦するほどなんだじゃあ」

「じゃあ後でチーフも見にきてくださいよ目にものを言わせてやりますから」


そしてそして別れる執事達。


「なんだか良い雰囲気ですね」

「まあねカマンやまりりんみたいにちょっとぶっきらぼうなのもいるけど大体良い奴だよ」

とそうやりとりしあう男女。


(うわあぁデートしてるみたい!)

「どうしたのフィグちゃん?」


また恥ずかしさが押し寄せて視線を逸らしてしまうフィグ。


トーマは心配して顔を覗かせるが。


そしてそしてトレーニングルームーー


そこではちょうどノーナが新しい仕事に挑戦するため訓練を積んでいた。


「はぁ、はぁ、大変ですねこの仕事……」

「そうですよそうですよだからだから、いっぱい訓練積んでついていけるようにしてくださいね」


コーチしているのはシュカシュカ。


とそんなところカチャリとドアノブが鳴る。


「あ、やっぱり来ていらしたんですね!」

「あの時のお嬢ちゃん!それとそれとメイド服着てるって事は貴女達も隊員ですか??」


再会したと言う事で改めて紹介しあうフィグ達。



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