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突然の別れ

苦いペット関連のエピソード。


何度かペットを飼った事がありますが小学生の頃、心残りを残したエピソードをご紹介します。


可愛いと子犬を連れてきて飼われる事になったその子。


ノファンはその頃、子供心に犬が怖いと思ってたので避けたりしてました。


裏庭に小屋を建て、繋いだのですがそこからワンちゃんにとっての地獄が始まります。


当時、家のトラブルもあったのか知りませんがずっと餌を与えずほったらかしにしていました。


ネグレストです。

その子は可哀想にキャンキャンと鳴き続けました。


逃げ出そうとして小屋ごと表の庭まで引っ張って来ていた事も覚えています。


最後に見た時はガリガリに痩せて目も当てられないくらいになっていました。


暫くすると犬を飼いたいと言う人が現れてその人にその子を渡しました。


その方は「可愛い」と言ってくれてたそうですが。


今にして思えば怖いと思わずにちゃんと向き合えば良かったと思います。


その子が新しい飼い主の元で、元気にやっている事を願うばかりです。


みなさんもペットを飼う時は責任を持ってください。


可愛いからと飼ってネグレスト、虐待をしてしまうくらいなら飼わない方が良いです。

それから暫くノーシュカは楽しそうにミドを育て、これからもミドはすくすく育つだろうと言う時、突然ミドは体調を崩す。


「どうしたの!?」

「ミドがエサを吐き出して…」


ノーシュカは急いでミドを動物病院に連れて行く。


「ハァハァ…」

ミドは苦しそうに悶えていた。


「ミド…お願い死なないで!」

「大丈夫よミドは死なないわ!」

ミドの無事を祈るノーナをシュカシュカは懸命に励ます。


暫くして主治医が現れた。

彼は深刻な表情をしていた。


「ガンが見つかりました。後長くて3ヶ月……」

「そんな………」

ノーシュカは頭が真っ白になった。


ミドは段々と弱っていく。

ノーシュカはそれまでミドにつきっきりで世話をしたり遊んだりした。


そして主治医が宣告した最後の日がやって来た。


「ミド………」

ノーシュカが涙を流しながらすっかり弱ってしまったミドを見守り続ける。


ミドは弱った身体とは相反的にキラキラした瞳でノーシュカを見る。


『ありがとう………天国に行っても僕は見守り続けるからね』


そして最後にこう言ったのをノーナは感じ取った。


そしてミドはそのまま固まり、動かなくなった。


「うえぇん、ぐすっぐすっ!」

ノーナはシュカシュカに飛びつき泣きじゃくる。


シュカシュカもノーナを抱きしめながら大泣きした。


そしてそして、チイチイやくるみん達も混ぜてノーシュカは十字の墓を建てて骨だけになったミドを入れる。


「ノーシュカ、ミドは天国でめっちゃ感謝しとるで、せやから泣き止み」

チイチイはこう静かに労るがノーナの悲しみは暫く癒えなかった。


ーーー

ノーナは優美の家でも優美に心配され慰められる。


「ノーナちゃん元気出して…」

「………」

心にぽっかりと穴が開いたままのノーナ。


やがてケンノエが『ノーナ』とテレパシーで語りかけてきた。


ノーナは外に出てケンノエの側に寄った。


「お父さん…」

ノーナは大白鳥ケンノエを父と呼びケンノエに身を埋めた。


『あの子、ミドはとても君達に感謝している。君はいずれあの子の魂を身に宿す事になるだろう。その子をミドだと思って大事にしておやり』


ケンノエはノーナの涙、体を一身に受け止め優しい声をかけた。


「ありがとうお父さん、私はミドの分まで精一杯生きます!」

ノーナはケンノエと固く誓った。


そしてそしてーーー


「君達すまない……」

ノフィンから思いきり頭を下げられるノーシュカ。


ノーシュカは目をパチクリさせる。

「どうしたんですか執事長?」

「いや…あの……」

ノフィンは反応に逆に困る。


「ノーシュカ!買い物行っておいで!」

チイチイから呼ばれるノーシュカ。


「行きましょうノーナ!」

「待ってくださいシュカシュカ先輩!」


走っていくノーシュカ。


ノフィンは唖然としたが元気な様子を見て安心はした。


「……ミド君ごめんね」

ノフィンはミドの墓に立って花を手向けた。

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