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ある時助けたワンコ

「遥か遠くに浮かぶ星を想い眠りにつく君の選ぶ未来が望む道が何処へ続いていても共に生きるから」

ノーシュカが歌いながら歩いていると子供数人が何かを取り囲んでいるのが見えた。


「うふふ子供は無邪気で良いですね♪」

とシュカシュカはほっこり笑顔で囁くが次の子供の言葉でピクリとした。


「いひひこの犬死にかけだぞ?」

「さてさてトドメにモンスター一匹やっつけて経験値だ!」


聞き捨てならなくなったシュカシュカ。

「これやめなさい!」

シュカシュカが子供達を窘める。


「どうしたのですかシュカシュカ先輩?」

「いじめですよいじめ、ほら子供達どきなさい!」


シュカシュカがノーナを適当に相手し子供達を追い払おうとする。


「やだね、何正義ぶってんのおばさん?」

「おばさんですって〜!?言うのはこの口ですかこの口ですか!?」


ムキになったシュカシュカは子供の口を広げて威嚇する。


「痛い痛いやめて!」

そして子供達はそこを立ち退く。


すると一匹の弱った犬がブルブル震えていた。


(うへえ醜い犬だなぁ)とノーナは思うがシュカシュカは「可哀想に」と言いながら犬を抱き上げた。


「どうするんですかその犬?」

「このままにしておく訳には行きませんね。飼えるかどうかチイチイママか執事長に聞いてみましょう」

シュカシュカが犬を抱いて頭を撫でるなどのスキンシップ。


「可愛いですよこの子♪ノーナちゃんも抱いてみます?」

「え…遠慮しときます…」

ノーナは(ミドゲコに似た容姿の醜い姿の犬をよく抱けるなこの人は)と思いながら遠慮した。


「シュカシュカ先輩の所では飼えないのですか?」

「飼いたいのは山々ですがメルリが犬アレルギーなんですよ」


シュカシュカが苦笑いして答える。

メルリはシュカシュカの妹である。


ーーーそしてそしてスイーツ城。

ノフィンはスイーツ城のリフォームを業者に頼んでしてもらい、今壁などを新しくした所だった。


「フッなんて美しいんだ、僕の美しさを壁が更に引き立ててくれている」


ノフィンは片手にグラスに入ったワインを持ち長い銀髪をかき上げながら悦に浸っていた。


ノフィンは執事長だが生粋のナルシスト。

美しいものが好きと来たもんだ。


「そしてそして美しいメイド達」

ノフィンは舞いながらくるみんと琴奈んに薔薇を差しだす。


「まあ執事長ったら♪」

くる琴ははにかみながらノフィンを見合わせる。


「そしてそして飾り付けの花壇や女神像もまた美しい」


ノフィンは更に花壇や女神像の前でキメる。


「そしてそして幼く可愛いらしい……」

そこでノーシュカが歩いて来たので彼女達で決めようとしたが「少女達」と言いかけていた所何かを見て固まってしまった。


「どうかしましたか執事長?」

シュカシュカがミドゲコ犬を抱き抱えながらポーズを取ったまま固まったノフィンを覗き込む。


ノフィンは咳払いして姿勢を正しシュカシュカに聞く。


「シュカシュカ君その醜い犬はどこで拾って来たんだね?」

ややしかめっつらをしながらノフィンがミドゲコ犬に指差した。


「子供達にいじめられていたのを助けました。飼っても良いでしょうか?」

シュカシュカは無邪気に聞いた。


「駄目駄目絶対駄目!」

ノフィンは全力で否定した。


(まあ執事長の反応はもっともらしいけど…)

とノーナは密かに思った。


そこでそこでチイチイがやって来た。

そしてこう言うのだ。


「良いやんか飼ってあげても」

「チイチイ君正気かね!?」

ノフィンがギョッとする。


シュカシュカの表情はパッと明るくなる。

「ありがとうございますチイチイママ!」

とそしてこう言うのだ。


「僕は認めないぞ!こんな汚らしい犬をこの清潔で高貴なスイーツ城に置くなど!美しいもの以外僕は認めない「頭を冷やせーこのスカタン!!」

ノフィンがチイチイにぶっ飛ばされる。


「痛てて……わかったチイチイママに免じて許可しようしかししかし、ノーシュカだけで飼うのだ」


「えっ!?私まで??」

「嫌なんですか?」


思わず声に出してしまうノーナにシュカシュカが上目遣いで聞いてきた。


「嫌…じゃありませんが……」

ノーナは目のやり場に困ってしまい目を泳がせながら同意する。


「まあこれもメイド隊員の教育の一環や飼うからには大事にせなあかんで」

チイチイが腕を組みながら言う。


「良かったですねぇミド♪」

「わんっ♪」

シュカシュカは喜びながらげこと目を合わせる。


そうそうシュカシュカはミドゲコ犬にミドと名付けていた。


「ミドちゃんおいでおいで♪」

シュカシュカはセイエと遊びまくる。


「さあノーナちゃんも」シュカシュカはこうノーナにも促す。


(えーやだなぁ…)と思いながらも「おいでー」と棒読みでミドを誘う。


ミドはパタパタと歩いていきノーナにう。


するとノーナのミドに対する思いが変わった。

(可愛いかもこの子……)そしてこう思うのだ。


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