1 プロローグ
今回、初めて小説を投稿します。ヒマビトです。今まで沢山のラノベに触れてきて、いつの間にか自分も書きたい。そう思うようになりました。良かったら最後まで読んでみて下さい。
「栄太この荷物は此処でいいか?」
「はい!もう大丈夫です。今日はほんとにありがとうございました!」
「いえいえ、海斗の頼みなんでね」
僕の名前は大宮栄斗。
今年から高校生で、今日から一人暮らしをすることになった。
そして彼らは僕の父、大宮海斗の友人達だ。今日は父が用事でついて来れなかったので代わりに彼らが荷物を運んでくれたのだ。
彼らが帰ると部屋は静まりかえりようやく、この部屋が新しい僕の部屋だという実感が湧いてきた。
このアパートは二階建てで外観は少し古っぽいが、部屋は半年程前にリフォームされたばかりなのでとても清潔感があり、正直実家より綺麗なくらいだ。
少しの間、リビングで休憩して僕は家を後にした。
そろそろお隣さんに挨拶に行くか。
僕は地元のお土産を手にしてインターフォンを押した。
怖いおじさんは嫌だったらどうしよう…。どうせなら可愛い人がいいな…。まぁそんな都合の良いことはないか……
ーーーーーってあれ?留守なのかな?誰も出てこない。まぁ、日曜日の昼とはいえ家にいるとは限らないか。
「はぁ〜、無駄に緊張した…」
なんか緊張が解けてお腹空いたな。
「なんか買いにいくか」
ポケットからスマホを出し地図で近くのコンビニを探した。いやー、スマホは便利だなぁ。てか何ジジイ臭いこといってるんだ僕は…。
コンビ二から戻り、階段を上り終えると、僕の隣の家の前の人影に気付いた。
……どうしたんだろ。外見からして僕よりかは年上の女性だ。というか凄く可愛い…。綺麗な白い肌に、黒髪ロングでとても清楚感のある服装だ。
「あのーー、どうかされました?」
「えっ、あーー、あなたは?」
彼女は僕に気が付いてなかったらしく少し動揺した様子で質問で返された。
まぁ、僕もかなり緊張してるんだけどね。顔には出てないはず……
「ええと、僕は今日隣に引っ越してきた大宮栄斗です。よろしくお願いします」
「ーーーで、どうされたんですか?」
「ええーっと私は桑鶴結衣です。よろしくね」
「さっきまで出掛けてたんだけど何処に鍵を落としたみたいなの、えへへ」
彼女は意外とドジっ子なんだろうか……
「大家さんの所には行ったんですか?」
「あー!その手があったか」
行ってなかったんかい……。思わず関西弁でつっこんでしまった。この人は大丈夫なんだろうか……。それはともかく、お隣さんが良い人そうで良かったぁ。それに可愛いし。
鍵を持ってニコニコしながらに帰ってきた彼女は僕にありがとうと伝えると家に入っていった。
色々参考にしたいので評価、感想など良ければ宜しくです。