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その27
その27
あつい時間は終わりました。うまいこと、予備の電気は地下にながれてくれたのでしょう。
フラッコは、ドアに近づくと、くちばしでつついて、大きな穴をあけてしまいましたよ!
そして、こわれてしまったキカイをくちばしにくわえて、その大きな穴から、外へと飛び出していくんです!
灰色の空のなかで、冷たい風にふかれて、フラッコからもキカイからも湯気がでます。でも、すぐに、あつさもなくなって、いつもどおりでした。
フラッコは『ぼうごふく』を見つけました。
いや、せいかくには……『ぼうごふく』の皮だけですね。
なかみがいませんでした。
なかみの『ぼうごふく』は、その灰色のしせつのがけから、がけの下へと、おちていましたよ。




