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その23
その23
『ぼうごふく』は、さんざん悩んでいました。右に歩いたり、左に歩いたり。
フラッコは『ぼうごふく』がおかしくなって、いきなりみどりいろのドロドロを口から吐き出しやしないかしんぱいでたまりません!
でも、『ぼうごふく』はだいじょうぶでした。
よ、よし、かくごはできたよ!
うでがふるえていましたが、『ぼうごふく』はキカイをさしだしてきました。
フラッコがくちばしを近づけると、やっぱり!最後にもういちどだけ!と言い、キカイを指でおして、あの美味しそうな娘をよびました。
年を取った、灰色のひとみで、たのしげに跳ねている美味しそうな娘のすがたを『ぼうごふく』は見ていましたね。
なんだか、じゃましにくいです。
フラッコは、カッコいいカラスなので、目をとじて、泣いている『ぼうごふく』を見ないでやることにしました。
男は、泣いてるすがたを見せたくないものです!フラッコは、『こふう』なカラスなんですから!




