表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/31

その2

その2




なんと、世界は生まれる前に終わっていたそうです!なので、どんなにフラッコが望んでも、青い空は見れないようですよ。


フラッコは、かしこいカラスだったので、ムリなことは願いません。


でも。


本当は、青い空とやらを見てみたいなあ、と心のどこかで考えてはいました。


ひとならば、かみさまに、おいのりしたり、おねがいしたりするところですが。


かしこいカラスの心には、かみさまなんて住んでいません。


いもしないものを、かしこいカラスは信じることはないのです!


それでも。


つごうよく、青い空を見せてくれるならば、かみさまでも、そのはんたいの、あくまでも、ちからを貸してほしいものだとも、フラッコは考えていました。


カラスはあくまの使いと言われて、ひとにいじめられて来ました。


そんなふうに学校でおそわっていましたので、なんだか、あくまとはなかよくなれそうな気がするのです。


ただし、だれかの子分になるなんて、まっぴらごめんだなあ、ともフラッコは思いました。


カラスは、滅びた灰色の空ではいつだって、誇り高い、空の王さまなのだから。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ