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第63話

 風が気持ちいい。人情のある涼しさだ。優しさを感じると言うか……。「へぷし!」とくしゃみをしてしまった。


 カルシラスト様が目を丸くした後、凝視している。穴が開くほど。まるでこんな生き物は初めて見たと言う感じだ。


 どうしよう嫌われちゃったみたい……もうあなたとは話さない等と言われるのかしら?


 私はだんだん気分が悪くなってきた。俗っぽいもの嫌悪されて当然よね……。出来れば今まで通りのカルシラスト様でいてほしい。


 無理かしら。私はうつむき……肩を落とす。もうどうにもならないのね。お別れだわ。別離……。


 肩が笑い始めた。クスクスと。まるで嘲笑っているみたいだわ。ご主人様である私が落胆しているっていうのに。


 目尻が下がる。悲しくて悲しくて涙が……。つ!


 そこで暖かいものに包まれた。見上げると水色の目がにっこりしている。彼はこう言う。


「少し暖めてあげましょう。少しだけ……」


 私も彼の背中に手を回した。スズメ達がこちらを向いてチュンチュン……。兵士達はそ知らぬ顔で通りすぎる。


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