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第1131話

 私はだるい肩をぐるぐる回し、首を鳴らす。ギリギリ、ギコギコと器具の音がする。あえて皆が音をたてている気がする。私は空いていた握力増強の器具のもとへ近づき、器具に貼られた説明書を一読し、椅子に腰掛け両手で自転車のブレーキのようなものをぐっと握りしめる。


 けっこう硬いわね。顔が歪み、歯を食いしばってしまう。前方の茶色い壁を睥睨する。隣で同じ器具を扱う男性は平然とぎゅぎゅと握りしめ丸太ほどある腕を膨らませる。器具の並ぶ室内は空調のおかげで心地い。もっとやろう!


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