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第七話

それから三日、仕事をしては飯を食い、仕事をしては寝ると言う生活を続けていた。


狩はそこそこ早めのの歩きと一発。日常生活での運動も最小限にしてなるべく動かない。


そんな生活でも、三日もすれば汗とか色々と辛いものが有るんです。魔法が無かったら。


そう、俺はこの三日で魔法使いになったのだ!魔法使いに!……生活魔法と言う地味な物だが。三十歳じゃない、絶対に。


・生活魔法 アクティブ その他

・スキルレベル 5

・効果

・レベル1 最低限のレベルの生活魔法

・レベル2 地味に役に立たない生活魔法

・レベル3 一般的な生活魔法

・レベル4 日常で横着出来る生活魔法

・レベル5 生活に必要な全ての生活魔法


説明文が割と適当だが、レベル1はマッチよりしょぼい火やコップに半分の水とか、正直役に立たないってレベルじゃ無かった。


レベル5にしてようやくよく異世界物で見る「クリーン」的な風呂よりさっぱりできる魔法になった。


これだけで15ポイント、実に5レベル分のポイントをつぎ込んだ訳だが、レベル自体は6上がり、15になっている。


・名前 ヒラヤス ショウ

・種族 ヒト

・レベル 15 (17/100)

・HP 20218/20218

・MP 6692/6739

・力 1347 (8×168) ■□□□□

・体力 1010 (6×168) ■□□□□

・器用 1179 (7×168) □□□□□

・俊敏 1010 (6×168) ■■□□□

・魔力 336 (2×168) ■□□□□


軽く計算してみたが魔力以外の基本値が上がったらしい。相変わらず魔力だけ低い気がする。ついでに言うなら銅の剣を使わずとも、デコピン一発でコボルトが消し飛ぶ。


さて、このペースでレベルが上がった理由は二つの理由が上手く組み合わさっている。レーダーと高速機動、それも一つレベルが上がるたびに速度が1.4倍になるなんて物が一つ。ほとんどレベルのおかげか。


二つ目は、いちいちギルドに行かなくてもしっかり狩った分の報酬が出る、という事を知ったおかげだ。ただ無知なだけだったとも言うが。やっぱり周りも笑ってたんだろうか。


ゴールドも一万を超えた。日本円なら大雑把に百万円だろうか?飯の代金とか宿代とかから考えるとその位だろう。大金だ。


元の世界的に考えれば三日で百万円、一ヶ月で千万円か。年収一億以上とか、冒険者って儲かるなぁ。日本なら三年間働けばそれ以降一般的な生活を送れば働かなくて言いわけだし。


いやまあせっかく異世界を、それも凄い優遇付きで満喫出来るんだから、食っちゃ寝とか引きこもりはしないけどね。出来るだけ楽しく生きよう。


そのためにもまずは、情報集めをするべきなんだろうけどね。中々進まないね。変な事言って周囲から変な目で見られるのはきついし。日本人的に考えて。


やっぱり信頼できる仲間的な何かを見つけるのが一番な気もする。一人だと何というかこう、あれだし。寂しいし。


そう思ってギルドで鑑定しまくって出来るだけ強い人を探したけど、一番高くて8レベル、それも五、六十過ぎたお爺ちゃんだった。神様はレベル上限が無いって言ってたけど、99とか9999とかでなく10位が人間の最大なんだろうか。低くね?とも思ったが、3レベルで三倍になるんならそんなもんなんだろう。自分のチートが恐ろしい。


しかし、とかく強くなる前に下手に目立つのも嫌な気がするし、何にも負けない強さってどの位かわからないし、一人なら何とかなったとか嫌だし、まだパーティーはいらないか。結局ぼっち、か。


俺が主人公とかならヒロインの一人や二人くらいもう会っててもおかしくないってのに、現実って厳しいぜ。ケモミミもエルフもドワーフも見れてないし。


世界地図とか社会情勢の本とか歴史書とか何でもいいから欲しいんだが、どっかに落ちてたりしないかね?街に図書館的な施設も無かったし、もっと大きな都市にでも行かなきゃいけないんだろうか。


この街に愛着や未練も無いし、食料とか買って旅に出ますか。水が無限に近く有るってのはいいね。


俺の冒険はこれからだ!

スキルポイントの扱いが杜撰なのは、昇がレベルアップすれば幾らでもポイントが手にはいる為に、手当たり次第に欲しいものをとっている為です。


異世界スタンダードは、レベル1のスキルを大量取得とレベル5を2つ取る感じの2派にわかれています。その次くらいに5を1つと他複数取る感じです。


冒険者なんかは基本前者、職人さんなんかは基本後者です。もちろん一点特化の冒険者なんかもいます。

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