第四十一話
注意:スキップを推奨しますが、よく読むともしかしたら……
ゆっくり、していってね。
「もう一戦お願いします」
目覚めたとつか少年の最初の一言がこれだ。直前まで気絶していたくせに、むくりと起き上がって辺りをきょろきょろ見回したかと思えば、介抱していたネコミミをスルーしてこっちに来やがった。
「いやだ」
「どうかお願いします!」
「頭を下げても駄目なものは駄目! 大体君の必殺技も耐えたし、キック一発で負けたんだし、もう一回やっても無意味だろ?」
「そう、ですか……では弓や槍、斧や剣も使って、きっと楽しませてみせますから!」
なんだろう、言葉とか話が通じていない。目をキラッキラさせてこちらを見つめるとつか少年にどうやったら断れるかを考えていると、シエルが助け舟を出してくれた。
「ねえ君、戸塚君さ、昇は断ってるよね? 負けたのに自分の都合を押し付けるのはやめなよ」
まったくの正論だ、いいぞもっと言え! 流石に第三者にこうまで言われれば頭も冷えるだろう。
「自分の都合? いえいえ、きっとお兄さんも本心では戦いたいに違いありませんよ。これはお互いに利点があります」
いやまて、いったいどこからそんな超理論が出てきた。そのりくつはおかしい。
「なんでそんなことがわかるんだい?」
「だってこれだけの強さですよ? きっとチートは戦闘力、それも物理的な身体能力の向上に特化したものに違いありません。それも十分に練り上げられたものです。そんなチートを貰うって事は、お兄さんも戦いが好きに決まっています!」
「……言ってることは筋が通っているけど、昇は絶対魔法系統のチートを貰ってるよ? それも火力が上がるタイプの。そうだよね昇?」
「そんなことないですよねお兄さん?」
二人に迫られる。ああ、そういえばシエルに説明すんの忘れてたっけ。このまま誤魔化しっぱなしでいいか。
「残念、どちらも違うから。そんなことより観光に行きたいんだけど」
「そうですにゃトツカ様! そんな奴よりも旅の目的を思い出してくださいにゃ!」
そんな奴呼ばわりはあれだが、ネコミミさんナイスアシスト!
「ですからミナさん、僕は強い人と戦うために旅をしているんですってば」
「そーんなこと言っても、いっつも悪い奴をやっつけてるにゃ! 悪を懲らしめる旅だにゃ!」
「それはたまたまですって。強い人が悪いことをしていただけで……」
「でもいっつも悪い事したかって確認して……」
「ですからそれは……」
アシストになっていなかったが、口論が始まったのでその隙にシエルとこっそり街に逃げる。気配とか言っていたけど、ほかの事に集中している間は機能してないみたいだ。それにしても、死ぬかと思った。武器の種類とかまだまだ言っていたし、どうやら隠し玉がけっこう残っているようだった。次に戦うことになったらと思うと、もっと強くなるべきだな。
とりあえずは最後に食らったアレ……うんようのたちだったか、防ぐなり避けるなりが出来るようにならないとな。雷速とか言ってたけど、要は光の速さくらいだろうか。アニメとかでも結構避けてるし、ファンタジーなら避けれるだろ。
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夜、宿の布団からいつの間にか隣に入ってきているシエルを起こさないように出る。音を立てないように気をつけて、テレポートで山のふもとに向かう。
どれくらいのレベルで光の速度を超えられるかはわからないけど、後ろに跳んで何も見えなくなれば光の速度を超えているんじゃね? と適当な予想を立てつつ、レベル上げを開始する。
探して、見つけて、剣で斬る。走って、斬る。百回で1レベル上がる作業を繰り返し続ける。最初のレベルアップまでに経過した時間は二分かかっていなかっただろう、しかし体感では八時間近く経過していた。
面倒臭すぎる。うじゃうじゃと湧いているのならよかったのだが、そうだったとしても百回を何度も繰り返すのは正直辞めたい。RPGのレベル上げも結局は効率の良いところで少ない数のモンスターを相手にするから出来るのであって、百や二百ならまだいいが、千、万となってくると無理な気がする。数字で言うのは簡単だけど、それは実際にやったことがないから言えるんだなぁ。
レベルアップにより作業効率は上がる。しかし体感では何も変わらない。ただ延々と同じ事を繰り返し続けるだけだ。走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、レベルが上がった、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、また一つレベルが上がった、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、これでやっと4レベル、だがまだ届いていない、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、これで5レベアップ、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、これで6レベ、能力は九倍になったので効率は随分と上がっただろうが、体感では何も変わらない、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、走って、見つけて、斬って、……………………………………
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結局23レベから55レベルになるまで、32ほどレベル上げをしたが、一時間どころか三十分も経っていないだろう。それだけの短時間でステータスは随分と上がった。
・名前 ヒラヤス ショウ
・種族 ヒト
・レベル 55 (0/100)
・HP 9.29e+10/9.29e+10
・MP 5.42e+10/5.42e+10
・力 6.19e+9 (16×3.87e+8) ■□□□□
・体力 4.64e+9 (12×3.87e+8) ■■□□□
・器用 5.03e+9 (13×3.87e+8) ■■□□□
・俊敏 5.42e+9 (14×3.87e+8) ■□□□□
・魔力 2.71e+9 (7×3.87e+8) □□□□□
表記方法が変わった気もするけど、要はe+ってのは0がいくつ付くかってことらしい。億までいったってことか。一気に上がったなぁ。辛かったけど。
最後の方は前に進むとなんか視界が青くなったり見えなかったり、バックしても赤くなったり何も見えなかったりとやたらと目がやばかった。これだと見えないから避けれませんでしたってなりそうなので、有り余っているスキルポイントで何か解決策が無いか探した。とりあえず見えないならと思って暗視や視力向上なんかを5までとったが、移動したときの視界は変わらなかった。それならどうするのがいいかを考える。
光の速度で移動してそのせいで見えないなら、人に物が見えるのは光の反射だからだったと思う。つまり光に頼らないで『今』の瞬間を認識する必要があるわけだ。テレポートみたいに視力を飛ばせたら……
テレポートって魔法だよな、じゃあ魔力視とか魔眼的なものでいけないだろうか? そう思ってとりあえず魔眼から調べて見ると、やたら候補がある中で一つ、ただ魔眼としか表示されていないものを見つける。
・魔眼 パッシブ 特殊
・スキルレベル 0 …1P
・効果
・レベル1 視力の良くなる魔眼
・レベル2 見えぬもの無き魔眼
・レベル3 真実を伝える魔眼
・レベル4 世界を捉える魔眼
・レベル5 捉えられぬもの無き魔眼
ものすごーく適当かつ厨二な感じで、説明になっていない説明文だ。まあ駄目だったら駄目で他のを探せばいいし、とりあえず5まで上げてみる。
結論から言うと、しっかり望んだ機能が付いていた。走ろうが何しようが今まで以上にリアルに世界が見える。ブラウン管からプラズマに替えたとかそういうレベルの違いだ。うまく言葉に出来ないけど、ともかくそんな感じなのだ。
他にもまだ余っているポイントが結構あるので、物理耐性シリーズの二つを5に、なんだかんだで一番使っている空間魔法を5にした。それでも31ポイント余っているけど、とりあえずはとっておこう。
十分に強くなったと思うし、宿に帰って寝よう。時間は短いけどすごく長かったから疲れた。
完全に描写するのを忘れていましたが、獣人の国は和風チックな所です。西の国なのに和風。王都ギルドの受付さんは犬っぽい人で、口癖はわふぅ……あれ? 滑ってる?
やたら長い上にアレなあれですが、単調なレベル上げってこれを一文字一文字読んでいくより辛いですよ? 簡単だろ、と思っていたり言っている方は、とりあえずまずは一時間でも走り続けるか、単調な作業を続けてみてはいかがでしょうか? それよりも辛い事なのに、文章にすれば一瞬だしポンポン。それだとなんだか嫌なんです、というわがまま回。




