残されたモノ
更新が遅れてしまった・・・。反省しています。
私達が駆けつけた時には全てがおわっていた。
魔王の一人であるベルゼビュートらしき異形は心臓に一突きと首を落とされていた。お姉様達は満身創痍ではあったが一緒に来ていた治療部隊の治療により一命をとりとめた。しかし、そこに彼の姿はなかった。
「ウィンダリア様!範囲を広げて捜索しましたが武器の奇術師殿の姿は見当たりません。」
彼の姿が見当たらない。不安ばかりが募る。
別の騎士が私の元へ布に包まれたなにかを持って駆け寄ってきた。
「ウィンダリア様…ご報告いたします。」
騎士は酷く青ざめ顔だった最悪な想像が頭をよぎる。
「砕けた地中から武器の奇術師殿のモノらしき…右腕が見つかりましたッ」
騎士はそう言ってと抱えていた布を下ろし、広げた。
その場にいた全員が息をのんだ。
ソコには右腕があった。手首の所にはお姉様達のパーティー「グリモワール」の証である魔導書を象ったパーティーリングが填められていた。
信じたくはなかった嘘だと思いたかった。
「ウィンダリア様…!ご報こッ!」
治療部隊の者がやってきた。そのものも右腕をみて衝撃を受けている。
その姿を見て正気を取り戻した私は部下に指示を出す
「第一第二班はすぐさま右腕が見つかった地点の地中を捜索。第三班は第一第二班の警護に当たれ!第四班は王都、第五班森都へ向かい伝令。伝令の内容は…「グリモワールによりベルゼビュートは倒れた。武器の奇術師の安否不明。他の三人は重症、援助を求む」」
それを聞いた各班長は直ぐ様持ち場についた。
「第六班はそのまま治療部隊の護衛を続行。さて、治療部隊の方は何かあったのか?」
私は放心している治療部隊の隊員に声をかけた
「ッ!し、失礼しました。ミウ様が目を醒まされました。」
「本当か!話しはできそうか?」
「少し記憶の混乱が見えます。ウィンダリア様がお話されたほうが回復が早いかもしれないと部隊長が申しております。」
「今すぐ向かう。ここは任せたエリアス。」
「承知。」
後の指揮を副官のエリアスにまかせ、私はミウお姉様のもとへ向かう。
そしてミウお姉様から彼の最後を聞き、私は絶望した。
さらに懲りずに新キャラを沸かせる・・・あとで爆発しかねない・・・。
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