1990〜2010年代:ソ連崩壊後の新秩序と中華民国の台頭
【Ⅰ】1990年代初頭:冷戦の終焉と「多極化の始まり」
● ソ連の崩壊(1991年)
• 長期の軍拡競争・経済停滞によりソ連体制が内部崩壊。
• バルト三国・ウクライナ・中央アジア諸国が次々と独立。
• 日本・米国・中華民国が主導して「旧ソ連地域安定化支援会議(MRC)」を設立。
• ロシア連邦が誕生するも、経済・軍事ともに深刻な混乱状態。
● 日米中三極体制の形成
• 日米は依然として主導的立場を維持。
• 中華民国は急速に経済支援・資源投資を拡大し、ユーラシア全域で存在感を強める。
• 「日米の自由主義ブロック」 vs 「中華民国主導の経済ブロック」 という曖昧な二重構
造が出現。
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【Ⅱ】1990年代中盤:ロシアの再生と中華との接近
● 経済混乱のロシア
• 民営化による急激な格差拡大、資源企業の外国依存化が進む。
• 欧米(特に米国)への不信感が拡大。
• 西側からの投資は限定的で、経済は停滞。
● 「モスクワ・南京接近」
• 中華民国はロシアに対し大規模経済支援を実施(鉄道・資源開発・通信網整備など)。
• 1995年:「中露友好条約」締結。
• ロシア:経済再建支援を求める
• 中華民国:対米・対日牽制のカードを得る
• 以後、中露関係は経済的には相互依存的、軍事的には限定的協力関係へ
。
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【Ⅲ】1990年代後半:孤立する大韓民国の動き
● 反日独裁体制の継続
• 李承晩以来の反日的独裁体制が続き、経済停滞。
• 日米との貿易・技術協力がほぼ途絶。
• 国民の間でも「中立外交」や「南北統一幻想」を掲げた運動が高まる。
● 韓中接近
• ソ連崩壊後、韓国は安全保障上の後ろ盾を失い、中華民国への接近を模索。
• 1997年:「漢城・南京共同宣言」発表。
• 経済交流再開
• 文化・教育交流協定締結
• 2000年には「韓中経済協力機構(KCEC)」発足。
• 中華は韓国を「日本牽制の副軸」として利用し始める。
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【Ⅳ】2000年代初頭:米国のテロ戦争と日本のブレーキ役
● 米国の同時多発テロ(2001年)
• 米国本土で大規模なテロが発生。
• 米国は「対テロ戦争」を宣言し、中東・中央アジアに軍を展開。
• 日本は同盟国として支援するが、過剰介入には慎重な姿勢を維持。
● 中華民国の中東仲介外交
• 中華民国はイスラム諸国との関係改善を進め、経済・文化支援を提供。
• 「アジア的多元共存」を掲げ、米国の一極主義に対抗する道義的立場をアピール。
• 中東諸国では中華の外交を「第3の道」として評価。
● 日米関係の再定義
• 日本は米国の軍事主導主義を牽制しつつ、「経済・情報・治安面での協力」を重視する
体制へ
。
• 2003年、**「日米新安全保障宣言」**を発表:
• 軍事同盟から「包括的安全保障・経済協調関係」へ。
• 日本が米国のブレーキ役・調整者として位置付けられる。
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【Ⅴ】2000年代後半:ユーラシアブロックの形成
● 「南京宣言(2006年)」
中華民国・ロシア・韓国が共同で「ユーラシア協調構想」を発表。
目的は「地域安定・多極主義・反覇権主義」。
実際には、日米ブロックへの対抗的経済・外交圏の形成が狙い。
• 経済:中露資源連携、韓国工業力の組み込み
• 軍事:情報・防空連携、極東国境地帯の共同警備
• 外交:中東・アフリカでの共同投資プロジェクト推進
この結果、世界は**「太平洋連合(日米満ASEAN)」 vs 「ユーラシア協調圏(中露
韓)」**という二大ブロック構造に近づく。
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【Ⅵ】2010年代初頭:新冷戦の萌芽
● 中華民国の覇権的台頭
• 世界第2位の経済大国に躍進。
• 南京・上海・重慶が世界有数の金融・軍需都市となる。
• 南シナ海や中央アジアでの資源外交を積極化し、ASEAN諸国とも摩擦を起こす。
● ロシアの「再軍備」
• 資源価格上昇で経済が回復。
• 中華民国との共同軍事演習を定期化。
• 日本や満州国境に電子偵察部隊を配置。
● 大韓民国の変質
• 経済的には中華民国に従属。
• 政治体制は権威主義化が進み、核開発疑惑が浮上。
• 実質的に「東アジアの孤立した準衛星国」と化す。
● 日本・米国の対応
• 2012年:「太平洋連合条約(Pacific Union Pact)」締結。
日本・米国・満州・ASEAN諸国が共同防衛・経済圏を確立。
• 中華民国に対しては「接近と封じ込め」を両立する複合外交政策を展開。
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【Ⅶ】総括:ソ連崩壊後の国際秩序(1990〜2010)
ブロック 主導国 主要構成国 特徴
太平洋連合 日本・米国 満州・ASEAN・豪・印 自由主義・開放経済・防衛協調
ユーラシア協調圏 中華民国 ロシア・韓国・中央アジア 権威主義的多極主義・資源連携
非同盟圏 印度・中東・アフリカ諸国 - 経済的には中華依存、政治的には中立
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この世界の構図(2010年代初頭)
• 日本:民主的技術国家、太平洋連合の中核
• 米国:軍事・経済のバランサー
• 中華民国:経済大国・文明覇権国家
• ロシア:資源国家として中華と連携
• 韓国:孤立的親中衛星国
• 満州:日米両軍駐留の最前線国家




