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VRMMOの世界で怖いお兄さんをしています〜本当はVRでお茶会エンジョイしたかっただけなのに〜  作者: 春咲 イブキ
第2章

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第39話 お庭の準備


 次にやることは、庭の拡張に課金だ。


 もちろん、リアルマネーではなくゲーム内マネーである。5000Gの1段階目は既に購入しているので、次は2段階目の1万Gだ。サクッとお金を払って、3段階目を確認する。……2万Gだった。5000Gずつ増えていくんじゃなくて、2倍ずつ増えていくことに少し悲しくなった。

 でも、まだお金は持っているので2万G支払って、その次の4段階目の4万Gも支払った。


 5段階目の8万Gはお金が足りないと同時に、プレイヤーランクも足りなかった。5段階目は、プレイヤーランク10必要だそうだ。今現在のプレイヤーランクは9。……あれ、8じゃなかったっけ? あ、リタくんと一緒に倒したダークタイガーでも上がったからか。忘れてた。

 因みに残りの所持金は5万Gだ。まだ種を買ったりする余裕がありそうで嬉しい。


 それじゃあ次は、お外に行こう!

 どのくらいお庭が大きくなったか確認してこようと思う。大きさによっては頑張ってプレイヤーランクを上げないといけないからね。

 私って生産に邁進しすぎて、ギルドクエストみたいなのやったことないんだよね。冒険者ギルドでモンスターを倒すクエストとかドロップ品の納品クエストを受注して上げるのと、生産ギルドで生産アイテムの納品で上げるのだったらどっちが早いのかなぁ……。

 生産ギルドだと、自動設定の値段で売ることになるからちょっと勿体ない……とか思っちゃうんだよね……。


 ……はっ、勝手に露店で完売できる気満々だったけど、私の生産アイテムじゃ4倍5倍に設定したら高いと思われて売れない可能性もあるよね……。

 フレンドのみんなが高く買ってくれるからついつい調子に乗ってたけど、初心に戻ろう。売れると思って売れないと辛いからね……、売れない可能性を考えておく。売れなかったらギルドに売ろう。


 露店で売れないよりは、ギルドで自動設定の値段でもお金がもらえる方がマシだもん!



 ◇ ◇ ◇



「わ〜! 広くなってる!」


 お外に出ました。家の周りを両腕二つ分くらいで一周できる範囲だったお庭が、かなり広くなって、簡単にはどのくらいの範囲かわからない大きさになっていた。

 

 単純計算だと両腕五つ分で一周できる大きさになってるのかな? でもそれより大きく感じる……。


 まぁいいや、早速噴水を試し置きしてみよう。

 ど真ん中にある家を右の方に動かして…………、と。私は悩んで右端に寄せた。噴水がどのくらいの大きさか分からないからね。

 ……あ、これも完了するには一度マイルームの中に入らないといけないのね。ガチャッと扉を開けて、マイルームの中に入ったらガチャッと扉を閉める。

 そうして、またガチャッと扉を開けて外に出ればなんということでしょう。家の場所が変更されていました!


 ……と言っても、まだ何もない土の地面だから特に風景が変わるわけでもなく面白みがない。家を右端にしたから、一番外側の囲まれている木のそばになったなぁ、くらいの感慨だ。


 よし次です。中心が空いたので、噴水の試し置きをしてみよう。


「──わぁっ!」


 素敵! 直径2メートルくらいありそうな噴水が真ん中にどどんと出現した。試し置きだけだからか、マイルームへの移動はない。

 ……だけど、触れようとしてみたら触れられなかった。ホログラムみたいな感じなのだろう。


 場所は……どうしようかな。一番奥に花畑を作るスペースを取るから、中心より手前にしないといけないんだよね。でもこの位置じゃないと、ワープ地点からの距離が微妙そうだ。


 ……噴水を置くと、大きいと感じた庭が小さく感じるなぁ……。噴水と家との距離ももう少し離したいし……。


 やっぱり、プレイヤーランクを上げてもう少し庭を広げよう。お金も用意しなきゃ。

 

 うーん噴水の花壇の場所を決めちゃいたかったんだけど、今日は無理かな? そう思って暫く頭を抱えて悩んでいたところ、良いことを思いついた。


 お庭を自由に場所替えできるのだから、噴水はこの場所に決めちゃって、今度拡張したときに、前側に拡張された分を奥側に移す、っていうのはどうかな?

 そうしたら、噴水の場所は決め直さなくて済むし、花畑の場所も取れる。うん、いい考えな気がする。


 そうと決まれば花壇の位置決めをしようー!


 私はシャベルを構えた。やることは一つ! 噴水の周りの地面にがりがりとシャベルで線を引いていくのだ。理由は噴水の試し置きを解除しても噴水位置が分かるようにするため。

 私はがりがりと一周線を引いた。終わったときにはついついため息を溢れていた。だって噴水の周りを掘る怖いお兄さんって……シュール過ぎるよね……。今日はヨツバくん来てなくて良かったなぁ。


 そして、気が付いた。

  

 このまま花を植えるよりも、盛り土花壇にしたほうが絶対可愛いよね!?

 噴水の土台の高さまで盛りたい……。つまり土も買わなきゃだね。お買い物メモに『土たくさん』と書いておいた。どのくらいの量が必要なんだろう……。

 あと、レンガの花壇にしたいからレンガも必要だしモルタル?とかも必要だろうなぁ……。園芸屋さんで花壇の作り方を教えてもらえたりしないかな、とか考えちゃう。


 材料も知りたいし、作り方も知りたい。

 

 ──とか考えていたら、空腹アラートが。やばいやばい。私は焦りながらリンゴを取り出そうとして、動きを止めた。手を、洗おう……! 土をがりがりしたし……!

 家の脇にある水道まで小走りで向かって手をよく洗った。ゲームだから大丈夫だろうけど、一応ね。今度こそリンゴを取り出して、リンゴも水でよく洗った。水道の目の前にいるのだからついでだ。

 

 それではいただきます……!


 ん〜! 美味しい! やっぱりこのリンゴとっても美味しいなぁ……。そう言えば、リンゴジャムも作りたかったのに作ってないや。あとお庭でリンゴ育てるのも楽しそうじゃない?

 私はオシャレお庭計画のメモに『リンゴの木』と書き足しておいた。


 ふぅ食べた。美味しかった。

 次は何をしよう?


 お庭の確認も出来たし、園芸屋さんに行ってみようかな。園芸屋さんの場所は北側の森林通りだ。前のときにプラムさんに教えてもらった。


 早速行ってみよう!



 ◇ ◇ ◇



 園芸屋さんは、店頭に花や苗木がたくさん並んでいて遠くからも分かりやすかった。しかもドアが全開だから入っていきやすい。


「お! あんちゃん花好きか?」


 突然かけられた言葉に躊躇いながら頷けば、園芸屋さんのおじさんはニカッと笑った。

 

「だと思ったよ! 花の刺繍が入ってる服着てるもんなぁ〜花好きってだけでいい悪魔だよお前さんは。今日はどうしたんだ? 俺に話してみな!」


 わぁ……こんなに友好的なんて珍しい……。バラの刺繍入りシャツで良かったよほんと。すっごく嬉しいな。ネイビーくんに優しくしてくれる方って少ないから、とてつもなく嬉しい。

 よし折角のご厚意なので花壇の相談をさせてもらおう。

 

「花壇が作りたくて材料を見に来ました。……出来れば、作り方も知りたいです」

「おぉ花壇か。お前さん、花壇から手作りとはやる気があるじゃねえか。花壇なら……このレンガと硬化魔泥を使うといい! 地面を軽く掘ってから硬化魔泥を流す。流したらその上にレンガを並べていく。……あぁ、レンガとレンガの間にも硬化魔泥は必要だぞ!」


 ふむふむ、と頷く。

 

「そして、全部並べ終わったら『乾燥魔法』をかけりゃ一発よ!」

「えっ」


 ──『乾燥魔法』!?


 

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