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VRMMOの世界で怖いお兄さんをしています〜本当はVRでお茶会エンジョイしたかっただけなのに〜  作者: 春咲 イブキ
第2章

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第23話 花と猫とプラムと


 帰ってきたー! そして、聞いてー!

 

 あのね、仕事中にお花と猫とプラムの良いデザインが浮かびました! めちゃくちゃ嬉しい。嬉しすぎて、仕事中だというのにすぐさまメモしちゃった。えへへ、普段は真面目に仕事しているので、このくらいは許してほしい。


 それじゃあ、ご飯やお風呂を急いで済ませて、ゲームをしよう!



 ◇ ◇ ◇



 ログインしました。

 まずは、お花と猫とプラムのデザインをメモ機能に描き起こしていこうと思う。相も変わらずボールペンです。色も変更せず黒色のまま描いていく。

 デザインは、猫がプラムを抱きしめている姿だ。尻尾でまでプラムをぎゅっとしてるのを刺繍したら可愛いと思うんだ。猫の顔は描かずに、一色でシルエットみたいにする予定。

 後で色を塗るときに楽なように、猫とプラムはレイヤーを分けておいた。……因みに猫を描くのはかなり難しかった……。


 それで、猫とプラムの周りには花を配置する。花は、円を描く感じでまぁるく猫とプラムを囲む。

 花の種類は……どうしようかな。あ、プラムの旬について調べてみよう。プラムは……6月から8月が旬……。


 それじゃあ、6月から8月に咲く花を配置しよう。


 アジサイでしょ。ひまわりでしょ……。あとは、キキョウも入れて、間を埋めるようにプラムの花を配置していく……。うん、いい感じ!


 できたー!


 今度は、刺繍糸を選んで、色を決めていこう。猫ちゃん……何色にしようかな。プラムさんが使うものだから、プラムさんに似た色の猫ちゃんにしたいんだけど、プラムの実と全く同じ色はつらい。

 ……よし、猫ちゃんは少し暗めの赤紫、プラムの実は少し明るめの赤紫にしよう! 刺繍糸から色を取って、塗っていく。


 次はお花。どのお花もワンポイント刺繍ハンカチで刺繍しようと思っていたお花なので、悩むことなく前回決めた色で塗っていった。これで、デザイン画完成ー!。 


 

 このままワンピースに刺繍もしちゃおう。


 服屋さんで買ったワンピースを取り出す。これはボタンタイプのワンピースだ。生地の色は生成り色で、ボタンは木製の茶色のボタン。どちらも素材の味が生かされていてかわいい。

 そのワンピースのボタンをはずして前を開けたら、テーブルに置く。刺繍するのはワンピースの左胸の部分に決めた。


 それじゃあチャコペンで描きましょう!

 メモで描くときにも思ったけど、猫を描くのって難しい。現実と違ってチャコペンで描いた線が消しやすく何度も描き直せるからなんとかなっているものの……、綺麗に消えなかったらぐちゃぐちゃで見えにくくなっていたと思う。

 でも、猫さえ描き終わればこっちのもので、プラムも、それらを囲む花もすぐに描けた。


 あとは刺繍をしていくだけ。


 ちょうどいいサイズの刺繍枠をはめる。何から刺繍しようかな……。やっぱり猫からかな?

 うん、猫ちゃんから刺繍していこう。さっき選んだ暗めの赤紫色の刺繍糸を針に通して、刺繍を開始する。


 ちくちく。

 …………猫って描くのもむずかったけど、刺繍するのも難しい〜! とんがった三角お耳も、体や尻尾の丸みも難しかった。カーブにキレそうになりながら丁寧に刺繍しました。頑張ったよ……。


 なんとか猫を刺繍し終えた次は、プラム。猫がぎゅっと抱きしめているようにしたいから、隙間がないように刺繍していく。プラムは一度ハンカチに刺繍したのもあって、そこまで苦戦することはなかった。


 次は周りを囲むお花たち。


 ちくちく。

 プラムの花以外は初めてするから、どれも難しかった。でも、お花って刺繍するの楽しいなぁ。 

 特にアジサイの刺繍が楽しい……。水色、青色、紫色の三色で表現したんだけど、楽しいし可愛いし、たくさん刺繍したくなる。今回は、バランスの問題でアジサイ一つしか配置しなかったから、すぐに刺し終わっちゃったのが残念……。早くアジサイのハンカチも作りたいなぁ。


 そうして、ちくちくすること1時間。お花と猫とプラムの刺繍が完成した。もう少しかかると思っていたけど、思ったより早かったなぁ。


 これで完成……でもいいんだけど、もう少しアレンジしたい。


 赤い生地のトゥエ柄が美しい布地を取り出した。……まぁ本当にトゥエ柄って呼ぶのかは知らないけどね……。エスニック柄の生地を、私が勝手にトゥエに売っているからと、トゥエ柄と呼んでいるだけ。

 それで、この布を使ってアレンジしていこうと思う。イメージとしては、インド刺繍リボンをワンピースの裾に縫い付けるようなイメージ。

 

 私は生地の柄が切り替わるちょうどいい場所で折って、『アイロン』機能で跡をつけた。上下両方ともだ。そうしたら、柄のある場所は5センチ程になった。その状態でワンピースの裾に合わせてみたら、想像通り可愛かった。……よし、このアレンジをしていこう。

 折ったところを一度開いて、跡がついているところから2センチ分、間を開けてチャコペンで線を引く。三つ折り縫いできるようにだ。上下とも引けたら、『裁断』機能でサクッと切る。


 切れたのでアイロンで三つ折りに跡をつけて、三つ折り縫いしていきましょう。ステータスに幅を利かせた高速縫いである。上下ともすぐに縫い終わったので、次は、ワンピースに縫い付けていく。

 ……このステータスがあれば、三つ折り縫いと同時にワンピースに縫い付けられたのでは?と思っちゃったけど、考えてはいけない。何も考えずにワンピースに縫い付けていく。


「あ……」

 

 裾一周足りると思ったんだけど、足りなかった……。

 取り敢えずワンピースの前側だけ縫い付けた。余分な部分は2センチ残してカット。ここも内側に折り込んで三つ折りにしたら縫い付けちゃう。よし。後ろ側の分はもう一度生地を切って作ろう。

 

 ……前と後ろで柄が違う、のは格好悪いよね?


 この生地は、色んな柄が連なっていて全面同じ柄ではないから、同じ柄の部分を切るためには、余分な部分を切り落とさないといけない。

 まぁ、仕方ないか。余った生地はシュシュとかリボンを作ろう。……あ、リボンいいね。このワンピースの腰の部分にもリボンをつけよう。


 よし、もう一度同じ作業だ。


 アイロンで跡を付けて、その2センチ程上にチャコペンで線を引く。そして、裁断。切れたら三つ折り縫いを…………。

  

 いや、今度こそまとめて縫っちゃおう!


 三つ折りにしてアイロンで跡を付けたら、ワンピースにまち針で止めて高速縫いしていく。……うん、上手く行った。無事に全面縫えたので、ウエストリボンに取り掛かろうとして手が止まる。


 あーートルソー……。


 どのくらいキュッ……としていいか分かんないなぁ。長いリボンを作っといて、結ぶのはプラムさんに任せるとか……?


 ……考えてみたら確かにプラムさんに任せちゃうのありかも! 好みでリボンを前で結んでも、後ろで結んでもいいし、好きに結んでもらえる。


 よーし、それで作ろう。


 裾に使った柄から二つ上の柄と三つ上の柄を使う。この二つの柄の間で折って、縫い合わせようと思っている。1センチ分縫い代を取って、チャコペンで線を引く。そしたら裁断だ。

 因みに一つ上の柄は、三つ折り縫い分で切っちゃったし、縫い合わせるのにも縫い代が必要だから、使えない。

 

 恐らく、一枚だけじゃ足りないだろうから、もう一枚作る。今度は余分で切り落としたほうじゃなく、大元の生地から同じように切り出していく。

 裁断が終わったら、短辺の端と端を縫い合わせる。そうしたら、長辺同士がくっつくように中表で半分に折って長辺を縫っていく。またもや高速ミシンである。手作業なのに、本当に速すぎるスピードだ……。


 縫うのはすぐに終わった。次は、裏返して……、と。裏返したら短辺の部分をコの字で縫い合わせる。

 そしたらかんせーい。


 これでもリボンは結べるけど、親切じゃないと思うので、ベルトループもつけよう。生成りの生地でつけるか、この赤色のトゥエ柄生地でつけるか悩んで、赤色のトゥエ柄にした。余っているし、可愛い気がするから。

 ループは5本……でいいかな? ウエストリボンの幅は5センチほどだからそれが通るように6センチ幅にしようと思う。縫い付ける縫い代もいれて8センチ。

 ループ自体の幅は1センチ、かな。5センチ5センチで縫い代にした。サクッと縫い代のとこはアイロンで跡を付けて縫っていく。細い紐状にしないとだから、大変だったけど、なんとか頑張りました。

 5本のループを作り終わったらワンピースへと縫いつけていく。地味な作業だけどとても大事なこと。

 

 全部つけ終わったら、最後にベルトループにウエストリボンを通して、軽く結んでおく。よし、かわいい。


「できたー!」


 あとは、プラムさんに渡すだけだね!

 喜んでくれるといいなあ。




 

熱が出ました。花粉か風邪か……。

明日の更新は不明。


感想の返信もお待ち下さい。とても大事に読んでいます。

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