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VRMMOの世界で怖いお兄さんをしています〜本当はVRでお茶会エンジョイしたかっただけなのに〜  作者: 春咲 イブキ
第1章

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第35話 猫ちゃん


「ネイビーくん、って言うんだね。よろしくね!」


 そう言いながらプラムさんが手を差し出してくれるので、私はそっと握り返して握手をした。猫ちゃんのお手々もふもふで幸せ〜。

 

「こちらこそよろしくお願いします、プラムさん」

「……ええっ、フレンドになったのに他人行儀過ぎない!? 気軽に喋ってね!」

「…………その、敬語キャラなので」

「あ、なるほど理解」


 素直にぶちまけてしまったら秒速で理解してもらえた。


「あと、露店のお気に入り登録って知ってる?」

「……知りません」

「だと思った〜! あのね、気に入った露店があったら、売買ウィンドウを開いて、その露店の名前を選択するとお気に入り登録するかどうかの画面が表示されるんだよね。お気に入り登録しておくと、マップに表示されるようになるから便利だよ!」

 

 ……なんと。めちゃくちゃ便利じゃんそれ。知っていたら、『木彫りのリス』を買ったお店をお気に入り登録していたのに……!!! もうね、どんな名前のお店だったかも覚えてないよ……。


「…………もっと早く知っていれば……」

「なんかごめんね〜」

「いえ……。詳しく教えてくださってありがとうございます。次から使います」


 少しでも気に入ったお店があればどんどんお気に入り登録しておこう。しかも、プラムさんが言うには露店広場は混雑しないようにサーバー分けされているんじゃないかって話らしい。掲示板で話題なったあの店に行きたい、とか思っても人によっては辿り着けないことがあったそうだ。

 実際、マイルームを行き来してみると、出店されている露店の顔ぶれが変わったりもするそうだ。


 だけど、お気に入り登録しておけば、そのお店に確実に向かえるようになっているらしい。どういう仕組みなのか分からないけど便利だね。

 

「あとは〜他に露店マメ知識あったかな? あ! メニュー画面からも露店情報見れるのは知ってる?」

「……知りません」

「ふっふっふ〜実は見れるんですよ〜! その機能によって、どこにいても、売上金を受け取ることが可能になってるんだよっ」

「……え、そうなんですか。露店に来ないと受け取れないものだと思ってました」

「ぜひ活用してね! ……うーん、今は他にマメ知識思い付かないなぁ。もしネイビーくんが疑問に思うことが合ったら気軽にフレチャ送ってね!」

「ありがとうございます」


 優しい。こんなこと言われたら気軽に聞いてしまいそうだ。


「じゃあ、私はそろそろ行くね〜! 今度、一緒に戦闘もしようねっ!」

「ぜひ……! 今日はありがとうございました」

「ばいばーい」


 猫ちゃんのお口がにんまりとしてる。そのお顔で、ブンブンお手々を振ってくれるので振り返した。今の気持ちは、推しのファンサに荒ぶるファンの気持ちです。ペンライトを振りたい。……でも『ネイビーくん』は振りません。

 多分、誰かに渡されたら持つは持つし、色変えもスマートにするけど、振りはしないと思う。…………こんな『ネイビーくん』イメージなんてどうでもいいね。

 

 それにしても、猫ちゃんの戦闘シーンって見たい気持ちしかない……! ぜひ戦闘にご一緒したいよ〜! …………ウッ、足を引っ張りそうで怖い。でも、多分今日のノリで生産職のエンジョイ勢だと思われただろうし、戦闘には期待されないよね?

 …………私の見た目だけは強そうなんだけどな〜〜。

 

 あと、ヨツバくんもそうだけど、沢山情報教えてくれるフレンドばかりで大助かりすぎ! 私も、もっと移動時間があったり、生産が自動だったりしたらワールドチャットを見る時間もあるんだけど、手作業の内は中々ワールドチャットまで追えないなぁ。


 ほんと時間が足りない。今までのゲームでしていたワールドチャットでのお喋りは、自動作業が多かったから出来ていたことだって、実感してる。

 まぁ、手作業って楽しくて大満足なんだけどね!



 ◇ ◇ ◇


 

 よし、嵐のようなガーベラさんや、猫ちゃんなプラムさんで有耶無耶になっていた売上の話がしたいと思います。

 なんと、────約4万Gほどの売上が!


 凄くない? やばくない? ヨツバくんに買ってもらった分も合わせたら5万Gいっちゃうよ。『キッチン』買えちゃうねっ。


 というか、ヨツバくんだよヨツバくん。買ってくれた人の名前をばーっと履歴から見ていて気が付いたんだけど、ヨツバくんも露店の売上に貢献していたんだよね。

 私が睡眠をとりに行ったあとに、『ウサギリボン』を買ったっぽい。欲しかったなら言ってくれたらよかったのに。オマケで付けたのにね。…………付けさせてくれないだろうけどさ。


「お金も手に入ったしキッチンを買おうかな……。それとも、先にティーカップとティーポットを見に行くべきか…………」


 ティーカップとティーポットの値段を知っておくのも大事だよね。『キッチン』はどんなに待たせても逃げないけど、ティーカップとティーポットは一期一会な出会いがあるかもしれないし。オシャレなのが欲しい……!

 どこに売ってるのかな?


「あ、」

 

 ……別れたばかりだけどさ、絶対プラムさんならどこに売ってるか知っていそうじゃない? 聞いちゃおうかな……何でも聞いてねって言ってくれたし……。


『こんばんは。こんなにすぐメッセージすみません。ティーカップとティーポットが欲しいんですが、どこに売っているかとか知っていますか?』

『さっきぶりだね〜! それって、料理スキル用? それとも、オシャレな家具用?』

『すみません、違いが分かりません……。用途は、お茶会に使うためです』

『料理の品質上げに良い食器が欲しいのか(料理は食べると食器ごと消えちゃうよ!)、飲食してもなくならない食器が欲しいか聞きたかったんだ! そしたらオシャレな家具用の方かな? それなら夕顔通りにお店があるはずだよ。夕顔通りは、南側の白い屋根が並ぶ場所の、一番大きい通りが夕顔通りだよ!』

『プラムさんありがとうございます、めちゃくちゃ助かりました。行ってみます』

『良いものが買えたらお茶会誘ってね!』

『お誘いします!』


 えーん、プラムさん優しい。詳しく教えてくれてめちゃくちゃ助かる。最初のお茶会はヨツバくんと二人で開こうと思っているから、それが終わった後にプラムさんをお誘いしてお茶会をしよう。

 もう2件もお茶会の予定が入っていて、嬉しい限りです。


 ふふふ、まだキッチンもないし、ティーカップ&ティーポットもないのに、早くお誘いしたくて仕方ないよ。


 よーしそれじゃあ、夕顔通りに探しに行きましょう!


 

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