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VRMMOの世界で怖いお兄さんをしています〜本当はVRでお茶会エンジョイしたかっただけなのに〜  作者: 春咲 イブキ
第1章

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第33話 露店、不眠、露店


 マイルームからサクッと飛んで露店です。

 今日だけで何回来るんだろう。マイルームからいくらでもワープできるから気軽に来ちゃうよ。もしも徒歩だったら、値付けのためだけにわざわざ行き来したくなかっただろうし、適当な値段を言っていただろうなぁ……。


 まぁ、今回はヨツバくんに渡すものだけじゃなく、露店に並べるものもあるから、ヨツバくん関係なく露店に来たかったけどね。



 ヨツバくんに渡すものから値段の確認をしていく。少しでも安くしたいなぁって思っていたんだけどその気持ちを見透かされて、何度も「自動設定の3倍で買いますからね」と念押しされた。

 私は、不満げな顔を隠すことが出来なかったんだけど、ヨツバくんはその顔を見ても折れてはくれず、『水のゆらめきリボン』と『お袖留め』を3倍のお値段で売ることになってしまった。

 

 もうー! 貢ぎたかったのに!!


 因みに、『水のゆらめきリボン』は『魔防+4』『魔力+3』で、『お袖留め』は『攻撃力+3』でした。お袖留めが意外と好戦的で私はびっくりしました。


 

 お次は、露店に登録するアイテムです。『テーブルクロス』が10枚、頭枠の『髪ゴム付きリボン』が5個、アクセサリー枠の『ウサギリボン』と『クマリボン』が15個ずつ、またもやアクセサリー枠の『シュシュ』が10個。最後に腕装備の『お袖留め』が4個。

 それで、全部合わせて合計59個……!!

 

 慣れもあって、量産しまくりました。たくさん作ったなー。作っているときは夢中だったし、作り終わったあとは、ヨツバくんが魔法を覚えたことに気を取られていたから、通知を聞くのが疎かになっていたんだけど、裁縫レベルなんと4つも上がってしまった。やったね、ピース。

 

 しかも、こんなに作ったのに肩こりとかの疲れが一切ないんだから凄いよね。ゲームってありがたい。

 

 あと、シュシュなんだけど、私とヨツバくんのにはタッセルを付けたけど、商品にした物には付けていない。タッセルの量産が面倒だったから、とかではない。断じて、違うったら違う。

 …………うん、バレてると思うけど、正直に言えば面倒だったんです、はい。


 これらのアイテムをすべて自動設定の3倍で登録していく。……そういや、前回テーブルクロスを売るとき2.5倍にしたんだっけ? でも面倒だから、今回は全部3倍でいきましょう。

 もしも高いって売れ残っちゃったら、少しずつ安くする戦法を取りたいと思います。


 よーし、登録完了!



「こんなに品物があると壮観ですね!」

「ありがとうございます」


 ふふふ、だよねっだよね?

 私もそう思った! 品揃え豊富な露店に憧れていたから、沢山並べられて嬉しい限りです。これからも沢山生産頑張りたい。…………って、目的はお茶会をするためのお金稼ぎだった。

 危ない危ない。余り目的から逸れると、売れなくてもいいから並べたいもの、とか作り出すからね私は。お茶会のための金策ってことを忘れちゃいけない。


 ……でも、だって、ただ露店を開く、ってだけでも楽しいんだもん。……嫌なことにも出会ったけど、それでも、楽しい。



 ◇ ◇ ◇

 

 

「あ。……不眠が付きました」


 この後はどうするかって話をヨツバくんとしていたら、不眠のバッドステータスがついてしまった。丁度ヨツバくんが、「一緒に露店巡りでもしますか?」って誘ってくれて、楽しそうー!って思ったのに、これじゃあ遊べない。残念。

  

「わぁ不眠ですか!? 早く寝てください!」


 そう言ったヨツバくんが、秒で組んでいたパーティから抜けていく。うっ、私は少し寂しい……。

 

「…………まだ遊びたいですが、寝てきますね」

「良く寝てください、また遊びましょうね!!」

「はい。……では、また」


 大きく手を振ってくれるヨツバくんに、『ネイビーくん』らしく小さく手を振り返して、マイルームに飛んだ。

 そして、直ぐ様時刻を確認する。

 

 えーっと、今の時刻はゲーム内で14時。現実では……11時…………。うーん微妙。12時にはゲームを辞めてお昼を食べたいんだよね。

 そしたら4時間だけ睡眠をして、その後に、ログアウトをして、お昼を食べるのが一番かなぁ。


 うん、そうしよう!

 では、4時間睡眠いってきます!



 

 ピピッ。

 

「ふあぁ……まだ、眠い……」


 なるほど、足りない睡眠だとこんな感じになるんだ。でも、眠くても設定したアラームでぱっちり起きられる、ってことか。面白い。


 よし、いい時間なのでログアウトです!



 ◇ ◇ ◇



 ログアウトしました。

 お腹減ったー! ぺこぺこだよ。


 もし、8時間睡眠していたら、空腹アラートで強制ログアウトになっていたかもしれない……、って思えるくらいお腹が減っている。何でもいいから早く食べたい。


 やっぱ嘘。


 何でも良くない、うどんが食べたい。うどんって……良いよね…………それも煮込みうどんが大好き……。よし、うどんを作ろう。具材は……、しいたけとナスにした。作り置きおかずを作るときに使った残りだ。


 煮込みうどんを作りながら気が付いたんだけど、お茶会をするとして、お茶ってどう作るんだろう。最初から紅茶って料理を買ってくるべきなのか、茶葉からやるのか…………。

 茶葉からやる場合、お湯が必要じゃん? お湯ってどう手に入れるの…………?


 

 煮込みながら調べたところ、プレイヤーランクを8にしたらマイルームの拡張機能が解放されて、『キッチン』が買えるようになるそうだ。そのお値段、なんと5万G……!! 高い!


 まぁ希望的観測だけど、露店に出したものが半分……いや、アイテムによっては四分の一くらい売れればそのお金も用意できるんだよね。でも、ティーカップやティーポットなどの食器類や茶葉、お菓子も買いたい、と思うと、お金はいくらあっても良いのでたくさん売れてほしい。

 

 …………あ、もし売れてなかった場合は、生産ギルドに売ろう。自動設定より安く買い取られるのが難点だけど、確実にお金をもらえるのはでかい。

 しかも、ギルドへの納品でプレイヤーランクも上がる、って聞いたから良い考えだと思うんだよね。

 


「いただきまーす! …………美味しいっ」


 うんうん、しいたけとナスの煮込みうどんめちゃくちゃ美味しい。私ってば天才。『キッチン』買えたら、FJOでもたくさん料理したいなあ。あ、お砂糖買って、りんごジャムを手作りとかしたい。

 現実だと、手作りより市販ジャムを買う方が安いから、手を出さなかったんだけど、ゲームならいくらお金使ってもいいもんねー! ……だから、どのゲームでも常に金欠なんだよもう。



 ◇ ◇ ◇


  

 ログインしました。

 まずは、満腹度の回復のためにリンゴをむしゃる。今日も美味しいね。


「あれ?」

 

 不眠のバッドステータスがどうなっているか確認したくてステータスを開いたんだけど、それより驚くことがあった。

 なんと、知らない内にプレイヤーランクが8になっていた。いつの間にランクが2つも上がっていたんだろう。

 

 通知を遡ってみたら、時間的に穢れた『ウサギリボン』たちを納品したときに上がっていたみたいだ。

 

 そう言えば、クリティカルが出たであろう『敏捷+5』『魔力+2』の『ウサギリボン』も穢れたから、一緒に納品したんだよね。

 あれって、他よりレア度が高くなっていたから、それのおかげもあって2つもランクが上がったのかもしれない。


 シンプルに、9個納品したから、4個ずつランクが上がった可能性もあるけどね。


 因みに不眠のバッドステータスは消えていました。

 ログアウトでも少しは良くなるんだね。


 それじゃあ露店を見に行きましょう!

 露店に並べてから、ゲーム内では8時間も経っているからね、何かは売れていると良いなーっていう希望的観測です!


   

 

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