表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOの世界で怖いお兄さんをしています〜本当はVRでお茶会エンジョイしたかっただけなのに〜  作者: 春咲 イブキ
第1章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/92

第24話 金策のための生産


 お茶会を、と言っても、すぐにはできない。

 何故ならば、私にはお金がないからだ。恥ずかしながら、食料を買うお金すら尽きそうなレベル。


 ファルシュトを探し回れば茶器の一つや二つ売ってるんじゃないかなーって思ってるんだけど、お金がなければなにもできない。


 と、言うことでお金を稼ごう。



 ヨツバくんの金策は、冒険者ギルドでクエストを受けてモンスターを倒す。そして報酬を受け取り、倒したモンスターの素材は売る。それをひたすら繰り返してお金を貯めているらしい。

 これは私にはきつい。ヨツバくんと比べてモンスターを倒すのが遅いし、ダメージを受けたりなんかしたら回復薬も使わないといけなくなる。そうすると、回復薬の分でマイナスになっていく。全体で見れば少しはプラスにはなるのだろうけど、余り稼ぐことはできないだろう。


 ならば、生産だ。元から持っている器用さと鍛え抜かれた器用ステータスで、頑張りたいなと思う。そして、作ったものを露店で売りさばく。……売りさばけるくらい売れるといいんだけど。

 ここでもヨツバくんが教えてくれたんだけど、まだアクセサリー枠を埋め切れた人は少ないらしい。3つもあるからね。だから、量産できるアクセサリーを作るのが良いのじゃないかって言われた。ヨツバくん様々である。

 

 遊べる時間は…………、ゲーム内時間であと10時間はできる。今から10時間遊んだら流石にゲーム内睡眠をとらないとだろうし、現実でもお昼を食べないといけない。

 でも、10時間だ。なんだって出来そうな気がするくらいに、たくさんの時間がある。


 

 何を作るかは決めてあります。

『ラビットベア』の毛皮を使ったウサギ型もふもふキーホルダーを作ろうと思ってる。初めて作った時は『敏捷+2』だったけど、今作れば『+5』くらいにはならないかなーっていう願望という名の予想。


 取りあえず10個くらい作ってみよー!



 

「…………あ、良いこと思い付いた」


 今はね、2個目を作っているところです。1個目は、一度作ったのもあって、サクサク完成させることが出来ました。効果は『敏捷+4』。惜しい!

 流石に5にはならなかったかぁ。


 それで、2個目を作りながら考え付いたんだけど、リボンを作って、リボンの真ん中にドドンともふもふウサギがいるリボンってどうよ? 可愛くない!?

 絶対可愛いなーと思ったので、そうしようと決めた。


 リボンにする布はどれがいいかなぁ。

 ゆらめきシリーズは、ヨツバくんが『魔法』を取得するまでは隠しとこうかなぁって思ってるんだよね。頼まれたわけじゃないけど、その方が嬉しいだろうし。


「……あ…………」


 そう言えば、グラデーションじゃないから忘れてたけど、同じ素材の生成りの布も買ってたよね私。ほら、ヨツバくんのワンピースのフリルに使った布。すっかり忘れていた。


「一応確認しとこう……えぇっと、『マジックスパイダー』の魔法糸で織られた布で…………あ、でもこれは魔力の通りが良いって書かれていない」


 『魔力の通りが良い』は魔法糸による物ではないのか、糸だけじゃ効果的に足りないから表示されてないだけで、隠しパラメータ?的には他より魔力の通りが良いのかな……どうなんだろう。 

 考えても分からないので、深くは考えない。

 作っていく内に把握できることだろう。この布を使って何か作ったらどうなるかは気になるんだけど、効果がついちゃったら売れないから、今はこの布は使えないや。


 もう一度持ち物を漁る。それにしてもいっぱい布買ったなー。民族柄の布がいっぱいだけど、今は無地がいいなー。


「あ、これにしよう」


 真っ白な布だ。生成りやアイボリーじゃない、雪みたいに真っ白な布。布の名前は『ホワイト』ただそれだけだった。説明文も『白色が美しい布』だけ。真っ白さに一目惚れして買ったんだよなー、ここまでの目を惹く白さって中々ないと思って。

 

 これでリボンを作って……、レースも付けちゃおうかな。

 

 やばい、女の子しか装備できない物になってきた。でも、ゲームだし、みんな気にせず可愛いアクセサリーくらい付けそうではある。性能が良ければ、みんなつけるでしょ、うん。


 サクッとリボンを作っていく。レースは透ける素材の白レースがあったので、それを真白の布に重ねるようにして、リボンを作った。白×白ってかわいいよねー。

 可愛いリボンが完成したので、もふもふウサギも縫い付けていく。


 完成しました。すんごく可愛いね!

 えぇーっと、『敏捷+5』に…………『魔力+2』。


「なんでぇ……? 魔力関係が付く運命なの???」


 嬉しいんだけどね、嬉しいんだけど、謎しかない。まぁ、望んでた『敏捷+5』になったしまぁいいか。


 名前は『ウサギリボン』でアクセサリー枠。よしよし。

 では、このまま量産していきましょう!!

 


「あれ……? 次のには『魔力+2』付いてない……」


 3個目作り終わりました。そしたら、『敏捷+5』しか付いていなかった。

 もしかして、アレか。『串刺し』効果によるクリティカルだったりする? 『魔力+2』がクリティカルで付いたなら、毎回発動するわけじゃないだろうしなぁ……称号の効果はクリティカル率アップだもんね。


 まぁ、いいか。次に行こ、次!


 

 途中で『ラビットベア』なんだから、ウサギ型だけじゃなくクマ型もありでは?と思ってクマ型も作ってみたりした。効果は同じく『敏捷+5』。


 そのまま、『ウサギリボン』を作ったり『クマリボン』を作ったりと自由に楽しく作っていく。


 


「お、ぉ……?」


 10個分作り終わったら、最後の一つ──ウサギリボンを作っていた──だけ面白い効果がついていた。

 『脱兎の習得速度上昇』だって。『脱兎』が分からん。いや、名前の通り、逃げ足とかそういう意味かな~とは思うんだけどね。


 またクリティカルの発動で付いたのかな?


 今回作った物は、『ウサギキーホルダー』が『敏捷+4』で1個と、『ウサギリボン』『敏捷+5』『魔力+2』が1個、『ウサギリボン』『敏捷+5』が4個、『クマリボン』『敏捷+5』が3個、それで、最後の『ウサギリボン』『敏捷+5』『脱兎の習得速度上昇』が1個の計10個だ。


「…………それにしても作るの早くなったなぁ。まだ1時間しか経ってない」


 一度露店に出してみようかな?

 あとリンゴも買いに行きたいし、やっぱりファルシュトに向かおう。


 因みに、各町のギルドを訪れるだけで、自動でワープが解放されるので、いつでも好きなときに他の町へ行くことが可能だ。だから、ファルシュトへ行くのにわざわざ徒歩で行く必要はない。

 マイルームの扉から行き先を『ファルシュト』に選択して、と。


 いざファルシュト(最初の町)へ!

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ