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鉄と真鍮でできた指環 《3》 ~災厄の首飾り~  作者: とり
 第2幕 災厄(さいやく)の首飾り
24/59

24.ほかにどんなことした。



   ・前回のあらすじです。

   『カリオストロの魔法まほうが、広場ひろば爆破ばくはする』





 和泉(いずみ)もウォーリックも、【魔法(まほう)障壁(しょうへき)】の展開がまにあわない。

 あっけなく爆風(ばくふう)にまきこまれて、(そら)高くにほうりあげられる。

「くっ……! 『上昇(じょうしょう)()ぶ、シルフの(うた)』!」

 衝撃(しょうげき)にうめきつつ、和泉は、【飛行の(じゅつ)】を行使(こうし)した。

 風圧(ふうあつ)()って、なかばはこばれるようにして、近くの屋根(やね)に着地する。

 おなじように、ウォーリックもとなりの民家(みんか)の屋根におりた。煙突をささえにして、ふたりはさっきまでいた広場(ひろば)()おろす。


 添木(そえぎ)をしたカエデ、ベンチ、水飲(みずの)()。それらは、完膚(かんぷ)なきまでに消しとんでいた。モザイク模様をえがいていたタイルも、無惨(むざん)にはがれ、えぐれて、()けただれた地肌(じはだ)をさらしている。

 カリオストロのいる場所(ばしょ)だけをのこして、広場は一個(いっこ)の『クレーター』になっていた。和泉は、一軒(いっけん)分の距離(きょり)のあるウォーリックにわめく。

「おまえ、ほかにどんなことしたんだよ!」

「あの手のこととなると……。かぞえあげればキリがないかと」

 ウォーリックの返事に、和泉(いずみ)はカクンッと肩をこけさせた。広場の大地に(すわ)りこんで()いているカリオストロを()おろす。


「あーん! あーん! あんまりですわー!!」

(かわいそうではあるけど)

 少女(しょうじょ)(むね)には、不吉な濃紺(のうこん)の輝きが、今尚(いまなお)ある。うかつには近づけない。



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