表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鉄と真鍮でできた指環 《3》 ~災厄の首飾り~  作者: とり
 第2幕 災厄(さいやく)の首飾り
20/59

20.カリオストロ



   ・前回のあらすじです。

   『和泉いずみが、わめく少女【カリオストロ】の苗字みょうじにまつわる話をおもいだす』








(カリオストロ。……かっ!)


「カリオストロ!?」和泉(いずみ)は、くちに出してさけんでいた。その『苗字(みょうじ)』を名乗(なの)る、ブロンドの少女(しょうじょ)にむきなおる。そして問う。

「カリオストロって、まさか、あの『カリオストロ伯爵(はくしゃく)』!? いっとき、【(うら)】の世界全域を支配下(しはいか)に置こうとしたっていう……。(ちょう)・すごうでの、【貴族(きぞく)】の!」

「おーっほっほっほ! さっすが、和泉(いずみ)先生は博識(はくしき)ですのね! ほめてさしあげましてよ!」

「あ、ありがとう」

 和泉はすなおにうれしかった。()いあがっているところを、ごすっ! とウォーリックにひじで小突(こづ)かれる。

「ばかにされているのです。なさけないとは(おも)わないのですか?」

「うるへー! オレはほめられた経験がほとんどないんだ。壊滅(かいめつ)的なくらいないんだ! もっとほめてくれ!」

「……。教授(きょうじゅ)。とりあえず、これを」


 すっ。

 とウォーリックが心持ちやさしい手つきになって、和泉にポケット・ティッシュをさしだした。受け取ってみてみると、『こころの相談(そうだん)センター』と、広告がはさまっている。せつない。

「でも、たしか、『カリオストロ()』って、なくなったんだよな。すんごい有名(ゆうめい)だったし、影響力(えいきょうりょく)もつよかったのに」

 びーむっ!! とティッシュではなをかんで、和泉(いずみ)は気を取りなおした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ