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14話  被害者の足取りは?


 三森刑事がメルクス本社から捜査本部に戻ると、主任が手招きをした。

「今夜、例のスナックを五十嵐君に頼んでいるんだが、ちょっと手伝ってくれ」

「五十嵐君には所轄の相棒が?」

「おお、わかっているよ。スナックの軒数が結構あるんだ。応援頼むよ!」

「わかりました。それじゃ……、これから向かいます」

「五十嵐君と連絡を取って合流してくれ」


 五十嵐・玉野・三森刑事は手分けしてスナックの聞き込みを行ったが

該当するスナックは浮かばなかった。

 捜査本部には、二十一時頃戻った。



 それを機に村上主任が捜査会議を始めた。

「橋本君、榊の当日の足取りは何処まで進んでいる?」

「被害者が、移動のために使っていた社用車の特定を最後の店舗指導を行った

 吉祥寺南町店周辺の時間貸し駐車場・コインパーキング・タワーパーキングを

当たっております。今のところ該当の社用車が浮かんできていません」

「その線で継続してくれ! 足が何処で消えたのか? ちょっとピッチを

あげて頼む!」

「被害者が担当していた加盟店関係者の洗い出しは? 

五十嵐君説明してくれるか?」

「担当店・十五店舗の内八店舗の聞き込みを終わりましたが、今のところ

容疑の掛かる者は浮かんでいません」

「被害者の携帯電話の履歴から吉祥寺東町店オーナー薬師寺が浮かんだ。

その経緯を説明してくれるか?」

「被害者は四月二十二日午前一時半に薬師寺オーナーに発信しておりました。

当日被害者は、新宿で上司の二之宮部長と居酒屋で一杯やった後、

自宅の有る、最寄りの立川駅まで戻り、そこから自宅までの間の

カラオケスナックに寄り、そこで薬師寺に電話している。

内容は、本人が酒にかなり酔っていて、筋の通った話ではない。

非難中傷し罵声と怒鳴り声で捲し立てたと、受信した薬師寺オーナーの

証言を得ている。

又、本人が酩酊状態で有った為、間違い電話の可能性も否定できない。

事件に関連は薄いと考えても良いかと……」

 五十嵐刑事は、ここまで早口で報告し、一息入れた。

 続けて「尚、継続して該当するスナックを割り出し、店の証言を得る予定」

「引き続きその線で頼む」

 村上主任は、報告に頷き三森刑事に目線を定めると

「三森君…… 社内の人間について、ちょっと報告頼む」

「被害者の所属する加盟店掌握営業部門の人間全員の事情聴取を終了して

おりますが、容疑のかかる者は浮かんでいません。引き続き関連部署と

役員の聞き込みを行います」


 この日の捜査会議で目新しい事実の報告は無く、日付だけが替わった。



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