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虚構の侘助、現実の侘助
夢に彼女が出てきた。彼女はすこぶる機嫌が悪かった。
僕が怒らしてしまったらしい。どうしよう。
「どうして怒っていらっしゃるのですか?」
「あたしの大事なコートを踏んだから!」
そうか。記憶にはないんだけどな。気が付かないうちに踏んだのかな。
朝が来て僕は目覚めた。とりあえず謝っておくべきだろうと思って素直に謝った。
「ごめんね。許してくれるかな?」
「いいよ。あたしを愛してくれているんだもの!」
良かった。これで不安はなくなった。今日は良い日になりそうだ。
彼女を愛していて、本当に良かった。




