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タンタタン譚(2017~2020)  作者: pai-poi
序章1~10 女装して助走
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虚構の侘助、現実の侘助

夢に彼女が出てきた。彼女はすこぶる機嫌が悪かった。

僕が怒らしてしまったらしい。どうしよう。


「どうして怒っていらっしゃるのですか?」

「あたしの大事なコートを踏んだから!」


そうか。記憶にはないんだけどな。気が付かないうちに踏んだのかな。



朝が来て僕は目覚めた。とりあえず謝っておくべきだろうと思って素直に謝った。


「ごめんね。許してくれるかな?」

「いいよ。あたしを愛してくれているんだもの!」


良かった。これで不安はなくなった。今日は良い日になりそうだ。


彼女を愛していて、本当に良かった。


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