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向かい干支
「兎の反対はねぇ、鳥だよ。」
「それは謎掛けかい?」
「事実だよ。事実は謎掛けよりも…、あれだよ。」
「両方とも1羽、2羽と数えるからかなぁ。」
「そうだったっけ?」
「わかった。干支。向かい干支かな?」
「そういう名前なんだ。でもそれは表面のお話だよ。」
「なんだか難しい話だね。」
「兎は跳びたいんじゃなくて、飛びたいんだよ。」
「ジャンプじゃなくてフライ?」
「そだよ。本当は耳よりも羽が欲しいんだよ。」
「鳥は耳が欲しいのかな?」
「たぶん。でも鳥の反対は兎じゃないかもしれない。」
「ちょっと混乱してきたよ。」
「とにかくあれだよ、兎の反対は鳥だって忘れちゃだめだよ?」
「わかったよ。」
「僕がいなくなっても忘れちゃだめだよ?」
「うん、大丈夫だよ。」




