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タンタタン譚(2017~2020)  作者: pai-poi
序章1~10 女装して助走
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恋愛二極化

僕はいじめる人。彼女はいじめられる人。


彼女は言う。「いじめないで?」と。


でも僕は思う。僕はいじめているわけではない。


この世の中は混沌。グレーで構成されている。最初は白と黒で始まったかもしれない。


そしてまた、白と黒に別離しようとしているのかもしれない。


白と黒。


混沌と静寂。陰と陽。光と闇。男性と女性。戦争と平和。プラスとマイナス。


農耕民族と狩猟民族。SとM。裏と表。過去と未来。創生と終焉。etc…。


この世が、この宇宙が2極の混沌で静寂しているのと同様に、僕らの心も2極存在する。


でも。


でもだ。そこに、その混沌の静寂に一石を投じると、途端に偏りが生じる。


僕は彼女と出会ってしまったから、彼女をいじめなくてはならない。


彼女は僕からいじめられなくてはならない。


彼女を愛しているから、愛するための必然だから、僕は彼女をいじめる。


愛することの表現方法がたまたま「いじめる」ってだけの話だ。


だから、いじめているのではなく、愛しているのだ。


彼女は言う。「いじめないで?」と。


だから僕は答える。「違うよ、僕は君を愛しているだけだよ。」と。


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