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蟲の世界
「この!蟲がぁ!」
グシャッバキッ!
何かが潰れたような音が洞窟に響き渡る。
「あ、ああ、弾が…」
キピャーーッ謎の生物が男に襲いかかる。その生物はまるで、蟲のような姿だった。
「大丈夫か!大里!」
彼は、手に持っているサブマシンガンを撃った。バリバリグシャッブシャーッ謎の生物は動かなくなった。
「ヒキロカネムシのようだな、噛まれたか?」
ヒキロカネムシは猛毒を持っている。噛まれれば数分後に必ず死ぬ。
「ひか、ギャプルアヤ」
大里は、小型の蟲に食われていた。
「カホヤラマクムシか、まずいな…」
彼は、大里の荷物を見て使えそうな物だけ、取りその場を去っていった。