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No.1959.Melting snow
君は僕といて 楽しかったのかな
聞きたくても もう聞く事すらも 出来なさそう
何故 こんなにも 好きになってしまったのだろう
何故 こんなにも 逢いたくなってしまうのだろう
赤い糸で結ばれてる なんて考える
ロマンチストじゃないけど 側にいて手を握っていたい
儚い想いはいずれ 塵ゆく定めなのだろうか
綺麗な花がいつか 枯れて朽ちてくように
想いとは裏腹な現実受け入れられず
ただいつか君が戻ると信じている
光を失ったこの目に輝きが灯るのを待っている
僕は君といれて楽しかったんだよ
これだけは 嘘偽りない本当の事だよ
何故 こんなにも せつなくなってしまうのだろう
何故 こんなにも 悲しくなってしまうのだろう
かじかんだこの手は 温もり忘れて
やがて凍えてしまって 腐って崩れてしまう
届かぬ想いを胸に この身は徐々に埋もれてゆく
吹き荒ぶ雪の嵐に もまれてゆく
視界一面が黒に染まりあがって息も凍った
春になれば雪は融けて消えてしまう
僕も一緒に融けて君の記憶からも忘れ去られるのか