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No.1997.静かなる蝕み
生きる意味も見出せぬままに
ただ 無尽蔵に過ぎて行く時間
働く事に支配されすぎたこの国
終わる事が約束され破滅へ進んでるのに
それでも日常は当たり前に過ぎて行く
死ぬ事も出来ず絶望の中で愛されたいと願い
尽きる事もなく発散される事もない性欲
搾取されるだけ搾取される毎日
わかっているのに働き続けなければ生きていけぬ
電気とうそと仮初の発展と紛い物だらけの国政
何度も騙されているのにまた騙された
選択する自由さえも与えられぬ我ら
造られた平和という名の幻想に満足したふり
本当は一歩また一歩と終わりに近づいてるのわかってる
でも認めたくないから認めちゃいけないから
周りの流れに身をまかせてまかせきって
自分で考える事全部放り投げちゃっている
静かに広がり続ける汚染 最悪の汚染
もう誰にも止める事も何も出来ない
スロウデス まさにその言葉どおりにいつか訪れる
その時になって 後悔しても時既に遅い
もみくちゃになってゆく日常の中の非日常
こんなところで何も出来ないでなんて無力
それでも無常にも時は過ぎて行く
静かなる蝕みは今もこの空をこの大地をこの星を




