表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シスターズアルカディアSideB-Brand new Sisters-  作者: 藤本零二
第2部第1章~Brand New Days~
47/58

第5話「嵐を呼ぶ編入生」

*


 6月17日月曜日、いよいよマコト姉さまとモトカ姉さま、そしてハヅキちゃんの編入初日の日がやって来た。


 改めて、ボク達の通うキュウシュウ国立第1軍学校高等部女子部は、コクラ中央市アタゴ区にある。

 いつも通りバスで登校したボク達は、マコト姉さま達を職員室へと案内したところで別れた。



 ボク達が教室に入ると、早速クラスメイト達から声をかけられた。



「ねぇねぇ、ミライちゃん!

 またミライちゃん達の姉妹がウチの学校に編入してくるんだって?」


「うん、ボク達より目覚めるのが遅かった姉さま達のリハビリがようやく終わってね、今日から登校が許可されたんだ」



 ちなみに、ボク達姉妹はとある事件に巻き込まれて数年間入院していたことになっていて、マコト姉さま達は先に編入したボク達より遅く退院した、ということになっている。


 教室内を見ると、すでに席が三人分用意されていて、クラスメイト達はどんな感じの子が来るのかそわそわしているようだ。



「ミライちゃん達の姉妹なら、きっとまたカワイイ女子に違いありませんわ♪」


「ううん、カッコいい子かもしれないわ!」


「どちらでも、美形なら私は構わないわ♪」



 自画自賛っぽくはなるけど、マコト姉さまもモトカ姉さまも、それにハヅキちゃんもカワイくてカッコいい女子だから、間違いなく人気者になるだろうな。



 そうこうしてるとHRホームルームの時間となり、担任の女性教師が教室に入ってきた。



「はーい、というわけで、早速だが編入生を紹介する。

 つい一ヶ月前もこんなことがあったが、その一ヶ月前に編入してきたフジワラ達の姉妹三人だ。

 理由わけあって、三人だけ編入が遅れていたわけだが、皆仲良くしてやってくれ!」



 それから三人の自己紹介となった。



「どうも初めてまして!

 ボクの名前はマコト・フジワラです!

 勉強は苦手だけど、運動は得意なので、来月の運動大会では皆の役に立てると思います!

 よろしくお願いします!」



「キャアアアアアアアッ!!」


「イケメンっ!!イケメンですわぁあああああっ!!」


「しかもボクっ娘!!レベル高いっ!!」




 やはりこうなるよね…

 マコト姉さまはナチュラル爽やか系イケメンだし、次のモトカ姉さまはゆるやか系カワイイ女子として、



「ボクはモトカ・フジワラで~す。

 ボクは姉ちゃんとは違って~、あまり運動は好きじゃないから~、インドア系ってことになるかな~?

 あと~、『マコト様ファンクラブ』会員募集中なので~、気になる方は~、このボクにご一報を~」


「ちょっ、モトっ、」



「『マコト様ファンクラブ』ですって!?」


「ちょっ、その話kwsk!!」


「『ミライちゃんファンクラブ』と両立出来ますか!?」


「待って!それなら『モモコちゃん大好きクラブ』とは!?」


「『メイコちゃんを愛でる会』の会員でも入れますか!?」


「『マイカお姉様に叱られ隊』隊員なんですけど構わないでしょうか!?」


「『ナナカお姉様にお嬢様と呼ばれ隊』のメンバーでもよろしくて!?」


「『ムツキ君『源氏物語』計画遂行部』の者なんですけど、」


「待て待てっ!誰だ、勝手にアタイらのムツキに変なこと企んでる奴は!?」



 なんか知らない単語がいっぱい出てきたぞ!?

 ボクらのファンクラブ的なものいつの間にそんなに出来てたんだ!?

 ちなみに、最後のツッコミはムツキ君ハーレムのメンバーのエリカちゃんだ。



 いい加減騒がしくなってきたところで、先生がパンパンと手を叩き、注目を集めた。



「はいはい、そういう話は休み時間にゆっくりな。

 まだもう一人いるんだから、このまま放置されちゃ可哀想だろー?」



 その一言でピタッと静かになるクラスメイト達。

 おかげで余計に注目されるような格好になって、緊張した様子のハヅキちゃん。



「あ、えっと…、わっ、私は、」


「大丈夫だよ、ハヅキ、落ち着いて、ね?」



 そんなハヅキちゃんの横にいき、さりげなく背中に手を当ててハヅキちゃんを落ち着かせるマコト姉さま。



「あ、う、うん、ありがと、マコト!」


「うん、もう大丈夫だね♪」



 その爽やかスマイルから溢れ出るイケメンオーラに、クラスメイトの何人かが鼻血を吹き出して机に突っ伏した。



「先生っーー!!カミツレちゃんとエレーナちゃんとイブキちゃんが倒れましたっ!!」


「放っておけー、どうせすぐ復活するだろー」


「やれやれ~、姉ちゃんは無意識でそ~いうことするんだから~…」


「え?ボク何かした!?」



 これがナチュラル爽やかイケメン…!



「な、なんだか大変?なことになってるみたいですけど…」


「あー、気にするな、そのまま自己紹介続けてくれ」


「わ、分かりました。

 私の名前はハヅキ・フジワラです。

 えっと、よ、よろしくお願いします!」



「か、カワイイ…っ!」


「正統派美少女だわ…っ!!」


「フジワラ家レベル高過ぎか…っ!!」


「わたくしもフジワラ家に生まれたかったですわ…!」



 元男子のハヅキちゃんだけど、ここ数日ムツミさん達と過ごしたことで完璧な女子となった。

 “正統派美少女”と誰かが言ったけど、まさにその通りで、下手をするとボク達の中で一番女の子らしい女の子かもしれない。



 こうして無事三人の自己紹介が終わり、改めてHRホームルームの再開となった。



「では、連絡事項だが、皆も承知の通り明後日は実力試験だ。

 実力試験は中間や期末と違って、直接成績に反映されることが無いとはいえ、今回の試験範囲がそのまま期末試験の範囲にも入ってくるということも考えた上で、きっちりとのぞむように」



「「「「「はい!」」」」」



「それと、今日編入してきた三人は急なことで大変かとは思うが、まぁ、優秀な姉妹達もいるから大丈夫だろう」


「は~い!」


「はい!」


「…はい」



 ちなみに、先月行われた中間試験では、学年22人中、マイカ姉さまが1位で、ボクが2位、モモコちゃんが6位、ナナカ姉さまが8位、ムツキ君が11位、メイコちゃんが20位という成績だった。

 メイコちゃんが赤点ギリギリだったという点以外では特に成績面で不安要素の無いボク達だけど、新たに編入してきたマコト姉さまが自分でも言っていた通り、本当に勉強が苦手ということなので、今日明日は二人の勉強が中心となるかな。



 それよりも、クラスメイト達のクチから出てきたボク達の怪しいファンクラブ的存在が気になって仕方がない…




*


 それからいつも通りの授業が続き、午前中の座学が終わって昼休みとなった。


 ボク達姉妹、というか主にマコト姉さまとモトカ姉さま、そしてハヅキちゃんの周りには、クラスメイト達や他の学年の生徒達数人まで集まってきたりして、いつも以上に騒がしかった。



 ちなみに、ボク達姉妹はいつもいつも揃って昼休みを過ごしているわけではなく、大概いくつかのグループに別れて過ごしているのだが、主にボクとモモコちゃんと何人かの友人グループ、それからマイカ姉さまと姉さまを慕う先輩後輩含めたメンバー、ナナカ姉さまに給仕のようなことをされるお嬢様グループ(ナナカ姉さま本人は「メイド修行になりますから」とむしろ楽しんでいる)、メイコちゃんを中心とした野球部のメンバー、ムツキ君ハーレム、といった感じだ。



 それで、今日もボクはモモコちゃんと二人の友人グループで集まってお昼のお弁当を食べていた(ちなみにお弁当は姉妹が日替わりで作っていて、今日はナナカ姉さまの担当だ)。



「つーかさー、ミライっち達の姉妹、本当美形ばっかでうらやましーわー」



 そんな風に口を開いたのは、褐色肌に金髪ツインテール、耳にはイヤリング、爪にはド派手なネイルという見るからにギャルな見た目の少女、サクラコ・オオハシちゃん。



「マジうちもミライっち達の姉妹に生まれたかったわー」


「そんなこと言うけど、サクラコちゃんだって普通にカワイイと思うけど」


「ま、それは自覚してるけどー、でもそーいうんとは違うっつーかー?」



 話し方も一昔前のギャルっぽい口調だが、化粧だけはナチュラルに拘っているというだけあって、素でカワイイ女子なのだ(いわゆるド派手な化粧で誤魔化す系ではない)。



「よく、分からない…?」


「んー、なんつーのかなー?無い物ねだりー的なー?」


「サクラコは贅沢だなー、美少女という意味ではサクラコも十分美少女だよ」



 そう言うのは、肉付きの良い、といっても太っているわけではなく、全て鍛えられた筋肉だ、それでいて身長は150センチメートル前後の、お下げ髪がかわいらしいリョウコ・ハマグチちゃん。

 彼女は両足が義足ながら、柔道をやっており、中学時代の大会ではキュウシュウ制覇を達成したらしい。

 しかし、彼女の真骨頂は射撃技術で、ありとあらゆる銃を使いこなすという特技を持っていたりする。


 ちなみにサクラコちゃんは両手が義手で、何気にネイルチップが小型ナイフになっていたりして、それで敵を切り裂いたり、相手に飛ばして攻撃するという見た目によらずエグいことをする。



「リョウコちゃんは間違いなくカワイイ系女子だねー」


「私がカワイイ系?冗談はよしてよ」


「いやいや、リョウコちゃんは自分が思ってるよりカワイイよー?」


「それは確かにその通りかも」


「意義なし…」


「ミライもモモコもよしてくれ!

 そんなことより!ミライは何か聞きたかったことがあるんじゃなかった?」


「おっと、そうでした!」



 そう、HRホームルームで気になったボク達の謎のファンクラブの正体について、結局昼休みになるまで聞く機会がなかったのだ。



「えー!?ミライちゃん達知らんかったんー!?」


「てっきり本人達公認なのかと…」


「なわけないでしょ」


「ボクも、初耳…」


「え、じゃあミライちゃん達は“軍学校女子部ネットワーク”を知らん感じなーん?」


「「“軍学校女子部ネットワーク”?」」



 どうやら、『ミライちゃんファンクラブ』や『モモコちゃん大好きクラブ』、『メイコちゃんを愛でる会』、『マイカお姉様に叱られ隊』、『ナナカお姉様にお嬢様と呼ばれ隊』、『ムツキ君『源氏物語』計画遂行部』とは、キュウシュウ国内にある全国立軍学校高等部女子部のみが閲覧できるネットワーク、通称“軍学校女子部ネットワーク”(正式名称はもっと長ったらしくて難しい名前なのだそうだが、もはや誰も覚えていないらしい)上に存在する、全軍学校高等部女子部に在籍する全女子生徒が参加できるクラブ活動のようなものの一部らしい。


 当然、そのネットワーク内には『野鳥研究会』や『アニメ研究部』など普通のクラブ活動も存在しており、各軍学校に存在する『野球部』や『文芸部』などとはまた違った、ネットワーク上での集まりとのこと(当然、オフ会と称してリアルで他学校生徒同士が会うこともあるそうだが)。



「え、じゃあ何?ボク達のファンが他の学校にもいるってこと?」


「そーいうことー」


「プライバシーの侵害も、甚だしい…」


「あははは…

 ま、まぁ、でも、ネットワーク自体はセキュリティがエグいみたいで、軍学校高等部女子部内にあるパソコンからでしか閲覧出来ないそうだから」


「そんなのあるなんて、全く知らなかったよ…」


「あー、じゃあ、昼御飯食べたらパソコン室行ってみるー?」



 サクラコちゃんに言われて、昼休みの残り時間でボク達は、学内にいくつかあるパソコン室の内の比較的学生が少ない部屋へと向かった。

 その際に、クラスメイトからの質問攻めから逃げてきたマコト姉さまとモトカ姉さまも一緒に付いてくることになった。



 適当な席に着くと、サクラコちゃんがかって知ったるといった手先でパソコンをどんどん操作し始めた。



「まずー、パソコン自体のログインはー、ID欄にー、この教室の部屋番号、PC-1D教室だから“1D”って入力してー、パスワードはー、毎日変更されているからめんどいんだけどー、毎回教室の何処かにさりげなーく書かれてるのを探しださなきゃなんだよねー」


「毎回探すの!?」


「先に知り合いが部屋にいてー、パスワード見つけてくれてたりしたら、その子から聞くのが近道かなー?

 あ、なべっちじゃん、ういっすー♪」


「おー、サクラっちー、ういっすー♪」



 どうやら都合よくサクラコちゃんの知り合いが近くにいたようだ。



「ちょい、今日のパス教えてくんないー?」


「おけー!黒板見てみー、日直のらーん」



 “なべっち”ちゃんに言われて教室の黒板の日直の欄を見ると、


 キ タ

 タ ナ

 ナ ハ

 ガ シ


 と書かれていた。



「さんきゅー♪」



 そう言ってサクラコちゃんは、ローマ字で“kishiga”と打った。

 すると、ログインに成功したのか、デスクトップが立ち上がった。

 簡単な暗号とはいえ、一瞬でそれを解読出来たように、サクラコちゃんは見た目によらず頭がいい(いや、ギャルが頭悪いというのは偏見か…)。



「え、待って、サクラコ!?なんでパスワードが“kishiga”なの!?」


「おや?マコト君は分からなかったのー?」


「え、だって、黒板には“タナハシ”“キタナガ”としか書かれてないよね!?」


「あ、なるほど!私分かったよ!」


「ええ!?リョウコまで!?」


「姉ちゃ~ん、こんな簡単な暗号も分からないの~?」


「楽勝…」


「ぐぐっ!?モトカにモモコまで!?ミライは、」


「当然分かってます」


「そんなー!?」



 このまま悔しがるマコト姉さまを見ているのも楽しいが、昼休みも残り少ないので、当初の目的を遂行するためにも、ここで時間を無駄にするわけにはいかないよね。



「簡単ですよ、マコト姉さま。

 “タナハシ”、つまり“タナ”は“シ”と読むので、“キタナガ”は、キ“シ”ガ、つまり“kishiga”が今日のパスワードなんです」


「あ…、ああっ!なるほど!そういうことかー!」


「マコト君が理解出来たところでー、次に“軍学校女子部ネットワーク”はー、デスクトップにあるこのアイコンから入ってー、次にIDはー、さっきの教室の部屋番号の前に“1-”って入れたのを入力してー、パスワードはー、自分の学生番号をーっと、ほい、これでログインかんりょー!」



 ブラインドタッチでさささっと入力していく手際は、本当に見た目からは想像出来ないな…



「んでー、ここのサイトのー、ここ!」



 サクラコちゃんが次々と画面をクリックしていくと、“軍学校女子ネットワーククラブ”なるページが現れ、そこに、



「おお~、『ミライちゃんファンクラブ』ってあるよ~!」


「サクラコ…っ!今すぐっ!今すぐ、そのページを開いて…っ!!」


「わーお、モモコちゃんの圧がかつてないー…」



 サクラコちゃんがモモコちゃんの圧に折れて『ミライちゃんファンクラブ』なるページを開くと、なんとボクの正面からの写真が中央に貼られたサイトがそこに現れた!



「へー、こんな風になってるんだ!」


「会員数、65人…!思った程、少ない…!何故、ミライの魅力…、皆分かってない…!」


「いやいやー、モモコちゃーん!65人ってメッチャ多い方だよー?

 このページは、うちら軍学校高等部の女子部のメンバーしか見られないんやからー」



 そう、軍学校高等部自体がキュウシュウ国内に現在20しかなく、一つの軍学校につき、男女合わせても200人~300人程度しか在籍しておらず、女子はその内の4割から5割程度だ。



「そう考えると~、大体軍学校に通ってる女子が150人程度として~、」


「よっ、四割!?そんなにボクのファンクラブ会員いるの!?」


「ふふ、皆…、ミライのこと、よく分かってる…♪」


「ちなみにー、ネットワーククラブ活動はかけもちもオッケーだからー、例えば『モモコちゃん大好きクラブ』だとー、」



 ページが変わり、今度はモモコちゃんを斜め後ろから写した写真がトップページの『モモコちゃん大好きクラブ』なるページが開かれた。

 その会員数を見ると、



「お、昨日より増えてるじゃーん♪」


「なっ、74人!?ボクのより多い!!」


「だっ、大丈夫…っ!ボクが、ミライのファンクラブに…、入ってあげるから、それで…!」


「いや、でもボクがモモコちゃんのファンクラブに入れば一緒だよね?」


「うぐ…っ!?」


「あははー、本当に二人は仲良しやんねー♪ちなみにー、この『モモコちゃん大好きクラブ』の会長はうちなんよー♪」


「サクラコちゃんやったんかい!!」


「あ、ちなみに私は『メイコちゃんを愛でる会』の会長です…」


「リョウコちゃんまで!?」


「なるほどね~…、だったら~、ボクが会長の『マコト様ファンクラブ』も~、ここのサイトに作れば~、」


「いや、駄目だよ!?会員は身内だけで十分だから!!」



 実はボクも『マコト様ファンクラブ』の会員です。



「あ、でも、このネットワークって軍学校生しか使えないんなら、卒業後とかはどうなるの?」



 ふと、そんな質問をマコト姉さまが口にした。

 確かに、ここにある『野鳥研究会』とかは、通常の学校のクラブ活動なんかと同じような扱い(ただ規模が学校を跨いでいるという違い)だから、卒業したところで問題はないだろうが、ファンクラブとなると、少々扱いが異なってくるよね…


 というか、よくよく見ればファンクラブ系のクラブ活動って、ボク達姉妹のしかなくない!?

 ということは、この手のクラブ活動が出来たのってつい最近!?



「…そ、そうか…っ!?」


「私達、卒業するん、だよね…!?」



 二つのファンクラブの会長が動揺してる!?



「え、まさかそのこと考えてなかったの…?」


「盲点だったわー、マジ考えてなかったわー」


「いやー、私も『ミライちゃんファンクラブ』と『モモコちゃん大好きクラブ』なんてのを見かけたから、勢いで『メイコちゃんを愛でる会』を作っちゃったけど、卒業したらどうすんだろ、これw」


「いや、笑いごとじゃないでしょ!?」


「まー、ここは『ムツキ君『源氏物語』計画遂行部』の部長でもある、超天才スーパーハッカーのミナちゃんに、卒業後もログイン出来るようなシステムを開発してもらうしかないね♪」



 エリカちゃん、身内ムツキハーレム裏切り者(ファンクラブ部長)がいましたよ…



 まぁ、何はともあれ、あくまで身内内だけで盛り上がるためのクラブ活動なら問題はない、かな?

 ちなみにこれは後で知ったことだけど、マイカ姉さまやナナカ姉さまはすでに自身のファンクラブ的存在を知っていたらしく、ボク達にはあえて黙っていたとのこと。

 というか、ナナカ姉さまに至っては、自ら『ナナカお姉様にお嬢様と呼ばれ隊』の名誉隊長として、隊員の前でメイド服を着て昼休みや放課後に集まって、隊員達に給仕しているとのこと(そういやさっきも教室でしてたけど、あれクラブ活動だったのか…)。



 そんなこんなで、実力試験まであと二日!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ