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シスターズアルカディアSideB-Brand new Sisters-  作者: 藤本零二
第1章~Brand New Story~
13/58

幕間「???」

*


―――新しい身体はどうだい、×××?



 誰だ、俺の名を呼ぶのは…?



―――やれやれ、アタイのこの顔を忘れたのかい?



 お前は……!


 しかし、何故お前が俺の目の前にいる?

 俺はカラオケ店に行って、俺好みの女を見つけたら、そいつに例の薬を飲ませて、共に自爆して二人で“新人類”として新たな人生を歩む予定だった…


 ちょうどいい具合に五人の美女を見つけたから、そいつら全員を俺の女にして自爆するつもりだったのに、変な糞餓鬼に邪魔されて…!



―――結局、一人寂しくパトカーの中で自殺したんだったっけ?



 …ちくしょうがっ!!

 俺の新しい人生が…、女だらけの酒池肉林が…っ!!



―――まだ諦めるのは早いんじゃない?



 …あ?どういうことだ?



―――アンタは、何故今アタイと話せてると思ってるの?


―――死んだハズのアンタが、何故アタイの目の前にいるの?



 ………じゃ、じゃあ、まさかっ!?



―――ああ、だから最初に言ったじゃない?



―――新しい身体はどうだい、と………



 そうか、じゃあ、俺は超能力者として、“新人類”として生まれ変わったんだな!?



―――ああ、その通りだよ。



 そうか…!そうか、そうか、そうか!!

 俺はっ!!俺はっ!!



―――早速だけど、アンタのその能力を使って、存分にアンタの欲望を満たしてもらうとしようか。


―――それが、アタイからアンタへの最初の任務だよ。



 ああ…、そういうことかい…!

 いいぜ、分かった、あんたの命令通り、好きにさせてもらうぜ。


 “新人類教”の新教祖、()()()()様よー!!




*


 それから数日、俺は俺の能力を使って俺好みの女共を見つけては俺のものとし、側に置いた。


 だが、そんな中でも俺はどうしても手に入れたい女がいた。

 あのカラオケ店にいた五人の女、その中の一人、確かムツミって呼ばれていたか。

 あの女だけはなんとしても手に入れたい。

 勿論、あわよくば他の四人も一緒に俺のものとしたいが、欲をかいて一人も手に入らないでは意味がない。


 まずはあの女、ムツミを確実に手に入れて、俺のものとする…!



 そのために俺は、俺の能力をフル活用してあの女の居場所を探った。



 そして、ついに見つけた…っ!!



 ()はトイレに入るその女をゆっくりとける。

 今、このトイレには個室に入ったその女と、洗面台の前にいる()しかいない。



 今しかないという俺の思いと同時に、だが今動くのはまだ早計だという冷静な俺が脳内で言い争う。



 ……だが、個室から出てきたその女と目があったその時、冷静な俺の意思は脆くも消え去った。



「あら?あなた、確か隣のクラスの…

 私に何か用かしら?」


「…あ、はい、少しムツミさんとお話したいことがありまして」



 そう言って()は、その女の右手に触れる。



「………えっ?」



 その瞬間、その女は俺のものとなった。

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