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愚者の雨  作者: 神城 摩葵
第1章『夢見心地。移り行く平凡』
4/35

4 「Arms ~武器~ 」

次回もよろしくお願いします。

        


           1



 有崎は無事に試練を乗り越えて洞窟から出てくる。そして、有崎は原島に問う。

「〈魔挽き〉っていうのは何?」

と。原島は簡潔に答える。

「世界に仇なす脅威〈魔神〉と闘うことを義務づけられた人間の名称です」

と。有崎はその答えを聞いてそういうことか。と思うのだった。

 また、彼らは移動し始めたので、有崎は無言で追いかける。そして、到着した場所は(ほこら)。神が(まつ)られている神聖な場所である。有崎が茫然(ぼうぜん)としていると、神籐から声がかけられる。

「花蓮ちゃん。行ってきなー」

また、有崎だけで行かないといけないらしい。



           2



 有崎が長い階段を一段登った時、成宮に引き止められる。疑問に思っていると、生田から伝えられる。

「この上には愛梨さんと一緒に出向(でむ)かないといけないんだ」

と。有崎は成宮に言った。

「よろしく」

と。成宮はその言葉を聞くと、嬉しそうな顔をして有崎の隣に行き、成宮は有崎の左手を握る。彼女達は階段を登って行った。



           3



 長い階段を登り終わると、雷神の石像があった。成宮がその石像の前に行く。

「お目覚め……ください。……雷神様」

成宮は目を瞑りながら祈る。すると、雷神の石像が淡く光り始める。眩しい光を遮るため、左腕で目元を隠す。



           4



 数分後、眩しさが()んだので、有崎は左腕を目元から退()かす。そして辺りを見渡すと、そこは何も無い空間。

 どういうことだ。と思っていると、有崎の目の前に可愛らしい少女がいた。少女は眠たそうにしながら、有崎に質問する。

「なんダー、君ハー。私になんのようダ?」

有崎はその質問を受け、困った顔をする。

 有崎自身、何をするためにここに来たのかわからない。そして、どうやって来たかも理解できていない。そんな状態だった。

 無言でいる有崎に別の人物が話しかける。

「テメェは誰ダー。俺らの領域になんのようダ」

と。その人物は少年で荒々しい角がある。そんな彼に抗議する声が聞こえる。

(うるさ)いナ。黙レ」

と。仲があまり良くないようで、戸惑っていると、また違う少年に話しかけられる。

「貴様ハ、それデ、何しに来タ?」

と。有崎が困っていると、スマートフォンが鳴る。それに出ると、原島の声が聞こえた。その声に彼らは反応する。

 原島の声が聞こえているようだ。

《すみません。〈武神(ぶこう)〉様。有崎さん。聞こえますか? 目的を言っていませんでしたね。困らせてしまいました。すみません》

彼らに断りを入れたあと、原島はそう有崎に言った。

《大丈夫だけど》

《そうですか。良かったです。それでは、目的を教えますね。貴方の目の前にいるのは〈武神〉様、所謂神々です。……この人数は珍しいですね。貴方には彼らが宿る武器を収得していただきたいんです》

《収得?》

《難しく考えなくても大丈夫です。神代(かみよ) 我 力に と唱えれば契約が結ばれます》

 原島に言われた通りに唱える。

「神代 我 力に」

と。すると、有崎の周りが淡く輝く。

 その光に耐えると、元の祠にいた。だが、一つ違うことを挙げるとすれば、有崎の左手に白く光る刀が握られていた。

 有崎の元に成宮がやってくる。そして、心配そうに言った。

「大丈夫……ですか? ……身体に……異常……は

……ないですか?」

有崎はそっと、微笑みながら答える。

「大丈夫。ありがとう。成宮さん」

その答えに成宮は安心するのだった。



          5



 成宮と一緒に有崎は原島達の元に到着すると、神籐に話しかけられる。

「〈武神〉様がー四人って凄いねー。前代未聞だよー」

「そうですね。一人につき一人だと思っていましたが、違うようですね」

続けて原島にも話しかけられる。

 〈武神〉は一人につき一人というのが普通だそうだ。何故、有崎には四人も宿っていたのかは誰にもわからない。そして、神は遺伝子によって異なるようで、能力と同様に人それぞれである。

 神と武器は密接に関わっていると、有崎は原島から教わった。


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