言えない。
コメント下さると嬉しいです。
(つまらん、面白いなどなど)
12月31日。
そろそろ俺は奈々との関係に限界がきていた。
相談できる友達は白羽しかいないのであの事は忘れ、仕方なく、白羽に相談した。
「俺、決めたわ、もう別れる。」
そんなことを言ってから、すでに一週間が立った今。
クラスの女子からこんなことを言われた。
「旬って、本当に奈々のこと好きなの?好きなら好きって言ってあげなよ!」
(嫌いだよ)
なんて本当のことは言えない。
「今日言えよな〜!」
「はいはい。」
(言えない。)
旬はこの場すぐに離れた。
もし、好きなの?と強く聞かれても「好き」とは嘘はつけない。
何故?何故俺は嘘でも『好き』と言えないのか。
多分だが、旬は元カノの事を今でも大事にしている。だから、彼女がもしまだ自分のことを好きならば、自分の事を諦めてしまうかもしれないと無意識で思ったのだろう。
旬は改めて、元の彼女の大切さに気づいた。
『もう一度、会いたい。』
『もう一度、付き合いたい。』
『もう一度、そばにいたい。』
『もういい一度、話したい。』
旬は今すぐにそうしたいと強く思った。
だか、そんなことは不可能である。
LINE、電話番号は持っていないし、最後に話したのは別れた以来全くしていない。
でも、この気持ちは抑えられなかった。
旬はスマホを手に取り、奈々のトーク画面を開いた。
そして、こう送った。
「別れよう。」
と理由はつけずに別れを伝えた。
すると、既読はすぐにつき
「わかった。」
俺と奈々の関係はこんなあっさりと幕を閉じた。
俺は嬉しかった。
旬は奈々と別れて、もう一度やり直せると思っていた。
だか、俺にはやっぱりできなかった。
電話番号やLINEをほかの子から聞き出す勇気もなく、直接なんて絶対無理。
「俺は情けない。なんでこんなに俺は弱いんだろうか、誰か俺を助けてくれないか…。もう一度付き合いたいよ。」
旬は自分じゃ何もできなかった。
つぎで完結にしたいと思っています。