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相反

初出:2008年10月8日

今日も今日とて、メモの話。


アイデアをメモしていると、ときどき『絶対に同時には使えないアイデア』といいうのが出てくることがあります。

『スペリオル~希望の目覚め~』第一話~第四話のときがそうだったのですが、僕はあの話のプロットを練る過程で、


1.ミーティアとアスロックは街中で出会い、王宮でアスロックがミーティアの正体を知る

2.二人は王宮で会うのが初対面。のちに街中でバッタリ再会


という二つのアイデアのうち、どちらを使ったものかと、思いっきり悩みました。それはもう、両方のアイデアを妹に聞いてもらい、「読むほうとしては、どっちが面白い?」と尋ねたほどです。

それほどまでに、この二つは甲乙つけがたかったのですよ。それこそ、できることなら両方ともやってしまいたかったくらいに。


『スペリオル~希望の目覚め~』を読んでくださった方ならご存知の通り、結果的に僕は1のほうをとりました。

だって、妹が「そっちのほうがいいと思う」と言ってくれましたので。

個人的には、どっちも同じくらい使いたかったため、あとは最後の一押しをしてもらえればそれでよかったのですよ。なので妹の感性で『いい』と判断してくれたほうに決定。

つけ加えるなら、人に訊いておいて、『いい』と言ってもらえなかったほうを選ぶのって、正直、どうかと思いません? 信用していないというか、なんというか。


さて、そういうことが僕には割としょっちゅうあります。

そして思うのが、こういう状態でも執筆って詰まりやすいんじゃないかな、ということ。

なにしろ自分ではどちらを選んでいいか、思いっきり迷ってしまいますからね。最終的に投げ出したくなってしまうこともあるのかな、と。


そうそう、ネタがないというのも詰まる原因のひとつですよね。でも僕はこれ、割と陥ったことがありません。

なんというか、応募を考えて書いているのならともかく、技術を上げたいとか、楽しく書きたいとか、そういう理由でネット小説を書くのなら、ネタがない状況に陥るというのは、そうそうないのですよね。

だって、いざとなったら自分の好きな作品を引っ張り出してきて、そこからありがちなネタを拝借してきてしまえばいいのですから(かなりの問題発言)。


もっとも、これは僕にプライドがないからなのかもしれません。

たとえ応募作でなかろうと、書く以上はオリジナリティを求めるべきなのかもしれません。

技術を上げるためだけに書くのであっても、ありがちな話を書くだけで満足していてはいけないのかもしれません。


でも、これはちょっと泣き言入っちゃいますが、オリジナリティのある設定やキャラを思いついたのなら、それは自分が納得できる舞台(ぶっちゃけ、応募作)、納得できるストーリー、納得できる世界観でこそ使いたいと思うのですよ。


そもそもありがちなネタというのは、需要があるからこその『ありがちなネタ』なわけで。

『ありがち』になるのを嫌がって、執筆そのものが詰まってしまうよりかはずっといいと思うのです。

実際、『ザ・スペリオル』なんかは『ありがち』の塊ですからね(笑)。


これは『ライトノベルを書きたい人の本』の最後に書いてあったことですが、(作品を応募する上で)もっとも大事なのは『最後まで作品を仕上げること』と『仕上げた原稿はきちんと見直すこと』なのだそうです。

どちらもまったくそのとおりだと思いますよ。僕も必ず見直し作業はやっていますし、作品は最後まで書いてこそ、だと思っていますしね。

また、だからこそ『ザ・スペリオル』がブログ上でそれなりに高い評価をいただけたのでしょうし。


さて、物語を広げるだけ広げましたし、あとは僕も一章ずつであっても、着実に終わらせていかないといけませんね。

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