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『三』という区切り

初出:2008年8月1日

周囲を見回してみたところ、連載作品には『第三部分』で止まってしまっているということがままあります。

というのも、どうも第三話を書き終えたあたりでスタミナが切れてしまったり、作品の内容に自分で飽きてしまったりするみたいでして。


当時、僕はそうなることだけは避けようと思って、『ハーメルン』に投稿している『マテリアルゴースト』(富士見書房)の二次創作小説、『いつまでもあなたのそばに』を最低でも第四部分まではやろう、と考えていました。

で、結果として、現在は第十二部分まで続けられているわけなのですが。


でも、これがすごいことなのかと問われれば、僕としては『そうでもない』と答えざるをえなかったりします。

なんというか、第三話以降(ここからは『話』と表記します)も続けられるなら、第十話も割とすぐに迎えられるものなのです。

とにかく第三話で止まらなければ、そのあともモチベーションは維持できるものなのです。

……まあ、それでもやっぱり、執筆や投稿が遅れることはありますが(苦笑)。


あ、むしろ、第四話の投稿までモチベーションを維持出来なかったら、長編を完結させることは不可能、と言い換えたほうがいいのかもしれません。

とにかく、第三話なのです。

停滞するも続けるも、第三話を投稿した直後からが勝負なのですよ。

より正確に言うのなら、第三話投稿後~第四話投稿前、となりますが。


あ、物語が第三話で停滞してしまうのは、第三話まで書けばとりあえずの満足感が得られる、というのもあるのかもしれません。

もちろん一番最初に満足感を得られるのは第一話の投稿後なのですが、しかしそのあと――第二話を投稿したときには、第一話ほどの満足感は得られず、どうにも中途半端な感じがしてしまうのです。

ええ、少なくとも僕はそう感じたのですよ。


で、『三話でまとめる』というのは、非常に『美しい』構図にもなるのですよね。

ミステリならば、『事件の発生→推理→推理の披露及び犯人当て』と全三話で物語をまとめることが多いですし(僕が『ハーメルン』に投稿した『マテゴ! 視点変われば!?』も、それに似た構図を狙いましたし)。


また、誰でも『三部作』という言葉を聞いた覚えはあると思います。

もちろん全二部構成の作品もありますが、やっぱり『三部作』のほうが美しいと僕は思えます。

なんというか、人間(あるいは日本人)は、構成美として『三』で区切るのを非常に好んでいる気がするのですよ。

なので最近は、地の文も三行ずつで区切っていたりしますし。


あ、話はものすごく変わりますが。

現在、僕は『生徒会の一存』(富士見書房)の二次創作小説、『競う生徒会』という短編を書いているのですが、これ、書いているときのテンションにものすごく左右されます。

そして、ギャグが内容の『ほぼすべて』を占めるため、「これ、本当に面白いのかな?」とか思うと、どんどん弱気になっていきます。

ダメですね。やっぱりギャグを書くときは勢いに任せて、「これが面白くないわけがない!」というくらい強気になって突っ走らないと。

そして、強気になるためにはハイテンションにならなければならないという。


でも、テンションって上げようと思って上げられるものではないのですよね……。

どなたか、意図的にテンションを上げる方法って、知ってます?


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