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第一編まとめ
「これで、第1編の説明は終わり。どうだった」
「うーん、やっぱし難しい……」
彼女はそういいつつ、やはり首を傾いでいる。
難しい範囲なのは間違いない。
「刑法総論は、どうしてもそれだけをみてわからないって言うのは多いからね。各論で順々にみていくと、わかりやすいかもね」
「じゃあ、明日、かな」
もう日も落ちている。
明日は裁判が入っている。
どうしても抜けられないからそれを話すと、わかったと彼女は言ってくれた。
「じゃあ、次はいつが空いてるの?」
俺はそういわれて手帳を確認する。
「どうだろ、金曜日の午後3時以降とか」
「うん、大丈夫」
彼女は授業は午前中だからと言って、それから携帯を見る。
「うん、大丈夫」
再び言った。
「それじゃあ、その日に。またここでいいね」
「うん」
そういって、彼女はかばんや色々をもって、先に帰るねっといいおいて、本当に先に帰ってしまった。




