嘘吐きの夏の話。
大好きで大好きなのは本音で、
絶対此れだけは冗談でも嘘でもない。
*虚言癖
*一話完結
*永遠片思い
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もう、一年になるか。
『恋い焦がれて、焦がした夏は』
嘘吐きの夏は真っ黒で、
息苦しくて自分でも辛かった。
虚言癖の夏は今年も真っ黒だった。
嘘で創り上げられた自分と。
嘘だらけの関係と。
黒く焦げた自分の虚像は
いつしか脆くボロボロ崩れてた。
もう、二年目になるや。
崩れて落ちた黒く汚れた灰は
今年も貴方を想ひて 萌える 燃える
だめですよ。誤魔化しちゃ。
今年の夏で3度目の後悔です。
『嘘はやめろよ?』の声が重くて低くて。
好きなら正直で居ることです。
嘘はだめですよ。絶対に。